野村浩子のレビュー一覧
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ネタバレこの方のことを詳しく知らなかった。このような政治家が他にいるのだろうか。
日本に蔓延る根強い男尊女卑。昔は女性の選挙権すらなかった。女性の地位向上のために30年近く運動を続けた粘り強さ。活動中、警察に捕まったり、資金が厳しくなっても、自分の筋は持ち続けた。
政治家になる為の選挙活動は派手なことをせず地道さを大事にし、費用を抑え、余った資金は寄付にまわした。
議員になっても、質素な生活は変わらず、活動に対する熱意は持ち続けながら、一方で常に冷静に現状を把握しようとした。
不当な状況にある女性の援護をした。
この方がいなかったら、現代の女性の地位はもっと低いままだったかもしれない。
静かなる情熱を -
Posted by ブクログ
遅ればせながら、読み終えました。
取材の裏付けがあるので、興味深く読むことができました。
タイトルやページをめくった感じからすると、バリキャリ思考の方が手に取るかもしれませんね。けれど、むしろ、ゆるく働きたい人、働かざるを得ない環境の人、男性、就職活動中の学生、部下を持つ職場のリーダーや経営者など、いろいろな方に読んで頂きたいと思います。
自分のライフコース以外の立場の人の実情は、なかなかわからないものです。それでも職場にはさまざまな背景を持つ人が集まってきます。地域コミュニティや保護者会などの活動も、さまざまな生活環境の人が交わっています。
「お互いさま」の気持ちで社会生活を送るため -
Posted by ブクログ
元日経ウーマン編集長が書いた女性の働き方に関するいろいろな視点からの味方。子供のいるなし、離婚、所得、正規非正規、年代、専業・キャリア、といった点から。男女雇用均等方から30年、大いに変わってきたが、その中で男社会とのギャップに苦しんだ人が多く、それは徐々にしか解消できていない。また非正規の拡大が別の形でギャップを年代間も含め拡大させている。。
今も扶養制度がもたらす壁(その壁を崩すことには少なくとも短期的なギャップが大いに生じる)。男女問わずの働き方、制度や関わる行政との担当者とのコミュニケーションが大事であること、すべての問題は意中やに解決できる問題ではないということが改めてわかる、バラン -
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女性リーダーになった人の聞き取り調査結果。
いわゆるモーレツ社員の女性ばっかりで、正直、ここまで頑張らないと女性は出世できないのか……などと思った。が、よく考えれば(よく考えなくても)リーダー……つまりは、社長や役員などかなり出世した人達の仕事感や人生の聞き取りなのだから、男女関係なく、ここまで頑張らないとこんな役職にはならないよな、と自己完結した。
そして現在、社長や役員になっている人の大半は、50代以上と考えると、今の働いて10年そこそこ世代と少し違った生き方をしてきた世代なのは当然か。
ワークとライフを結びつけず、ライフはライフで充実させたい人が多い今の若手世代がもう20年30年 -
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均等法から30年の節目に書かれた本。少し前に読んだ、同じ著者の本よりも現代に近づいたので親近感を持って読めたのと、均等法が成立した当時の話が面白かった。
二冊を続けて読んで思ったのだが、結局、女性が働き続けるためには、女性自身の意識改革や職場の制度は不可欠なのだが、やはり男性側の意識と働き方の変革がなければ無理ということ。家事に育児に仕事にという女性に、マミートラックから抜け出せと言ったって大抵は無理だろう。
夫婦ともにバリバリ働きたい場合の提案として、家事の外注が勧められていたが…ミールキットの広告等でも感じるのだが、こうした外注サービスの対象者や依頼者は常に女性である点に違和感。食材の -
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女性に働き方について知りたくて読書。
本書発売後に勝間さんの本がブームとなるのが、ちょっと興味深い。年収300万円で、残業なし、アフター5や趣味が充実して幸せに暮らす働き方を支持する女性が多い。勝間さんは自立できるように年収600万円以上、キャリアを目指し、語学、IT、経済の資格やスキルを身につけることが大切として同じく多くの女性に支持された。
両親の離婚やシングルマザー環境で育てらると少なからず子どもにも影響すんだろうと思った。
女性がもっと安心働きやすくなるように子育て支援や保育所等の整備はもっと国や民間で充実させていくべきだと思う。同時に、女性自身の働き方の意識も変わる必要もありそ