沖田正午のレビュー一覧

  • 丁半小僧武吉伝 穴熊崩し

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    川越の呉服問屋・庄田屋に奉公する武吉は、主の久兵衛とともに夜舟に乗り、江戸は浅草花川戸へと向かっていた。船上での仕掛け賭博、少女の身請け金六百両の行方、悪徳旅籠のいかさま博奕…。一難去ってまた一難。武吉の行く手にゃ、今日も明日も賽が鳴る!賽子勝負で悪人たちを懲らしめる丁半博奕の天才少年、武吉の活躍を描く痛快時代小説。

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    2010年05月24日
  • 丁半小僧武吉伝 賽の目返し

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    江戸は天保年間、八歳の少年武吉は兄・幸次郎の影響で一端の壷振りとなっていた。だが悪童たちとの賭博遊びが露見し、川越の呉服問屋・庄田屋へ奉公に出されてしまう。一方川越では博徒組織・竜神組による庄田屋乗っ取り計画が進んでいた。主家の危機を救うため、勝負の場で武吉が壷を振る―丁半博打の天才少年武吉の活躍を描く痛快時代小説。

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    2010年05月24日
  • 博徒大名伊丹一家

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    新規の贔屓作家発掘でタイトル買い。
    博徒なら荒事有りかと思ったが、筋書きの通り気っ風と度胸の男伊達。
    ちょいとスルスル話が進みすぎるような気もしたが、楽しめた。第二弾が出ればいいな。
    ドラマ化したら面白いかも。

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    2023年08月11日
  • お家あげます

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    タイトルから予想していたストーリーとは、少し違ったが、時代小説を手掛けてきた著者ならではの痛快な会話のやり取り、人情、人間のもつ良く深い面も取り交ぜた内容。しかし、最後のどんでん返しは、ちょっと無理がある………。

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    2021年02月20日
  • おれは百歳、あたしも百歳

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    2049年、平均寿命は男110歳、女117歳、そんな時代が舞台です。桜田任三郎、S24生まれ99歳、妻伴子(ともこ)100歳、任三郎の母千代子136歳、長男太一郎70歳、妻美砂代66歳、孫娘夏美33歳(2年前に離婚)、ひ孫娘綺宙(きそら)5歳、孫息子翔太30歳ひきこもり、任三郎の兄で鬼ババア桃代100歳と離婚し弟に引き取られた桜田富ニ夫105歳、以上、9人が暮らす物語です。4話。テーマは、老老介護、老いらくの恋、第3話は?、生きがいでしょうか。沖田正午 著「おれは百歳、あたしも百歳」、2020.2発行。

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    2020年02月27日
  • 物書き同心裏稼業 未解決事件始末

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    沖田正午 著「物書き同心裏稼業」、2018.10発行。やはり沖田正午さんは現代物より時代物が合ってます。読みやすかったですが、ただ、主役の同心、大貫貴十郎45歳のキャラが好きになれません。特にラストの伊佐治への拷問の攻めは、いただけないです。これでは、伊佐治が主人公になって、タイトルとストーリーの練り直しが必要かと思います。読み切りかシリーズ化なのか、よくわからないです。

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    2019年03月05日
  • 生きがい 戯作者南風 余命つづり

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    「あと一年の命」と告げられた戯作者・浮世月南風が、一世一代の傑作を執筆するため、かつて愛した女が言った一言を聞き直すため、旅に出る。
    「生きがい」という言葉は、ともすると軽く扱われて好きではないのだけれど、この本に描かれた、残りの命をどう使うか、命を懸けてもやることが、まさしく「生きがい」と納得させられた。

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    2017年09月18日