和泉弐式のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ小説嫌いの新米編集と悩める小説家達の物語。
〆切を守れない完璧主義の伊井。頑張っても報われない棗。今まで作品を人に見せてこなかった絢瀬。
それぞれの小説にかける熱い想いを感じた。
また、主人公である小説嫌いの春原。
彼女も小説家であった父とのことがあり小説嫌いになっていたが、仕事として向き合う事で本来の本好きな彼女に変わっていく。
そんな彼女がとある小説に惚れこみ企画会議で上の人達の追及にも負けずにその作品のプレゼンをする姿に胸が熱くなった。
次があるのならこれから彼女達がどう進んでいくか見守ってみたい。直江とどうなるのかも気になるし。 -
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Posted by ブクログ
熱かった!面白かった!
ヒーロー打倒を目指す悪の戦闘員の物語、堂々完結。
もう少し読みたい部分は多いんだけど、作者として書きたいことは全て書き切ったのでしょう。
ダラダラと引き伸ばしが目立つ作品も多い中、しっかり終わることができるのもいい作品の証。
全巻ラストで捕まったニーイチの救出等いくつかのイベントはあるものの、メインはやはりヒーローの打倒。
味付けは違うとはいえ、やっていることは1巻から変わっていない。
改めて思うと、飽きさせずに3巻連続で同じことをやるのって凄いね。
だからこそ3巻で完結なのかもしれないけど・・・。
今回も見どころが戦闘シーンなのは言わずもがな。
特にヒーローの -
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Posted by ブクログ
黒猫のシャーロックと大学生の綿貫君の日常ミステリー。
もちろんシャーロックはかの名探偵ホームズから来ているので、猫ちゃんが探偵役だ。
各話のタイトルも本家のオマージュになっている。
それにしても青年が猫の言葉が分かるという設定は、なんですかコレ、猫好きには究極の願いではないか! そんな能力僕も欲しい(^ ^)
物語的には綿貫君の飼猫に対する想いの解決から、猫好きの女の子との親しくなっていく過程、そして最後のシャーロックと暮らすことになるくだりまで、一巻で綺麗にまとまっていて、読み終わってホッコリ、スッキリした。
彼らのその後も読んでみたい。 -
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Posted by ブクログ
正義vs悪の戦いの物語、ついに完結。
はあー面白かった…。
まあ正直、まだまだやろうと思えばやれると思う。
ここで終わりにしなくても、まだまだ正体を伏せて、組織そのものに迫ってみたり、第三の組織を出したり、記憶を失ってみたり、いろいろできたと思う。
もったいないと思わないでもない。
でも、きっとそうすると最初に読んだ「正義の味方を倒したい悪の組織の一戦闘員」、という話ではなくなっちゃうのだろう。
読み終えたときも日曜の朝のようなワクワクする爽快な気分でいられたから、きっとこれはこれでよかったのだ。
…でも続編とか番外編とか出たらぜったいぜったい読むから! -
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