池上司のレビュー一覧

  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    映画化されると聞いて、すぐさま本書を手に入れて読んだ本。
    原作の壮絶さを読んだ後に、映画を観ると少し残念。

    0
    2014年08月12日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    艦これに影響されて史実ものに手をだしてみた.最後の最後で逆転するお話なので個人的にはお気に入りの一冊.時期は呉空襲(戦争末期)のあたりから終戦直後までの物語で重巡洋艦「インディアナポリス」(対潜装備)を落とすまでをアメリカ,日本の艦長達からの視点で書かれたもの.

    0
    2014年07月01日
  • ミッドウェイの刺客

    Posted by ブクログ

    艦長のかっこよさ。士気が低い部下を態度と結果で持ち上げるすごさ、土壇場で落ち着く冷静さ。何かのプロジェクトリーダーは斯く有るべし。大胆さ、冷静さ、機転のきかせかたすべてが素晴らしい。
    ストーリーもありがちなのに、緻密なディテール、キャラクターの魅力。すべて一級品。戦記でありながらエンターテイメントとして成り立っている素晴らしい。

    0
    2011年03月08日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    池上司のデビュー作にして、大東亜戦争の日本国海軍の潜水艦「伊58」と、アメリカ海軍重巡洋艦「インディアナポリス」との海戦を描いたフィクション戦記。
    日本の敗戦も色濃くなった1945年7月16日。帝国海軍軍司令部よりレイテ島沖の重要艦船攻撃の命を受け、呉港から出撃した伊58潜水艦は広島、長崎に投下される原子爆弾をテニアン基地に輸送後、グアムを経由してレイテに向かう途中のアメリカ海軍重巡洋艦インディアナポリスを7月29日、魚雷攻撃(雷撃)で、発射した6発のうち3発を命中させて撃沈、呉港に帰還後、来る8月15日の終戦を迎える。この海戦は大東亜(太平洋)戦争において最後の艦艇同士の戦闘となり、また、日

    0
    2015年10月02日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    攻撃側の戦果が攻撃された側の被害として描かれながら、攻守が交互に展開していく。次が知りたくて、一気に読み終わった。ありがちなストーリーだが、史実を脚色している点で、登場人物にリアリティがあった。映画化されているようだが、おそらく原作は超えられていないだろう。

    0
    2012年05月18日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     日本海軍と聞いて、多くの人は、戦艦の華々しい活躍や、空母による航空攻撃などをイメージするだろう。しかし日本海軍の艦艇同士の戦闘における最後の戦果は、昭和20年7月、伊五八潜水艦によるアメリカ重巡洋艦インディアナポリスの撃沈である。
     昭和20年7月、約100人と人間魚雷・回天を載せた伊五八潜水艦は呉を出港、フィリピン東方を通過する敵艦を、サイパン沖で撃沈せよ、との特命を帯びていた。戦局はもはや絶望的で、謎が多く困難な任務だが、倉本艦長は任務を全うするべく全力を尽くす。
     一方、インディアナポリス艦長マックベイもまた、不可解な指令をうけ、正体不明の物資を積み込み、サイパンを目指す。果たして、浅

    0
    2012年04月02日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    史実を新解釈したセミ・ノンフィクション←こんな言葉あるのか?

    最高のエンタテイメント!潜水艦モノだけで個人的にそうなりますが…

    映画「真夏のオリオン」の原作、ただしストーリーは別物。映画は残念でした。日本で「Uボート」並みの映画は無理なんだなぁ…ストーリーだけならこの原作負けてないのに…

    0
    2011年10月18日
  • ミッドウェイの刺客

    Posted by ブクログ

    久久に一気に読んだ面白い本^^
    最近は、無造作に色々な本を買ってますが、
    これは二日で読んだ快挙本(平均一週間読破だから)

    結構難しくない描写だから読みやすい。
    そして、すっごく現実味のある書き方。
    艦長が凄く人間味ある感じで、些細な事で悩んで感動して、
    お守り貰って神頼みとかもして、
    それでも皆を纏めようと必死になって、
    揺るがない信念もって作戦遂行にあたるだなんて

    はらはらどきどきで読めた小説は久久かもー
    そういう意味で、作者の別の作品も読んでみたくなったかな。
    潜水艦好きになりそうだ

    0
    2009年10月31日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    現在公開中の「真夏のオリオン」原作。だが映画ははっきりいって別物である。
    福井晴敏氏がこれを元に映画を脚色しているが、あそこまで変えてしまうのなら
    原作といってほしくない。彼の作品は好きだが今回の件に関しては失望した。

    こちらの原作はまさに男の汗臭いドラマである。横山秀夫が好きな人は読むべし。

    0
    2009年10月07日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    太平洋戦争における艦艇同士の最後の戦闘、重巡洋艦インディアナポリスと潜水艦伊58の戦いをモチーフにした作品。決して私自身戦闘的な性向を有しているわけではないと思うのですが、戦艦だとか潜水艦だとかの文字をみると、のめりこんでしまいます。あとがきで、作者の方が、内容の「半分が歴史的事実」と書いておられるのですが、残り半分がフィクションであることを感じさせない出来栄えです。人生を翻弄する戦争について、思いをあらたにしました。

    0
    2011年07月15日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    09年6月13日公開予定の映画「真夏のオリオン」の“原作の原作”ということで興味を持ち、読んでみました。第二次大戦末期にグアム島沖で展開された米重巡洋艦インディアナポリスVS日本帝国海軍伊号第五八潜水艦の死闘を描いたアクション&サスペンス小説です。じっくり大事に読み進めようと思っていたのに、スリリングな展開に引き込まれて一日で読んでしまいました。実話が題材となっているので話の展開は史実どおりですが、内容の半分ほどは著者による脚色(フィクション)が織り込まれているとのことです。
    巡洋艦VS潜水艦の双方の知略を尽くした戦闘シーンが、丁寧でシンプルな描写で淡々と綴られているのが好印象な作品でした。い

    0
    2009年12月21日
  • ゲーム・メーカー 沈黙の侵略者

    Posted by ブクログ

    池上司さんの遺作? いい作家だったのに残念でならない。

    物語は湾岸戦争時にペルシャ湾に派遣された海上自衛隊のシーンから始まる。
    イギリス海軍と共同で掃海していたが、イギリス海軍の掃海員が触雷し爆死する。

    物語は現在に飛び、日本は未曾有のテロに巻き込まれ、海上自衛隊が中心となりテロ集団と戦うというのがざっくりしたあらすじ。

    池上司の名作は「雷撃震度19.5」や「八月15日の開戦」だが、本作は現代戦を描いているが、ストーリーとして破綻することなく読んでいられる。

    あえて言えばテロリストの動機がちょっとかな。

    まったく、惜しい作家を亡くしたものです。

    0
    2025年03月03日
  • ゲーム・メーカー 沈黙の侵略者

    Posted by ブクログ

    日本政府に脅しをかける為の機雷を東京湾に仕掛ける元軍人(ゲームメーカー)と、機雷を撤去する退官間近の自衛隊員の心理戦。機雷は敷設した側に圧倒的主導権があり、東京湾を封鎖させられる事による日本の経済的、軍事的な打撃は納得感があり、機雷戦にフォーカスしたストーリーは斬新だと感じた。
    展開から終結は想像したよりもあっさりしたものだった。

    0
    2023年03月06日
  • ミッドウェイの刺客

    Posted by ブクログ

    ミッドウェイ海戦での米空母ヨークタウンを撃沈した伊168の話。ただしノンフィクションではない。レーダーの無い時代、魚雷攻撃は攻撃側も命がけだったのがわかる。

    0
    2021年10月23日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦、潜水艦伊58が米重巡洋艦インディアナポリスを撃沈。この史実にフィクションを加えて出来上がった戦争小説。潜水艦好きにはたまらないバトルシーンあり。

    0
    2021年10月18日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    太平洋戦争最後の帝国海軍の大型艦撃沈記録であり、テニアンへの原爆輸送任務の後の撃沈であることから、陰謀論まで囁かれる、伊58潜水艦による米重巡インディアナポリス撃沈の史実を脚色した海戦小説。
    指揮官同士の性格まで読み合う心理戦、奇抜な戦術を駆使したり、深海で息を潜める緊張感など、潜水艦ものの王道を行く物語。
    途中で拾った潜水艦に無縁の少将が指揮を執ってここまでできるかとかは、疑問に感じざるを得ないし、決着がついた後にもう少し余韻が欲しかったかなーとか、著者の処女作だけにもう一つな部分もあるのだが、それでもなお読ませる著者の潜在力を感じさせる作品。

    0
    2017年06月18日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    無人の回天2基を放ち潜水艦のスクリュー音に偽装して反撃するアイデアは秀逸だが . . . もっとドキュメンタリータッチが欲しい。
    駆逐艦対潜水艦を描いた戦争映画の傑作『眼下の敵』を是非ご覧になるようお薦めする。

    0
    2014年06月09日
  • ミッドウェイの刺客

    Posted by ブクログ

    ミッドウェイ海戦のフィクション。
    海洋モノの作品。第二次世界大戦モノの中で、零戦や大和と比較して潜水艦を題材にした作品は少ない。その焦点となっていない潜水艦を焦点としたのは、この作品のキモです。

    0
    2014年03月23日
  • 雷撃深度一九・五

    Posted by ブクログ

    第二次大戦時に発生した米重巡洋艦インディアナポリス沈没事件をモチーフに描いた小説である。アメリカ側の登場人物は実名であるが、日本側の登場人物は仮名である。結構調べて、事実を上手く盛り込んでいると思いますが、本そのものはフィクションなので、その辺りを理解しておく事が必要。

    今年の夏『真夏のオリオン』と言うタイトルで映画化予定。もっとも、あらすじを見た限りでは、映画化に際しては、原作である本書とは、かなり筋が違ったもの(ほとんど別作品)になりそうですね。

    0
    2012年08月13日
  • ミッドウェイの刺客

    Posted by ブクログ

    事実に基づくフィクション。
    手に汗握る展開は後半からだが、今ひとつ緊張感が感じられない。また、作者の伝えたいことが何なのか…ただの戦記ものならノンフィクションのほうが入り込める。

    0
    2012年07月11日