徳川宗英のレビュー一覧

  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

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    最後の江田島卒業生の著者。
    本来3~4年で卒業するところを、敗戦で4か月ほどで学校を終える。
    その意味では、本来の兵学校生活とは違うのだが、
    だからこそ、想いも強かったのだろう。
    実に整理され、読みやすい。

    参考資料として、手元に置きたいのだが
    残念、絶版だそうだ。

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    2023年04月11日
  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

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    日本海軍が誇った江田島海軍兵学校
    かって、若者たちが東大以上にあこがれた学校とある。
    戦時中の空襲の対象からも外され、戦後に諸方面で活躍をされた人材を生み出した学校を、最後の卒業生が振り返る。

    ・士官である前にまず紳士であれ
    ・義務を全うすること、それをイギリスでは、ノブレス・オブリージュといい、日本の武士道にも通じる。
    ・外国人と接する機会の多い海軍将校は、国際的な視野を持つと同時に、エチケットやマナーの面でもスマートでなければならない。
    ・一般社会から好感と尊敬をもって迎えられる良識ある行動とれというのが海軍の規範でもあった。
    ・五分前の待機 「五分前」ルールの徹底
    ・シーマンシップとい

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    2022年06月09日
  • 徳川某重大事件 殿様たちの修羅場

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    田安徳川家の子孫、徳川棟宗英氏が書いた本。
    笑っちゃいけないけど笑えるところもあるし、災害等でたくさん苦労したんだろうなぁという節ももちろん出てくる
    ただ漠然と「徳川家」というわけではなく、今までこんなこともあった・あんなこともあったという
    一族しか知らないエピソードもあるのでそこもまた一興。
    当時の天皇(禁裏)付き合い方、明治以降の徳川家の話もあって
    なかなか読みごたえのある著書だった

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    2019年04月17日
  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

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    ■五分前の大気
    ■操艦十則
    ・計画は細心に,実行は大胆であれ
    ・心を一時に囚われるな。目は八方に配れ
    ・初心者に過失少なく,慣れて怠る者に怪我多し
    ■3S精神
    ・Smart
    ・Steady
    ・Silent
    ■井上成美校長の「思考雑感」
    ①志向の効率を高める手段として重要なのは注意力の集中。そのためには室内の静寂を保つだけでなく視覚的にも騒がしくならないよう整頓に留意し,気の散るような雑物を置かない。
    ②室内と同じように机の上を整頓し,ノートにも文字や数字を整然と書く習慣を付けること。整然と書かれたノートは復習の際の時間と労力の節約になり,誤りを発見・修正するときにも大いに役立つ。
    ③以上のよう

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    2016年06月25日
  • 江戸は世界最高の知的社会 異才、天才、奇人、変人、田安徳川家当主が語る「とっておきの話」

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    日本は古来、役に立つ技術を生活にうまくとりこみ、大衆化させることに長けてきた。それこそまさに日本の「和」。それに加えて江戸時代は、好奇心旺盛な家康に始まり、科学将軍と呼ばれた吉宗の学問奨励。まさに国家が国民の知的レベルを底上げしていた。世界最高の知的社会という表現は間違っていない。なにしろ、西洋で魔女狩りをやっていたころ、江戸の町では庶民が数学で遊んでいたのだから。想像しただけで面白ろ恐ろしい。

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    2015年10月13日
  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

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    読んで良かったと思える一冊。戦時の学校など、誰かに聞かなければ想像もできない。規律厳しく、礼節をわきまえ、紳士たれ。時代か、やはり後輩を殴るという事はあったようだ。しかし、事実は、偏見を取っ払ってくれる。自分にとってやはり、この本から学んだ部下を育てるためのキーワードは、自尊心を育てる事と、覚えるより、考えさせること。

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    2015年09月27日
  • 江戸は世界最高の知的社会 異才、天才、奇人、変人、田安徳川家当主が語る「とっておきの話」

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    天地明察の後に読むのに最適!超絶面白かった!この著者が博学ですごいと思ったし、知ってるだけでなく色々なことを昔からやって見たというのも素晴らしいと思う。私も手を動かして何か作ったり、勝手に何かを考えて面白がったりするので、典型的な江戸の流れを汲む庶民だ。徳川さんはお生まれも素晴らしいけれど、いい日本人らしさを失わないお人柄だと思った。

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    2013年12月25日
  • 徳川家が見た幕末の怪

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    徳川の田安家の末裔が描いた幕末について。

    徳川氏の末裔なので幕府側に偏ってるのかと思いきやさにあらず、今まで知らなかった話も結構あって楽しめた。

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    2019年01月07日
  • 江戸は世界最高の知的社会 異才、天才、奇人、変人、田安徳川家当主が語る「とっておきの話」

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    江戸時代の人々はかなり教育レベルが高かったそうです。
    庶民であっても本を読んだりそろばんで計算したり。
    日常の買い物や商売に使う数学や読み書きから、
    専門的な土木も農業もあらゆることにも算術は
    (もちろん読み書きも)不可欠で、それをやりこなして
    いたんだから、すごい!

    学生の頃、「大人になったら数学や理科や歴史なんて
    必要ないんだから、必死に勉強しなくても困らない」
    と周りはみんな言ってたけど、それは大嘘だったなと
    今更ながら思います。勉強はぜ〜んぶ必要だった。
    それを真に受けて、その気になってサボった私は
    大バカでした。

    伝統の技・匠の技と、技術も科学も文化など幅広く
    様々な分野を開花さ

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    2014年02月28日
  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

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    人間とは教育の賜物だ。現在日本の学校教育は世界の大学ランキングで見ても、日本の大学がかつての上位にあった状況からすると大きく順位を落とし、代わりに中国が台頭している。単純にランキングだけ見て教育の質が落ちてしまったと判断する事は相応しくないが、評価を落としている事は間違いない。一時、それまでの詰め込み型、順位付けが中心だった記憶力勝負の教育から、ゆとり教育と呼ばれる自主性を重んじた教育方針に大きく転換した時期があった。だが、明らかに数学などの理系科目の学力が低下してしまったし、良い成績を取るために時に無理をしてでも努力するという気質までもが一緒に失われてしまったと感じる。因みに私の学生時代は全

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    2025年05月11日
  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

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    海軍兵学校(幹部候補生学校)就学中に終戦を迎えた、徳川家御曹司による、海軍教育と戦争の話。

    戦前生まれなのに平易な文章で、とても読みやすかった。文章に育ちの良さが滲み出ている。

    大戦末期の校長が敗戦を予想して、軍から離れても活躍できるよう、基礎教育に重きを置いていた点は見事。私も英英辞典を使ってみたくなった。

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    2024年06月01日
  • 徳川家が見た幕末の怪

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    「最後の幕閣」が面白かったので。
    とても読み易く平易な文章なのにサラッと重い歴史に言及してあり、同じ事件でも立場が違えば見方も変わると思いしらされた。勝者の歴史と言うのも頷ける。「靖國神社の怪」の項は小ネタっぽいけど凄いトリビアと思った。

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    2023年07月14日
  • 徳川家が見た「真田丸の真実」

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    徳川の裔なのだが、まあ、真田幸村だけでなく、色んな独自解釈をしていて、なるほどなあと思うところもあるが、所詮、ぼくはこう思うなあ、という感想だけなので、読み飛ばす以外の何もない。
    同じ論なら、影武者徳川家康の方が数段面白い。
    まあ、あの頃から進んだ研究もあるだろうけどね。

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    2022年08月12日
  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

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    海軍兵学校77期、江田島最後の生徒かつ田安徳川家の当主が語る海兵教育。

    江田島教育を全く知らない人にはよい本かも。豊田讓愛読者的には新しい情報があまりなかった。
    在校中に終戦。4か月しか在籍していないからやむを得ないところだろう。校長だった井上成美の話が多いが、直接教育を受けていないなど、聞き書きがほとんど。

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    2020年05月25日
  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

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    江田島兵学校最後のの七七期生である著者が現代にも通じる江田島兵学校の教育について書いた本。
    この時代は良かったみたいな単なる賛美ではなく、彼が常に現代の教育にも参考できる点があるという視点で話していることにすごく好感を持てた。失敗は原因を探り繰り返さないこと、良いところは良いと認めて受け継いでいくのが歴史から学んでいくべきところだと思う。

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    2018年07月02日
  • 江戸は世界最高の知的社会 異才、天才、奇人、変人、田安徳川家当主が語る「とっておきの話」

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    日本人は江戸時代に世界初の物や文化を育てていたんだと感心した。
    技術大国日本の基礎は江戸時代にあったんだねー。

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    2015年08月10日
  • 徳川某重大事件 殿様たちの修羅場

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    けっきょく徳川家が華族になって活躍している(中には兵隊になった方もいたが)ところを見ると徳川慶喜の決断は子孫にとってこのうえなく正解だったといえよう。

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    2014年07月26日
  • 徳川家が見た幕末の怪

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    徳川家の末裔が徳川家の視点から幕末・明治維新の裏側を説いた本。
    勝者が都合のいいように歴史を造る傾向がある中、徳川家の視点から幕末がどのように書かれているのか脅威があったが特に目新しい話はないなと感じた。ただ、明治以降の婚姻関係が非常に複雑なものになっているという事実は興味深かった。

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    2014年06月12日