高木俊朗のレビュー一覧

  • 特攻基地 知覧

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    特攻の街として知られる知覧。私は未だその地を訪れた事はないが、いつかはこの目で飛行場跡地や開聞岳を見てみたいと思っている。様々な映画や小説、戦争、特に特攻を扱う書籍等で取り上げられた事から、その地の名前を知らないものは少ないだろう。もし、知覧を知らずとも、特攻『特別攻撃隊』を知らないという事はまず無いと思う。因みに本書にある「知覧」の街は特攻の中でも、帝国陸軍が編成した攻撃隊の出発基地にあたる。現在の南九州市の地名である。陸軍は特攻隊に万朶隊、振武隊、富嶽隊などの名称と数字で名前をつけており、世に言う『神風特別攻撃隊』は帝国海軍の特攻の呼び名で、こちらは同じ九州鹿児島県でも鹿屋基地から主に飛び

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    2025年07月19日
  • インパール

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    インパール作戦の開始から撤退までを書いた。司令官のエゴと欲、判断力、作戦能力のなさのために何万という兵隊が犠牲になった。インドという気候、相手(英印軍)を見下した考え、そのことも敗因の原因になった。いつも犠牲になるのは上層の人に逆らうことのできない下層の人達だ。今の日本の状況と考えてみると面白いかも。私は、そもそもなぜインパールだったのか勉強不足です。あと地理関係がよくわからなかったため読むのに時間がかかった。

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    2024年02月01日
  • インパール

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    20.03.08~20.07.24
    胸糞悪い、その一言。
    いつの時代も、バカはいるもの。そのバカが先陣を切ってしまうことで、悪夢が繰り広げられる。結果、誰も責任を取らず、適当な言い訳を、もしくはウソをついて、データ改竄をして国民をだます。最低です。
    今回、読んでいる時期と新型コロナの感染拡大が重なってしまったことで、余計に、読むのが辛かった。国を担っている人たちの無責任さ、歴史が繰り返されている。
    最悪の読後感ではあるが、いろいろと考えさせられた1冊。

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    2020年07月24日
  • インパール

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    太平洋戦争下での愚行を通り越した狂気の作戦。後半はとても文字がまともに読めないぐらい感情移入する。こういう書籍をもっとみんなに読んでほしい。と思う。

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    2018年07月21日
  • インパール

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    あらためて戦争の狂気を知った。

    牟田口ってのが無謀な作戦を展開して自国の兵隊をいたずらに殺した責任ってものを負わずに終わってしまったので、Wikipediaでその後を調べたら、形上一応インパール作戦の責任を取ったみたいだけど、五万を超える人たちを無駄死にさせた責任としては何とも軽い。

    第二次大戦時の、特に終戦近い日本は、国全体で正常な判断が出来なくなってたんだな。そして今の日本があるんだな。

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    2023年09月30日
  • インパール

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    功名心しかない牟田口軍司令官の指揮の下決行され、およそ3万人が命を落としたとされる無謀で無惨な史上最悪のインパール作戦。
    声の大きな人の意見が通るどころの話ではない。

    計画立案の時点で多くの問題点を抱えながら、自分の成功体験のみ信じ続け、見識、知見のあるものの意見に耳をかさずに、怒鳴ることと精神論で下のものを支配し、進言する部下を更迭し反対するものを排除した牟田口軍司令官。何より「支那事変最初の盧溝橋事件の指揮官だった私は、大東亜戦争の最後の指揮官の名誉を握らなければならない」という野望と功名心のみでインパール作戦を強引に推し進めた。
    不利な戦況や敗北、彼の意見の問題点を報告すると怒って怒鳴

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    2021年03月15日
  • インパール

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    太平洋戦争中の悲劇、無能な上層部、無謀な作戦の代表格インパール作戦。

    悲劇を語るにしては妙に明るいテンポが独特。軍の公式記録は当事者に都合よく書かれるので当てにならないようだ。

    シリーズ物なので続きも読みたい。

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    2021年01月30日
  • 全滅・憤死 インパール3

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     インパール作戦を描くシリーズ3作目、弓師団と祭師団の最前線、インパールに肉薄した部隊の最後までを書ききる。

     インパール作戦に関しての戦記は、このシリーズを含めて何作か読んできた。
     祖父は茨城の鉾田で招集されて水戸連隊に所属したはずなので弓師団の歩兵第213連隊にいたはずで、弓第33師団の右突進隊としてインパールの東南から攻め込んだはずだ。
     戦争のことは多く語らず、最後は復員して敦賀から帰ってきたことは聞いた。

     さて、本書では弓師団と祭師団の二部構成、全滅・憤死と銘打っている。
     全滅の始まりはインパールから南方32マイル、トルブン隘路口から始まる。
     順次到着する瀬古大隊を到着順

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    2020年07月26日
  • インパール

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    「私、定時で帰ります」で紹介されていた。
    仕事は気力でやり切る!の例題として。
    ・やる前からできないとは?
    ・やる気がないからできない。
    ・やればできる何事も。etc
    これって背伸びをすれば届くレベルだよね。
    とは言っても
    ・たまたまできる時もある
    よね。
    日本社会で生きるのは難しいね。

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    2020年06月26日
  • インパール

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     今を生きている日本人には、当たり前だが祖先が存在している。
     だから、祖父母曾祖父母の代が戦争で死んでいたら、今の自分たちは存在しないのだ。

     俺にとっては、祖母は東京で空襲の中を生き延びた。
     そして、祖父はビルマを生き延びた。
     祖父母が戦争で死んでいたら、今の俺はいない。

     祖父は戦争のことを多く語らなかった。
     ビルマ語で1,2,3を「デー、ネー、トン、レー、ガー」と呼ぶことを聞き、
     祖母は、祖父がマラリアにかかって昏睡したあと、目が覚めてみると自分の靴下以外は持ち去られていた、という話しか聞かなかった。
     もともと無口だったが、戦争から帰ってきてからは更に無口になったそうだ。

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    2018年08月15日
  • インパール

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    インパール作戦について知らない世代が読む本。知りませんでした。太平洋にばかり目を向けていましたので、勉強になりました。歴史が繰り返さないように、まだまだ学ぼうと思います。

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    2018年09月04日