【感想・ネタバレ】ゲーム・メーカー 沈黙の侵略者のレビュー

あらすじ

東京湾浦賀航路上で、大型商船2隻が続けて爆発・炎上した。当初、事故かと思われた事案は、海中に仕掛けられた機雷による爆発と判明し、日本はかつてないテロの恐怖に晒される。どこの国が、いったい何者が、機雷を仕掛けたのか。さらに東京湾上空を哨戒していた、『P―1』対潜哨戒機が地上から撃墜され、日本は、空と海の動きを封じられる。かつてない危機に、株価は暴落し、経済は壊滅的ダメージを受ける。掃海母艦『うらが』に乗艦した、海上自衛隊掃海隊群司令の岡本は、湾岸戦争の死地を経験した機雷処理のスペシャリスト・奥寺一佐を現場へ送り込むことを決意する──。

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Posted by ブクログ

池上司さんの遺作? いい作家だったのに残念でならない。

物語は湾岸戦争時にペルシャ湾に派遣された海上自衛隊のシーンから始まる。
イギリス海軍と共同で掃海していたが、イギリス海軍の掃海員が触雷し爆死する。

物語は現在に飛び、日本は未曾有のテロに巻き込まれ、海上自衛隊が中心となりテロ集団と戦うというのがざっくりしたあらすじ。

池上司の名作は「雷撃震度19.5」や「八月15日の開戦」だが、本作は現代戦を描いているが、ストーリーとして破綻することなく読んでいられる。

あえて言えばテロリストの動機がちょっとかな。

まったく、惜しい作家を亡くしたものです。

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2025年03月03日

Posted by ブクログ

日本政府に脅しをかける為の機雷を東京湾に仕掛ける元軍人(ゲームメーカー)と、機雷を撤去する退官間近の自衛隊員の心理戦。機雷は敷設した側に圧倒的主導権があり、東京湾を封鎖させられる事による日本の経済的、軍事的な打撃は納得感があり、機雷戦にフォーカスしたストーリーは斬新だと感じた。
展開から終結は想像したよりもあっさりしたものだった。

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2023年03月06日

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