和合亮一のレビュー一覧
-
-
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
【本から】
[話] 須藤栄治さん・38歳
避難所では、救援物資をいただき、たくさんの支援を受けま
した。そうした時間の中で、被災者はいったい何ができるん
だろうと考えた。で、こう思ったんです。今の自分たちが返せ
ることは、「ありがとう」という 言葉や思いしかないんだ。
「ありがとう」は 誰もが言えるし、「ありがとう」 からネガ
ティブなことは連想できないと思った。何でもいい、「プラスの
もの」がほしかったんですよ。
[伊藤朗子(あきこ)さん]・50歳
後始末できないようなものを、自分でスイッチを切れないよ
うなものを、作ることに対する怒りですよね。原子力ってすご
く -
Posted by ブクログ
和合隆一の詩集に出会った。これは、詩集なのだろうか?Twitterでつぶやいた言葉が編集されている。しかし、これを読みながら、身体が反応する。身体に寒さが押し寄せた。
私は、東日本大震災があったときには、中国の雲南省の昆明にいた。福島から3800キロメートル離れていた。インターネットで、大津波の押し寄せる映像を見て、福島の原発の水素爆発を見た。激しい衝撃を受けた。現実とは思えなかった。そして、原発事故の13年経って、いま原発から20kmのところにいる。その空白を埋めている。そして、原発事故は、終わっていないと感じる。
2011年3月16日の夕暮れから始まる。和合亮一は、高校教師。職場が -
-
- カート
-
試し読み