青弓社編集部のレビュー一覧

  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    気になるドラマが立て続けに始まり、社会人になってから今1番テレビを観ているので気になって購入しました。
    テレビを観る人が年々減ってきているなか、特にジェンダー意識に焦点を当てて今のテレビの問題点を洗い出していくという内容。
    テレビが面白くなくなったのは、言いたいことが言えなくなったからではなく、時代の変化に合わせず昔は良かった精神で価値観をアップデートしないからなのではないかと書かれています。概ね賛同ですが、お笑い第7世代の台頭やテレビドラマではジェンダー意識が洗練されたものも増えつつあり希望も微かにあるということです。話題に上がる作品や番組を観ていなくても勉強になり、むしろ観るきっかけになる

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    2021年05月01日
  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    お笑い、ドラマの演者、作り手側の意識の変遷が見られた。◯世代とカテゴライズされることにより消費が早まる、なるほどな。

    女性、というものは男性によって面白おかしく観察され消費されるためだけの存在だった。女向けはこんなもんでいいでしょ、と舐められていたものが、近年の女性向けドラマ作品ではそうでないものが生まれてきた。シスターフッドの章では女性のための物語には必ずしも男性は必要ない或いは障害として描かれているものが紹介されている。

    「ワイドショーは議論されない」
    確かに。
    どうせくだらないことしかやってないから見ない、論ずるに値しない。それで切り捨ててしまうと、この世界は永遠にこのまま変わらない

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    2025年09月17日
  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    面白い!もう10年以上テレビのない生活をしているので、いまのテレビエンタメコンテンツがどんなものか薄っすらとしか分からない。けれどテレビを見ずとも、テレビの影響を色濃く受ける社会で生きている私たちは、直接的にも間接的にもテレビの影響を受けているのだろうと感じた。

    複数の著者の共著なので、それぞれのコラムは短く、もっと深く知りたいとも感じたが、エンタメをフェミニズムとジェンダーから見つめ直すために、広く辺りを見回せてくれる良書だった。

    とくに感銘を受けたのは2個目のコラム。テレビに限らずSNS、映画などでも引っかかる部分について、男性の著者がここまで敏感に感じ、文章にまとめ、世の中に発信して

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    2025年02月22日
  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    どこで紹介されたのか忘れてしまいましたが、2023年2月7日に「読みたい」に登録していた本。

    自分はあまりテレビを見ないので、タイトルの『「テレビは見ない」というけれど』という文言が気になっていたのですが、実はサブタイトルになっている「エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む」の部分がとっても重要な本でした。

    複数の著者からなる本ですが、「フェミニズム・ジェンダーから読む」ことを重視していることもあってか、著者は女性やゲイの方が中心。
    いずれの著者も、(テレビ番組に対して)ジェンダーに関する自身の立ち位置を大切にした考え方や見方を持っていて、それらに力強さを感じましたし、そのよ

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    2024年10月14日
  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    お笑い、バラエティー、ワイドショー、ドラマの中でのジェンダー問題を西森路代さんをはじめとした著者の方々が解説してくれる本。今まで漠然と触れてはいたがここまでまとまっているのは貴重。

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    2021年09月26日
  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    最近のテレビドラマやバラエティにおいてのフェミニズムやジェンダーについて考えていくとても面白い内容。
    テレビ離れしている若者が増えている、とは報道されるものの、細かくなんで?ということはあまり説明されていない。もちろんYouTubeやNetflixのように自由な時間に観れるコンテンツが増えたからと推測されるが、最近のテレビが時代に追いつけていなくて若い人たちが違和感を感じて離れていってしまっているのではないのかと話している。
    お笑い界でここ2年くらいで出てきた「第7世代」やフェミニズム観点で見たバラエティやドラマ、「愛の不時着」「梨泰院クラス」をはじめとする自粛期間でとても人気になった韓国ドラ

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    2021年07月20日
  • 従軍のポリティクス

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    従軍記者、従軍聖職者など、軍隊と一緒に行動した、軍人以外のものである。従軍慰安婦については書かれていないのは、その記録が取れなかったのかもしれないが、不足感は否めない。だが、こうしたまとめた本が今までなかったなかでの新しい本としての価値はあるであろう。

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    2022年10月12日
  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    なんとなく嫌な予感がして、手に取っていなかった本書。しかし、週末猛烈に『問題のあるレストラン』に関する批評が読みたくて、ついに読んだ。

    予感は確かに当たっていて、「個人的な見解をまとめてみたい。(清田隆之)」p53に留まっているように思うエッセイもあった。

    が、ラストの鈴木みのりさんの章でがつん。とやられた。がつん。
    これを載せたことが、全てですね。

    (あ、それでも、シスターフッドの話とか、わきまえない女たち、は、楽しんで読んでましたけど。。。)

    #テレビは見ないというけれど #読書記録 #鈴木みのり #西森路代 #武田砂鉄 #岩根彰子

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    2022年03月07日
  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    執筆者8人が13の章をそれぞれ担当しているため人によって読み応えの差が激しい。
    その中でも鈴木みのりさんが担当する最終章だけは群を抜いている。問いかけや指摘が耳に痛い。

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    2021年12月31日
  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    武田砂鉄さんの文章が読みたくて手に取った。
    フェミニズム、ジェンダーって女性でも難しい。

    常に感じてしまうのは、子供を産んで育ててないと女としてダメなのかとか、異性に選んでもらえるようにしないと、という地下の強迫観念。家族という概念が多様化しつつある現代だが、育ってきた環境がそう思わせないのか。自立して独立して生きていけるはずなのに、なぜそんな文脈を持ち続けないといけないのか。とはいえ、ちやほやされることは快である。この矛盾。

    お笑いや、ワイドショーはホモソーシャル感が強いのは昔から変わらない。

    その構造追従は認めるが議論は認めない、そして自分の周りには通常してくれる女がいるだから議論を

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    2021年08月15日
  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    第7世代がどんな存在であるかをあまり考えずにぼんやりバラエティを見てた者なので、西森路代さんの指摘をはしめ、彼らが相対化したエンタメ業界の問題点などを俯瞰する一冊になった。ドラマの章は見ておくべき作品のリストが充実したのと、楽しみ方、見るときの視点を得られたのでまぁまぁ満足。

    点数低めなのは、リアルタイム性を意識したためか、各々のフィールドから語るのみにとどまってしまっている印象があるゆえで、とても良いことを書いてるので、わかりにくく、伝わりにくいものをもっと伝える努力があってもよいような、と思ったからである。わかりにくいものはわかりにくく、文脈も複雑なのは承知の上で。

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    以下は散漫

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    2021年06月13日
  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    最近のテレビ番組をフェミニズムやジェンダーの観点から批評した一冊。ドラマ編は膨大な作品群を基に考察されておりとても勉強になった。ただ、バラエティ編はそれに比べると物足りない。P.71に「女性同士のゆったりした時間のなかで生まれるたわいない会話を楽しみたいというファンもいる」と書かれているということは男女で笑いの感性に違いがあることは認める立場に立っているわけで、それであるならばもっと根本的に男性的な笑いや女性的な笑いといった笑いのメカニズム・暴力性から論じないとフェアではないだろう。また「ほとんどテレビを見ない」と自ら宣言する人がこのテーマで書くのはさすがに無理があるのではないか。桃山商事は好

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    2021年06月06日
  • 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

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    若い人がテレビを見ないと言われて久しい。それでもテレビの影響力は少なくない。
    男女平等やジェンダーに関して社会が大きく変わる中、男性中心のテレビづくりや番組の現状と問題を指摘する。
    特にフェミニズムとドラマは、恋愛中心のドラマに見える変化を分かりやすくまとめている。
    テレビの見方が変わるはず。

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    2021年05月23日
  • こんなスポーツ中継は、いらない!

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    映画評論家、大学教授、フリーアナウンサー、フリー編集者、評論家、文筆業など、いかにも口うるさそうな10人によるスポーツ放送批評10編。取り上げられているスポーツ放送は、プロ野球(2編)、高校野球、サッカー(2編)、プロレス、箱根駅伝、テニス、ラグビー、F1。

    批評の眼は、タコツボ主義の競技団体、スポンサーの意向と視聴率に縛られるメディア、精神主義に傾斜しすぎる日本人、貧しい日本のスポーツ文化、競技への理解の乏しいカメラワークなどにも向けられていますが、圧倒的に叩かれているのは「アナウンサー」と「解説者」の次のようなしゃべりです。特定のアナウンサーや解説者を思い出す人も多いのではないでしょうか

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    2013年02月25日