三浦明博のレビュー一覧

  • 感染広告

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    中々面白いけど、ネタというかトリック?がどこかで聞いた事の
    あるものの寄せ集めという感じで、いまひとつ激しく納得は、できない感じ。でもこの作者の本は、もう少し読んでみようと思う。

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    2012年04月10日
  • 黄金幻魚

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    ある東北の港町が舞台で東京から別れた男を追って流れ着いた女川釣り師と地元の漁師親子の微妙な関係の話し。

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    2011年08月21日
  • 黄金幻魚

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    ネタバレ

    02年の乱歩賞作家なんですね。今作はミステリ色は
    ほとんどなく、どちらかというと大人になりきれない
    大人の青春小説...という雰囲気です。中3の息子と
    本気で喧嘩をするような父親「優作」の一夏の
    青春...という感じの作品。
    漁師でありながらも、フライフィッシングを覚え、
    その師匠である謎の女性に恋をし、息子と共に
    伝説の巨大魚を釣り上げるという冒険に出る...まるで
    子供そのものw。
    でも、厭味なく漁師という仕事に誇りを持つある意味
    天然で天真爛漫な父親「優作」の姿は決して見苦しくなく
    微笑ましい。
    釣りを通して描かれる自然も、その中で暮らす人達も
    暖かみのあるもので、一種の憧れすら感じてし

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    2011年04月23日
  • 滅びのモノクローム

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    第48回江戸川乱歩賞。
    主人公である広告代理店勤務の男が、骨董市で偶然手に入れた16mmフィルム。しかしそれを取り返そうと何者かが陰で動いている。
    フィルムは、ある政治家にとって知られてはいけないものが写っていた。戦時中の“鬼畜狩り”だ。戦時中日本にいた外国人、混血児らは、敵国スパイとみなされ、日本産業に貢献していようが、日本国籍を持っていようが、厳しく監視され、または殺された。
    グラバー邸でおなじみグラバーの子・倉場富三郎(トーマス・グラバー)、鯛生金山を経営した範多範三郎(ハンス・ハンター)などもその影響で生活が制限されていた。

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    2010年07月10日
  • サーカス市場

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    「奇妙な味」に惹かれて読んでみたが。。
    「奇妙な感じ」ではなくて残念。
    ミステリーでもないような。。??

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    2009年10月04日
  • 滅びのモノクローム

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     サスペンスの方に分類。とはいえサスペンスにしては全体的に緊迫感に欠ける。ミステリとしては意外性が薄く物足りないし、犯人や悪玉キャラの動機とか、造型もうすく、クライマックスはチープだった。小説の書き方はすごく手馴れた感じがするし読んでいる間はそこそこ面白いけど、それゆえに、全体的に作り物の感が否めない。「TENGU」ぐらいの筆力があるともっとよかったんだけどな……。
     でも私はこの作品は好きだ。戦争と歴史についての考え方は胸をつかれるところがあると思う。小説の「つくり」を読むべきか「なかみ」を読むべきか、それは読む人の自由だけど、この作品を書いた作者の、誠実な姿勢が見えるような気がして、(まる

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    2009年11月22日
  • 滅びのモノクローム

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    第48回江戸川乱歩賞受賞作品。
    乱歩賞受賞作なので、ミステリーなんだろうけど、私にとっては、ミステリーと言うより、「戦争が残したもの」がどれほどの人の心に傷をつけているのか?
    そんなことを考えてしまいました。
    ストーリーは、ある骨董市で偶然手に入れたフィルムの映像に隠された謎を解き明かすと言うもの。
    その間にいくつかの殺人はあるものの、60何年前の戦時中の日本では、当り前のように殺人が行われ、それが罪に問われない時代があったことに怖さを感じた。
    ミステリーとしては、オススメってほどじゃないけど、そういう歴史の上に、今の私たちの生きている世があることは、きちんと自覚して生きていかなければいけない

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    2009年10月07日
  • 滅びのモノクローム

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    ミステリーミステリーしてるミステリーです。まさに教科書通りという感じでよくできています。でもあまりに教科書通りで物足りなさも感じます。個人的には横溝正史ばりにもうちょっとグロさが欲しかったところです。

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    2009年10月04日
  • 滅びのモノクローム

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    まさに「こう来たか!」というミステリーでした。
    フィルムの中に隠された真実。身内の心の闇―
    読み進めると、その苦しみが伝わってくる、そんな気持ちにもさせられました。

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    2009年10月04日