特攻基地 知覧

特攻基地 知覧

1,430円 (税込)

7pt

5.0

あの青年たちを見送ってから、二十年たって、この本ができた――

大戦末期に陸軍報道班員として知覧の出撃の現場を目撃した高木俊朗は、戦後、元隊員、親と子、同胞たちを取材し続けた。南洋に面したこの基地で、彼らは何を想い飛び立ったのか?俗説が氾濫する「特攻」の、知られざる証言を掬いあげる戦争ノンフィクションの白眉、当時の取材写真と新規解説を増補した決定版。
文庫版解説(本書に再録)・入江徳郎
新書版解説・大木 毅

※本書は、1965年9月に『知覧』として発表され、73年7月に角川文庫化された作品を新書化したものです。

◆食糧難の中、隊員たちに無償で食事をふるまった富屋食堂と鳥浜とめの素顔
◆八月十五日、司令部で隊員は出撃を申し出、高級参謀は軍司令官に特攻を求めた
◆老朽機が過半で故障と事故が頻発していた

【目次】
悲愁の桜
女学生の日記
孤独のいのち
十六年目の手紙
暴力制裁
不慮死
ひとすじの愛
花流し
神州亡滅の日
この母と子
空に消えた顔
残された者
花束
史実と事実
春はめぐれど

あとがき
角川文庫版あとがき
文庫版解説 入江徳郎
新書版解説 大木 毅

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    Posted by ブクログ

    特攻の街として知られる知覧。私は未だその地を訪れた事はないが、いつかはこの目で飛行場跡地や開聞岳を見てみたいと思っている。様々な映画や小説、戦争、特に特攻を扱う書籍等で取り上げられた事から、その地の名前を知らないものは少ないだろう。もし、知覧を知らずとも、特攻『特別攻撃隊』を知らないという事はまず無

    0
    2025年07月19日

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