中島茂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中島先生は、会社法の専門家だけれど、この本は株式会社の歴史を紐解きながら、会社法の枠にとらわれず、「株式会社のそもそも」について語っており、とても勉強になった。
第8章で、株式会社の目的は「人々の役に立つこと」であることを真正面から語っているが、そのことを最初からすんなりと腹落ちできる会社員が果たしてどれくらいいるのだろうか?と考えてしまった。
この目的をしっかりと腹落ちしていれば、一見面倒臭いIR活動も、従業員を大事にするためのハラスメントの撲滅も、みなすんなりと入ってくる。会社の公共性は、決して美麗文句ではなく、会社の本質なのだ。
本書を読んで発見だったのは、1856年に「株式有限責 -
Posted by ブクログ
業務の適正を確保する仕組み=内部統制。
一人ひとりの「甘え」から「自助努力」するために、初期対応ではとりあえず一報を施すことが大切です。
事実関係をはっきりしてから開示したり、断片的に情報を開示するとかえって混乱を招きます。
対応の三要素「謝罪」「原因究明」「再発防止」をセットで、ポジションペーパーをまとめておきます。
私の働く会社は製造業。サプライ・チェーンから生じた事故が発生したとしても、安易に部品メーカー・材料メーカーとは「協力」体制を整えておく必要があります。
時代は刻々と変化してるので、普段からロールプレイングしておかないといけませんね。