天野祐吉のレビュー一覧

  • 絵くんとことばくん

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    次女がタイトルを見て、「これ5年か4年の必読図書になってるやつだ!」と言った。
    よく覚えているなぁ。
    後ろを見ると小学中級からと書いてある。
    なかなか珍しい。
    表紙に書いてある作者と絵の名前にも「くん」と付いている。なんか可愛い。

    これは面白かった!
    お母さんにお小遣いをアップしてもらうためにぼくの頭の中と外?手?の〈絵くん〉と〈言葉くん〉があれこれアイデアを出し合って色んなポスターを作る。
    あーじゃない、こーじゃないと言いながら色々作る。
    最初に作ったものから段々と洗練されていく感じがまた面白い。
    絵本の文章も会話形式で読んでて飽きない。

    きっと私たちが見ている広告やキャッチコピーはこん

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    2025年11月11日
  • 絵くんとことばくん

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    天野祐吉、さすがだな。面白い。
    お小遣いアップのお願いだけで、こんなにバリエーションを考えられるなんて。
    絵くんとことばくんのいっていることも説得力があって、大人が読んでも面白いよ。

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    2025年02月01日
  • 絵くんとことばくん

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    子どもが借りた絵本なんだけど、結構惹かれるところがあって、ここにも登録。家に買って帰って繰り返し読んだり、よほど気に入ったものでないと、多くなり過ぎるから、絵本は逐一登録はしない。本作は、絵と言葉をいかに使い分け、そして上手く両立させることによって、伝わり方がどんなにか違ったものになるのかを学ぶ格好の教科書。発想絵本という意味でも面白いし、大人でも十分楽しめる内容。

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    2021年08月31日
  • 成長から成熟へ ――さよなら経済大国

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    「そろそろ、本当に変わりませんか?日本よ!」って。
    マスクも原発もテレビショッピングも福袋もリニア新幹線も、どれだけ必要なのって。そういうことだよね。同感です。
    引用されていた言葉「大きな災害や事故が起きると、すべてを新しく創造的な方法で考え直すことのできるスペースが生まれる。いま日本はまさにその時だが、もたもたしていると、そのスペースはまた閉じてしまう」というのが心に残っています。

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    2014年03月10日
  • 成長から成熟へ ――さよなら経済大国

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    易しく優しい言葉で鋭く厳しい事を諭してくれる天野さん。
    その天野さんがもうこの世にいないことが残念でなりません。
    自分と考えが違う人を「人間のクズ」なんて簡単に口にしちゃう人たちに爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。

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    2014年03月05日
  • 成長から成熟へ ――さよなら経済大国

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    長らく日本経済において消費活動を促進する一助となってきた広告を通して、経済システムや社会の動向を回顧録的な形式でまとめた一冊。
    アメリカのT型フォードの誕生によりシステム的に機能し始めた大量生産、大量消費社会から現代に至るまで、広告がどのような役割を果たし、また変化してきたのか、天野祐吉らしいユーモアや鋭い視線を以って書かれている。
    後半の経済成長が行き詰まった今の日本社会がどのような方向で舵取りをしていくべきなのかという話はとても興味深かったし、天野さんの言う方向で発展した時の社会は楽しそうだと単純に思った。
    3.11以降、被災地の復興だけでなく本来であればあの痛ましい災害を契機に新しい日本

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    2014年02月09日
  • 成長から成熟へ ――さよなら経済大国

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    「広告批評」を創刊し、広告を通して日本経済を見通してきた筆者が、3.11後の社会をどう見るか。非常に興味深い視点でした。

    バブル全盛の頃、その中心にいて経済をドライブしていたのは紛れもなく「広告」でした。しかしその狂熱に浮かされて大事なものを見落として、広告はその輝きを失ってきているように思えます。

    もう日本は経済大国ではなくなった。そうしたときにどう生きるのか。
    誠実に、身の丈に合った生き方をしたい。そうしたときの思考のヒントになる一冊です。

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    2013年12月31日
  • 成長から成熟へ ――さよなら経済大国

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    天野祐吉さんが亡くなられたことを、迂闊にも知らないでいた。
    今朝の朝刊で読んだこの本の書評で知り、慌てて書店に走った。
    本人の意向で葬儀は行わなかったということだが、亡くなられたのが2013年10月20日。出版が2013年11月20日であるからこの一冊は天野さんが私たちに遺した遺言に他ならない。

    天野さんは書かれたもの、語った言葉、TVに映った姿のすべてがすっきり筋が通っていて、しかも静かで品のある方だった。
    生前何度か話された「贅沢は素敵だ」のエピソードのことを、私はおりに触れ思い出す。
    「贅沢は敵だ」というのはあまりに有名な戦時下の国民を戒める標語だが、街に張り出されたそのポスターの「贅

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    2013年12月23日
  • 成長から成熟へ ――さよなら経済大国

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    20131201 成長から成熟へ。作者から課題を提示されたような気がする。これからの日本が何処を目指すべきか。決まっているような気がするが人任せでは多分、回り道になってしまいそうだ。

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    2013年12月01日
  • 絵くんとことばくん

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    追悼読書。
    小5の少年がポスターでおこづかいアップ大作戦。
    おかあさんを説得するにはどんなふうに訴えたらいいか、
    あの手この手のポスターを考えだすこと16種。
    広告の世界のプロの頭のなかをのぞかせてもらったような感覚。

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    2013年10月21日
  • 絵くんとことばくん

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    おこずかいをアップしてほしい! ぼくのこの気持ちをお母さんに伝えるには、どうすればいいのかな。「ぼくにまかせて」と頭の中で“ことばくん”が言って、キャッチコピーを作った。「こんな絵はどう?」と“絵くん”も言う。よし、おこずかいアップのポスター大作戦だ! お母さんにちゃんとわかってもらうには、どんなことばと絵がいいかな? 

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    2010年09月27日
  • 絵くんとことばくん

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    絵だけでも言葉だけでも伝えるのは難しい。おこづかいをあげてほしいこどもが絵や言葉の力でそれを伝えようと考える。

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    2024年03月18日
  • 絵くんとことばくん

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    発想が面白い。広告的な考えや他者に伝える考えを養う効果もありそうだけれど、何より発想が素敵。小学4〜5年生の、お小遣いを貰いたての子供の読み聞かせに良さそう。

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    2022年04月08日
  • 絵くんとことばくん

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    3年生に読み聞かせ。

    主人公は4年生の男の子の頭の中にいる絵くんとことばくん。

    お母さんにおこづかいをあげてもらうにはどうする?とさまざまな伝え方を試行錯誤。

    日本の広告の歴史には欠かせない天野祐吉さんが、鋭い感性で、子どもたちに説く広告の世界。

    正しく、強く、わかりやすく伝える面白さと難しさ。単純そうで深い世界。自分も人に何か伝えたくなる。

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    2019年02月06日
  • 成長から成熟へ ――さよなら経済大国

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    天野祐吉さんという人は広告業界の中心にいた人、という程度の認識しかなかったので、大量生産&大量消費の先導者かと勝手に想像していたのだが、その実は正反対で自らの未明を恥じた。
    味のある文体で大量消費社会に対する違和感を独特の視点で見つめ、昭和の時代の消費者意識や空気なども妙に実感を伴って伝わってくる。メーカー勤務の立場から言えば著者の主張に全面的に賛成するものではないが、エッセイとしては良質だ。

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    2015年03月21日
  • 絵くんとことばくん

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    絵で伝わること。ことばで伝わること。
    二つの力を合わせて、いろいろな方向から相手に伝えてみる…という内容。
    今、クラスで取り組んでいる映像で伝えられること、脚本で伝えられること…などにも通じるものがあるかな。と選びました。

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    2015年02月26日
  • 成長から成熟へ ――さよなら経済大国

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    天野祐吉さん。
    大好きなコラムニストでした。
    「広告という窓から世の中をのぞいてきた
     ぼくの私的な日記みたいなものです」
    ということだったので、読ませてもらいました。
    「成長から成熟へ」、これを自分自身と、
    自分の環境に取り入れていきたいと思ったのが、
    読後の感想です。

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    2014年10月19日
  • 絵くんとことばくん

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    ポスター。
    男の子がおこづかいの金額をあげてもらおうと
    ポスターを描こうかというところから
    「絵」と「ことば」が単独行動をして
    訴えかけるポスターはどういう風に作ればいいのか…
    いろいろ案を出す、そんな絵本です。

    N○Kでやっている「デザインあ」的な絵本かもしれません。
    イロイロな方向からせめていく案がなかなか面白いし
    最後のほうでポスターが全部並ぶページがあり
    なかなか圧巻です。

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    2014年10月14日
  • 成長から成熟へ ――さよなら経済大国

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    ある意味、自分が今置かれている状況を否定するような本でした。
    が、自分自身でも、今置かれている状況を否定する気持ちがあるだけに、とくに違和感なく、読み進めることができました。

    この本を読んだことで、「広告を見る目が少し変わるかも」と期待しています。
    天野さんのような視点を、自分の仕事にも活かせたらいいな、とも思っています。

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    2014年06月23日
  • 成長から成熟へ ――さよなら経済大国

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    広告からみた20世紀の大量消費時代から成熟へ社会への脱却について書かれた本。考えて見えれば年間1兆円以上のお金を何もモノを産まない広告費で使っているのだから異常な世界ですね。人間のサガは恐ろしいものです。

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    2014年05月01日