カトーナオのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ
食品メーカーで働くヒロインが、引っ越してきた隣人の男性と出会うことから始まるラブストーリーです。ある出来事をきっかけに知り合った彼は警察庁勤務のエリート警視。しかし第一印象はとにかく塩対応。お礼をしようとしてもそっけなく、なかなか距離が縮まらないところから物語が始まります。
そんな中で良かったのは、ヒロインが自分から一歩ずつ歩み寄っていくところ。営業職ということもあり、人との距離の縮め方が上手で、「もっと知りたい」「仲良くなりたい」という気持ちを素直に行動に移していく姿がとても好印象でした。恋愛小説では受け身なヒロインも多いですが、この作品のヒロインは自分から頑張るタイプなので応援したくなります。
最初は塩対応だったヒーローも、ヒロインの真っ直ぐな人柄に少しずつ惹かれていきます。恋人になるまでは不器用で分かりにくい部分もありますが、付き合い始めてからの変化がすごい。あれだけ素っ気なかった人が、恋人になった途端に甘さを隠さなくなり、ヒロインを大切に想う気持ちを惜しみなく見せてくれるギャップにときめきました。
また、ヒロインが酔った勢いとはいえ自分からキスをする場面も印象的でした。ただ守られるだけではなく、自分の気持ちに正直に行動する姿が可愛らしく、二人の関係が少しずつ変化していく過程を楽しみながら読むことができました。
大きな波乱や重たい展開というよりは、頑張り屋のヒロインと不器用なエリートヒーローが距離を縮めていく過程をじっくり楽しめる作品でした。塩対応からの溺愛ギャップが好きな方や、誠実で一途なヒーローが好きな方にはおすすめしたい一冊です。
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Posted by ブクログ
ネタバレ恋人の浮気によって傷ついたヒロインが、上司の勧めで取引先の副社長とお見合いをすることから始まる物語。過去の恋愛で自信を失っていたヒロインに対し、ヒーローは焦らず距離を縮めながら、誠実に想いを伝え続けていく。
ヒロインはやや自己評価が低く、お人よしな一面もあってもどかしさを感じる場面もありましたが、その分、少しずつ心を開いていく過程には温かみがありました。傷ついた彼女に寄り添い、無理に距離を詰めることなく支え続けるヒーローの姿がとても印象的で、安心して見守れる関係性だったと思います。
ヒーローはまさに理想的な存在で、相手の状況や気持ちをしっかり汲み取りながら行動できる包容力のある人物。表面上は余裕があるように見えながらも、内面ではしっかりと想いを抱えている描写もあり、ただのスーパーヒーローではないところも魅力的でした。
一方で、元彼や周囲の人物の言動にはややストレスを感じる場面もあり、特に横槍となる存在の結末がもう少しはっきりしていれば、よりすっきりした読後感になったように思います。
全体としては大きな波乱は少ないものの、ゆっくりと関係を深めていく王道の溺愛ストーリー。安心感のある甘さと、じんわりとしたときめきを楽しめる一冊でした。 -
購入済み
ヒロインが…
自己肯定感かなり低めでひくつなのがなーちょっとしんどかった
プライド高いくせに自己肯定感は低くて、なにに満足すればいいのか分からないから、評価は他人に委ねてる
ってのがなー…
ヒーローは、よくこの陰気なお姉さんを好きになったもんだ
きっと昇華するまでにはいろいろあったんだろうね。若いのに(笑)
うまく、凸凹がはまった結果ということで。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ放置された結婚生活から始まる、再構築型の溺愛ストーリー。
一年もの間ほとんど連絡のないまま任務に出ていた夫・龍介に、離婚届を差し出すところから物語が動き出します。
海上自衛官という職業柄、任務の重さや責任の大きさ、そして“国を守る”という立場がどれほど個人の人生に影を落とすのかが丁寧に描かれていて、単なる恋愛ものというよりは考えさせられる部分の多い作品でした。
災害の多い日本に暮らしている身としては、決して他人事ではなく、現実味を感じながら読み進めました。
愛する人の過去や、背負ってきたものは簡単に理解もコントロールもできない。
ましてや、それに命や喪失が絡んでいればなおさらで、どれだけ話し合っても時間をかけるしかない関係性なのだと思わされます。
美里が抱える不安や不満、龍介の不器用さには共感できる部分もあれば、疑問を感じる場面も正直ありました。
それでも、感情をぶつけ合い、すれ違いながらも「今ある状況で最善を選ぼう」とする二人の姿には誠実さがあり、重さのあるテーマを扱いながらも、最終的には前向きな着地だったと思います。
単純な甘さ一辺倒の溺愛ではありませんが、最後にそれぞれが幸せを掴めたことには素直にホッとしました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシングルマザー×元カレCEO×子ども込み溺愛、という王道ながら安心感のある再会愛ストーリーでした。
一才半の息子を育てながら必死に働く瑞希と、音信不通だった過去を抱えたまま再会する元彼・伸也。
再会のきっかけが「保育園」というのも現実味があって、序盤から一気に引き込まれました。
伸也は最初から迷いなく「二人まとめて守る」と覚悟を決めていて、そこはさすがエリートCEO。
仕事も立場もあるのに、瑞希と息子を最優先に考える姿勢が一貫していて、読んでいて不安になる場面が少なかったのが良かったです。
一方の瑞希も、流されるだけのヒロインではなく、息子の幸せを第一に考えて葛藤する姿に好感が持てました。
特に印象的だったのは、伸也が「父親」として拓也に向き合っていく過程。
血のつながりや過去の空白を理由に逃げず、真正面から家族になろうとする姿がとても誠実で、
“恋愛だけじゃなく家族の物語”としてもきちんと描かれていたと思います。
大きな波乱や当て馬は控えめで、終始「守られる安心感」が強め。
重すぎず、でも軽すぎない、シンママ再会愛としてちょうどいい温度感の一冊でした。
息子ごと溺愛されたい人には、かなり刺さると思います。