あらすじ
俺は21号。悪の組織の下っ端戦闘員だ。キーって叫びながら、変身ヒーローにアッサリ倒されちゃう、全身黒タイツのアレだよ、アレ。キー! 毎度毎度、新たな怪人とともに懲りもせずにヒーローに挑み、敗北ばかりの日々。よくみんな飽きねぇな。さあ今日も、正義の味方にコテンパンにやられてくるか……。 怪人ですら敵わない無敵のヒーローに挑む、雑魚戦闘員の熱血ストーリー!
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Posted by ブクログ
おもしろかった。
とくに後半からがよかった。
いままで「勝つ」ために逃げてたのが正義を「倒す」ために戦ってたのが熱かった。いい。
正直前半はまぁよかったけどちょっと退屈だった。
でも第三章からは熱くて燃えましたね〜。
あとジャバウォックがかっこよかった。かわいいし。
それだけに次の巻が出てももういないのが残念。ほんとに残念。
正義の方も魅力的なのもよかった。
挿し絵もなかなかいいです。ジャバウォックが魅力的。
Posted by ブクログ
主人公とヒロインはニチアサ的な悪の組織の戦闘員。
敵は5色の5人組。勝てない。圧倒的な戦力差。
巨大化する怪人を頼っても勝てない。仲間も次々に死ぬ。
だから結末はわかる。「勝てないのに無茶しやがって…」って絶望しつつも、信じて最後まで読み進めると…
ささやかだが確かな戦果と、心温まるハッピーエンドが待っている。
そうやって本書を読み終わった頃、僕もまた無名の戦闘員たちの一員になっていた。
Posted by ブクログ
個人的にこんな話があったら読んでみたいなぁ、と思ってた小説が出てきたのが嬉しい。
悪の下っ端戦闘員が正義の味方に本気で勝ちにいこうとする話。絶対の強者に対してどんな風に勝ちを取りに行くかを楽しめた。あんまり奇抜さは無いかもだけど。
日常シーンはジャバウォックとの絡みがたまらない。もっと続いて欲しかったな。
次巻もでそうな伏線が残ってるので、期待。
Posted by ブクログ
悪の組織の戦闘員が主人公ですね.
いつもの如く怪人と出撃していって
正義の味方に叩きのめされて
上司な怪人さんが倒される,と.
そんなある日とんでもないニュースが
「怪人が◯◯◯」
面白かったよ.
目的のために計画を立て行動している集団の所に
後からやってきて暴力によって妨害するとか
アイツらマジ鬼畜っすよ….
Posted by ブクログ
仮面ライダーの世界を思い浮かべてください。ヒーローの話?それに敵対する悪者の話?そんなんじゃない、悪は悪でも怪人とかの名前のあるような悪役でもなくいわゆる戦闘員ザコキャラですやられ役です。どうせ正義の味方に向かっていっても勝てるわけないじゃんなんて諦観している戦闘員21号、最強の怪人ジャバウォックと出会うことで心の奥にしまったはずの気持ちがよみがえってしまう。
熱血系のライトノベルでよみやすいと思います
Posted by ブクログ
英雄機関vs悪の組織アルスマグナ。
システム【鎧】スタンバイ!―召喚!五人のヒーロー、紅蓮・桜花・金剛・疾風・水蓮。
ヒーローが薄っぺらい感じじゃなく、ちゃんとキャラが立ってるのが良い。
桜ちゃん可愛い。
しかし主人公は悪の組織アルスマグナの、怪人…ですらない「戦闘員」。
「どうせ勝てない」と諦めている主人公・21号の、クライマックスの戦いでの叫びが…!
そして隊長……!
熱かった。
やっぱりラノベ好きだなーって思った。
Posted by ブクログ
正義の味方ではなく、悪の、しかもボスクラスではなく下っ端の戦闘員に焦点を当てているという何とも珍しい作品。
何の力も持ってない戦闘員が主人公ってところがミソですね。
皆が束になって正義のヒーローを倒そうとするんだけど、やられ役の戦闘員では歯が立たない。
それでもなお策を巡らせ、命を燃やし、力を合わせることでヒーローに一矢報いる・・・いやぁ熱いね!
普通の作品でいうところの悪役視点で物語が進んでいくのがとても新鮮。
1巻しか読んでないけど、2巻はどうなるんだろう・・・?
「勝機がなければ、つくればいい。」
「あれは、足掻く者の目だ。自分の無力を知りながら、それでもなお、足掻き続ける者の目。」
Posted by ブクログ
今月は電撃で買うものが無いという非常事態w
そんな中、マイミクのT姫が推してたので読んでみた。
まったくT姫もおおげさな、
こんな尖った設定の話が面白いわけ…
って思ってたけども…
ごめんなさい。めっちゃ面白かったわww
戦隊物の、悪の戦闘員にスポットの当たった物語。
負ける運命に逆らえない戦闘員と怪人の憂鬱。
深い意味があるお話じゃないけど、
自然と意義の生まれてる感じ。
ここ最近読んだ単巻の中でも頭一つぬけてるわ。
T姫様ありがとうw
Posted by ブクログ
「主人公は負けてはいけない」
「正義の味方は負けてはいけない」
では、主人公と正義の味方が対立した場合は―。
熱い!先が読めない!
ここまでワクワクしながら読める作品もなかなかないよね。
悪の戦闘員のニーイチが主人公のこの作品。
「どうせ正義の味方には勝てない」
と斜に構えていたニーイチ、そんなニーイチの奥底にあった熱い思い。
それを気づかせた怪人ジャバウォック。
常にニーイチを思いそばにいるジジ。
悪の組織にも、人間ドラマはあるんです。
Posted by ブクログ
怪人ですら敵わない無敵のヒーローに挑む、雑魚戦闘員の熱血ストーリー。
まさか全身黒タイツの下っ端の悪役にスポットライトがあたる小説があるなんてねぇ。
変に熱く、変に入り込める設定で、ラノベならではのノリで楽しく読むことができた。
でも、演出が下手。
せっかく挿絵が多く残せるラノベという媒体なんだから、悪役戦闘員やヒーロー達の変身後の姿を扉絵や表紙、登場人物紹介で描いてほしかったなぁ。
そうしたらもっと入り込めたのに…。
ヒーローが必殺技とか武器とかにを出したときにどうしても文字だけでは分かりにくかった。