石黒由紀子のレビュー一覧
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生まれた時から、実家には常に犬一匹と猫一匹がいました。
犬は、あたしが5歳の時に18歳で亡くなった秋田犬から始まって、あとは雑種が二匹。
猫は二匹。
なんと60年前、秋田犬放し飼いだったんですね、うちの田舎では。
それで、あたしは「秋田犬に育てられた女の子」のように、常に秋田犬のそばで過ごしたらしい5年間。その犬が亡くなった時は、11歳上のあたしの姉がちょっとメンタルやられたらしい、それくらい、濃密な18年間だったそうで。
そして心優しき犬たちは、猫にもとても優しく接してくれて。
良い時代・世界だったのね。
大人になってからは、犬を一匹ずつ。
2匹目のその子も四年前に亡くなって、もう -
Posted by ブクログ
慈愛に満ちた面持ちの豆柴センパイにぎゅうっと抱っこされて
ほわほわのからだを丸め、うとうとしている捨て猫コウハイ☆
表紙をめくってすぐ目に飛び込んでくるこの写真に
2オクターブくらい声をうわずらせて、「きゃ~」とか「や~ん♪」とか
意味不明の叫びをあげ、うちの猫たちに白い眼で見られる私。。。
「こいぬ村」でひとめ惚れした豆柴のセンパイ(女の子)と
捨て猫で死にかけていたコウハイ(男の子)との日々が
可愛すぎる写真とともに綴られています。
5年も先輩なのに、なんとなく押され気味でおっとり構えたセンパイと
新入りなのにやりたい放題、でも甘えるときはセンパイにくっつきっぱなしのコウハイ。
写真 -
Posted by ブクログ
毅然とした佇まいに、媚びず、優雅で、美しく、愛嬌たっぷりで、気まぐれで、可愛いくて、そしてミステリアス。
猫って、なんて素敵なんだろう。もしも、猫を創造した神様がいるのなら、間違いなく私は信仰者になるであろう。それくらい猫が好きなのです。
本書は、作者の石黒さんの愛猫である、「コウハイ」を中心に、知人、友人を含めた猫の色々なエピソードを、毎回、二ページほどでまとめてあり、好きなときにちょっとだけ読むこともできたりと、非常に読み勝手がいい。
その中のひとつ
「猫は人間の顔だけを人間だと思っており、首から下は台だと思っている」
を読んで、公園で人懐こく近づいてきた野良猫が、約1時間あまり