沖銀ジョウのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
もふもふ!人狼ファンタジーです。人外、ケモ耳いろいろな作品が乱発されていて、良作に出会うのも一苦労ですが、これは「天狗」シリーズで人気のあるセンセの作品だけに、読んで損はありません。
ただし。
人によっては、地雷があるのも要チェックです。私的には問題ナシの描写でした。そこ以外にも楽しい読みどころはいっぱいあったし。
「天狗」の時にも感じましたが、家族という単位を非常に重視している作家さんです。妻とか、嫁とか、ややことか。
そういうこだわりが今回も色濃く感じられました。
「一嗅ぎ惚れ」!!
モフモフ的名言ですよね~
そんな殺し文句をはきまくる人狼族のボスである真神が、とってもいい攻でした。
最 -
Posted by ブクログ
イギリス人の母と日本人の父親を持つアンドリューは戸籍も無くて、愛情を注いでくれた母親が亡くなり祖父母はイギリスに帰国する時にアンドリューを卑しいイギリス人エドモンドの元へやってしまう。
義父とは名ばかりのその男はエドモンドを塔へ閉じ込めて夜な夜なその身体をいたぶります。愛しているからだと言って。
素直なアンドリューはそれを真に受けて許してしまう。
とても辛いのに。
生前母親が言っていた「困った時には王子様が助けにきてくれる」という言葉を信じていたアンドリューの元へ現れたのは鷹丈伯爵。
エドモンドはアンドリューを使って伯爵を誑し込めと命じるが。
明治時代の貴族達の優雅な雰囲気や外国人への差別。当