嵯峨野功一のレビュー一覧
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教養ある人とは知識と知識を繋げてストーリーとして分かりやすく説明できる人とのことだが、これがなかなかできない。ものを読んだり聞いたりしたときの一つ一つの事実の記憶が甘くて、ぼんやりとしか掴めていないので、曖昧な言葉にしかならず、うまく他人に説明できない…意識的に訓練していくしかないのかな…
人間の脳は後で教えてもらえると分かっているものは覚えないというくだりにドキッとした。わからないままで放置するよりましかと思い、ここのところ度々ネット検索のお世話になっているのだが、また調べられると油断して知識として定着しにくいのだとしたらほどほどにしなければ。 -
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受験勉強をしていたころ、適性診断テストのようなものを受けたことがある。結果は「人間工学」「教育工学」といったものだったように記憶している。理系なのか?文系なのか?さっぱり分からなかった。
この本を書店で見つけた時、それを思い出したので読んでみた。
マー、やっぱり良く分からないな。
最後の方に「・・・5か条」というのがあって、その5番目を引用しておこう。
「気になったものは人に話してみる」とある。その通り!共感!自分はSNSやメルマガなど色々発信しているのはまさにこれだ!
もう一つ。これも巻末に、「★理系ワールドを楽しむオススメの10冊」があった。なかなか興味深いリストだ。
「ご冗談でしょう -
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竹内さんの書籍紹介や書評がわりと面白いと
思っていたので、その竹内さんの新刊を読んで
みた。
正直言って、やや期待はずれ。
「文系バカ」と言われる事例、「理系バカ」と
言われる事例をそれぞれ10ずつ挙げているけれど、
別に改めて書いてもらわなくてもなぁ、という内容。
飲みに行ったときの話題としては面白いかもしれ
ないけど。
文系の自分に参考になったのは、「第5章 文理
融合センスを磨く5カ条」の一つ "どんな情報も、
まずは疑ってかかる"の箇所。
環境問題を考えるときにこれを当てはめてみると、
違った見方ができて、いろいろな疑問が噴出して -
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教養バカというと刺激的なキーワードの本のタイトルの通り、断片的な中途半端な知識だけ持ってても、人にきちんと伝えられない、人を引きつけられないと意味ないよ。という話。
刺激的なタイトルと冒頭の煽りに対して、
内容は実はオーソドックスでへぇーというものはあまりなかった。冒頭で腐している教養バカの人たちももちろん知ってるようなふつうの話が多い印象。
特に後半は、あまり本筋に関係ない話も多く感じた。
まぁでも本読んでいっぱしに知識増やしていこうと思ってる自分には良い意識付けにはなったかな。
全体的にはまっとうなことは書いてるので星3つ。偉そうですませんが、期待以上って感じではなかった。
新 -
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第1章は理系雑学集、第2章以降は科学の現状への警告といった構成でした。
タイトルは『理系バカと文系バカ』ですが、内容は「理系人間から見た文系バカ」といったところでしょうか。かなり理系よりの意見に偏っているように思います。
とはいえ科学の現状に対する指摘は至極真っ当で、「日本人は科学に実用性を求めすぎる、文学作品を楽しむようにもっと科学それ自体を楽しもう」など、納得させられるものばかりでした。たしかに、ノーベル賞受賞者に対して記者団が「この発見は何の役に立ちますか?この発見で何が変わりますか?」などとインタビューするのを見て私も辟易した覚えがあります。応用科学というのは基礎科学の上に作られるわけ -
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第1章で偏った例を出して面白おかしく描き、その後に真面目な解説が続きます。理系でも文系でも偏りすぎてはダメで文理両道・文理融合で行かなければならない、ということが言いたい本です。そのはずなのですが、第3章は「日本は理系人間が育ちにくいのか」、第4章は「理系センスがある人はどこが違うのか」など、文系の人に理系思考を解説する内容となります。文章は読みやすく面白いです。
また、巻末に「理系ワールドを楽しむオススメ10冊」が載っています。文系の人で理系ワールドを知っていきたい人には道標になるでしょう。しかし、逆の文系ワールドを楽しむオススメは載っていませんでした。私は文系思考を知りたかったので、その -
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ネタバレわかりやすく説明するために意識するが書かれている。『バカの壁』を思い出しました。伝えることの難しさは日々感じます。相手の頭の中に絵を浮かび上がらせることを意識して話したいと思いました。
■メモしたい箇所
・教養ある人と教養バカの違い、それはストーリーテラーになれるかどうか。教養人とは相手が興味を持つようにストーリーとして伝えることができる人。
・わかりやすさとは何か。それは、「相手の頭の中に『絵』が浮かび上がった瞬間に、人はわかった。と感じる」
■知らなかった用語
・交換記憶:「人間の脳は、自分で覚えなくても、相手に聞けば教えてもらえる事柄は覚えようとしない」
=>妻に聞けば答えてくれるので。 -
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教養バカ。そう。僕です。
最近実は本を読む数減らしました。
月に5冊くらいでしたが今は10日に1冊ペースで月3冊。
読むのも1冊読み終えてから次を読みます。
前まで本って序盤面白くて中だるみして終盤また面白いというのが多いので、中だるみした時にもう1冊違う本を読み出して2冊同時に読んでましたがそれもやめました。
結局入れ過ぎてもダメだと思うんですよね。
この本にもありますが相手に伝えられるようにならないと知識になってないというか。
本の内容とは少し離れましたが本当の教養人になるためにはひたすらわかりやすく伝えるということ。
話を作り上げるための知識と知識を繋ぐ接着剤を多く持つことだとしてます。 -
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ネタバレ空前の教養ブームである昨今、知識はあるものの、実際に話してみると面白味がなかったり、ストーリーがなかったりする人がいる。そのような人は知識をひけらかしているだけの「教養バカ」といえ、他人から敬遠されたり、物事を多角的な視点から考えることができなかったりする。そのような「教養バカ」を脱して真の教養人になるには、相手に分かりやすく伝えるためのトレーニングをすることが必要なのである。
端的に言えば、分かりやすい人とは、相手の脳内に素早く絵を描かせてくれる人である。すなわち、相手を意識し、相手を知ることを通じ、相手の想像力に働きかけることによって、自分の脳内の絵を相手の脳内に可能な限り正確にかつ具