高木俊朗のレビュー一覧

  • インパール
    インパール作戦の開始から撤退までを書いた。司令官のエゴと欲、判断力、作戦能力のなさのために何万という兵隊が犠牲になった。インドという気候、相手(英印軍)を見下した考え、そのことも敗因の原因になった。いつも犠牲になるのは上層の人に逆らうことのできない下層の人達だ。今の日本の状況と考えてみると面白いかも...続きを読む
  • インパール
    20.03.08~20.07.24
    胸糞悪い、その一言。
    いつの時代も、バカはいるもの。そのバカが先陣を切ってしまうことで、悪夢が繰り広げられる。結果、誰も責任を取らず、適当な言い訳を、もしくはウソをついて、データ改竄をして国民をだます。最低です。
    今回、読んでいる時期と新型コロナの感染拡大が重なっ...続きを読む
  • インパール
    太平洋戦争下での愚行を通り越した狂気の作戦。後半はとても文字がまともに読めないぐらい感情移入する。こういう書籍をもっとみんなに読んでほしい。と思う。
  • 特攻基地 知覧
    陸軍航空本部映画報道班員として知覧に従軍していた著者がその目で見た陸軍特別攻撃隊を始めとする知覧の事実と戦後に公開された資料の間に多くの違和感を感じ書かれたノンフィクションです。読んでいる途中は悲しいとか悔しいとか寂しいとか何だか色々なものがごちゃ混ぜになって衝撃として襲ってきます。本作を読んだ感想...続きを読む
  • インパール
    あらためて戦争の狂気を知った。

    牟田口ってのが無謀な作戦を展開して自国の兵隊をいたずらに殺した責任ってものを負わずに終わってしまったので、Wikipediaでその後を調べたら、形上一応インパール作戦の責任を取ったみたいだけど、五万を超える人たちを無駄死にさせた責任としては何とも軽い。

    第二次大戦...続きを読む
  • 特攻基地 知覧
    ちゃんと知る、という事がどういう事なのかは悩ましいけれども、何もしないよりは読むだけでも読む。美化しない。卑下も中傷もしない。20年でこの有様なのにもうすぐ80年。風化が一番良くない。
  • インパール
    功名心しかない牟田口軍司令官の指揮の下決行され、およそ3万人が命を落としたとされる無謀で無惨な史上最悪のインパール作戦。
    声の大きな人の意見が通るどころの話ではない。

    計画立案の時点で多くの問題点を抱えながら、自分の成功体験のみ信じ続け、見識、知見のあるものの意見に耳をかさずに、怒鳴ることと精神論...続きを読む
  • インパール
    太平洋戦争中の悲劇、無能な上層部、無謀な作戦の代表格インパール作戦。

    悲劇を語るにしては妙に明るいテンポが独特。軍の公式記録は当事者に都合よく書かれるので当てにならないようだ。

    シリーズ物なので続きも読みたい。
  • 全滅・憤死 インパール3
     インパール作戦を描くシリーズ3作目、弓師団と祭師団の最前線、インパールに肉薄した部隊の最後までを書ききる。

     インパール作戦に関しての戦記は、このシリーズを含めて何作か読んできた。
     祖父は茨城の鉾田で招集されて水戸連隊に所属したはずなので弓師団の歩兵第213連隊にいたはずで、弓第33師団の右突...続きを読む
  • インパール
    「私、定時で帰ります」で紹介されていた。
    仕事は気力でやり切る!の例題として。
    ・やる前からできないとは?
    ・やる気がないからできない。
    ・やればできる何事も。etc
    これって背伸びをすれば届くレベルだよね。
    とは言っても
    ・たまたまできる時もある
    よね。
    日本社会で生きるのは難しいね。
  • 特攻基地 知覧
    以前、自分が特攻隊として出撃したらどうするか。との夢を見たことがある。自分の命が必ず無くなる究極の状況がリアルに感じられる本
  • インパール
     今を生きている日本人には、当たり前だが祖先が存在している。
     だから、祖父母曾祖父母の代が戦争で死んでいたら、今の自分たちは存在しないのだ。

     俺にとっては、祖母は東京で空襲の中を生き延びた。
     そして、祖父はビルマを生き延びた。
     祖父母が戦争で死んでいたら、今の俺はいない。

     祖父は戦争の...続きを読む
  • 特攻基地 知覧
    戦時中、報道班員として知覧にいた筆者が、戦後、関係者に取材して主に特攻隊員の心情面から特攻の真相に迫ろうとした著。
    人間への慈しみに溢れた視線が暖かい。
  • インパール
    インパール作戦について知らない世代が読む本。知りませんでした。太平洋にばかり目を向けていましたので、勉強になりました。歴史が繰り返さないように、まだまだ学ぼうと思います。