あらすじ
2019年12月、世界経済フォーラムから発表されたジェンダー・ギャップ指数で日本は調査対象の153カ中121位、過去最低の順位となった。女性リーダーの少なさが下位低迷の大きな要因だ。意思決定層に女性を増やさないと、日本は変わらない。それどころか、このまま沈んでしまう。四半世紀にわたって女性リーダーの取材を続けてきた著者が、国内外の女性役員にインタビュー。「生の声」から、これからの時代を生き抜くヒントを探る。
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Posted by ブクログ
30歳になった私が仕事とプライベートの両立について考えていた、ロールモデルを見つけて参考にしたかった。
思っていた通り、本に出てくるこれまで仕事で活躍した日本人女性たちは、仕事に重きを置いてきたように見えた。もちろん人生のフェーズでプライベートを大切にする期間もありながら、仕事では男性と同じように働くことが求められてきた。これからの時代は、ワークライフバランス。長い時間働く、だれかが家で家事を進めてくれる働き方はもう終わり。それは女性にも男性にも言える。
Posted by ブクログ
女性リーダーになった人の聞き取り調査結果。
いわゆるモーレツ社員の女性ばっかりで、正直、ここまで頑張らないと女性は出世できないのか……などと思った。が、よく考えれば(よく考えなくても)リーダー……つまりは、社長や役員などかなり出世した人達の仕事感や人生の聞き取りなのだから、男女関係なく、ここまで頑張らないとこんな役職にはならないよな、と自己完結した。
そして現在、社長や役員になっている人の大半は、50代以上と考えると、今の働いて10年そこそこ世代と少し違った生き方をしてきた世代なのは当然か。
ワークとライフを結びつけず、ライフはライフで充実させたい人が多い今の若手世代がもう20年30年働いたとき、男女ともにまた違ったリーダー感が生まれるのかも。
、いや、ワークライフバランスが重視させれる世代でも、モーレツ社員の生き方をしたい人もいるだろうから、結局そういう人が出世していくのかな。そしてリーダーについて聞き取れば同じ結果になるのだろうか。
そうやってつらつら考えていたが、本書を読んでも、やっぱり出世しリーダーとなる人は男女問わず“そういう”働き方をした人なんだな、という結論になり……男女間の差が本書を読んでもわかったようなわからないような……。