三枝零一のレビュー一覧

  • ウィザーズ・ブレインV 賢人の庭<下>

    ネタバレ 購入済み

    物語が動き出す!

    サクラにもイルにも感情移入できるように語ってくれているので、二人が戦う場面は読んでいて辛かったです。でも、最終戦だけはふっきれた二人が清々しく、不思議な感じがしました。
    ラスト、サクラがついにマザーシステムの真実を世界中に知らしめてしまったので、どう転がっていくのかドキドキします。
    今回本編には登場しなかった主要人物達は、どういった立場につくのか、気になってしまいます。

    #泣ける #ダーク #アツい

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    2022年09月29日
  • ウィザーズ・ブレインIII 光使いの詩

    ネタバレ 購入済み

    涙・・・。

    学生の頃2、3巻だけ読んだことのあるシリーズです。何年たってもたまに思い出す台詞やシーンがあったので気になってしまい、1巻から全部読もうと思い、購入しました。
    大人になって読んでも、凄くツボでした!カッコいい設定、戦闘シーン、でも何よりも、納得のいく各キャラの心理描写が本当に良い!ディー、セラ、マリア、祐一・・・。誰の気持ちも丁寧に書かれています。そして、学生の頃は嫌な人だと思ってしまったクレア!彼女の気持ちも今読むと凄く切なかった(;;)かと言ってやっぱりセラが悪いわけは全くなく、それぞれの立場が違い過ぎて辛いです。
    1~3巻まで、全部泣きました。電車で読むのはちょっと危険かもしれません

    #切ない #カッコいい #泣ける

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    2022年09月29日
  • ウィザーズ・ブレインVIII 落日の都<下>

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    ネタバレ

    組織のNo.2を誘拐されたことにより、賢人会議とシティの市民は戦闘状態に突入してしまう。その裏には、同盟反対派の工作もあったが、市民の行動は、その反対派の計算を遙かに上回って大きくなっていく。
    誘拐された天樹真昼を追いかけるサクラ、シンガポール側のフェイ。だが、天樹真昼が世界に隠していた秘密が明かされてしまう。大気を覆う雲の除去方法。その方法とは、Iブレインを持たない人間を全員殺し、Iブレインをもつ魔法士全員の脳を同調することにより、雲を情報の側から解体するという恐ろしいものであった。情報制御理論を考えた天才が残した遺産。天樹真昼はこの研究を発展させ、犠牲のでない方法を見つけることをシンガポー

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    2015年05月06日
  • ウィザーズ・ブレインIX 破滅の星<上>

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    ネタバレ

    すごい勢いで人類全体が絶望へと突っ走るのだけど、明かされないサクラの思惑やディーセラの迷いなど賢人会議側も一枚岩ではなく、誰も彼も足場が揺らいでいるという混沌とした状況。
    けれどごちゃごちゃしてるという印象はまったく受けなくて、今まで積み重ねてきた伏線やキャラクター描写の上にすべてが成り立っているので暗い状況とは裏腹にスラスラと読み進めていくことができる。
    エピソードⅧからこっち散々な目に合っている主人公の錬だが、これらの試練を乗り越えて彼と作者がどんな結論に辿り着くのか、次巻以降も全力で見届けていきたい。

    余談 祐一、ヘイズ、クレアの3人も中立という意味では錬と同じなのだが、錬ばかりが責め

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    2014年12月25日
  • ウィザーズ・ブレインVIII 落日の都<下>

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    ネタバレ

    3年待った。本当に長かった。でも、読み終わった今となってはまずこう伝えたい。面白かったぞありがとう!


    このシリーズについては尋常でない思い入れを自覚しているので冷静では居られないのだが、目まぐるしく動く展開や、今までの伏線を踏まえながら「ここでもう一度その方向に物語が振れるのか!」という意外性は素晴らしい。

    思えばエピソードⅤにおいて通常人VS魔法士という対立基軸を掲げはしたものの、大きくぶつかりあったのは直後のⅥくらいで、勢力として敵対はしていても各主要人物は緩やかな協力体制を築いていて(真昼の退場は予想できたとしても)なんとなくこのままみんな協力して良い流れに向かっていくのかな?とい

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    2014年02月09日
  • ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<下>

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    ネタバレ

    発売当初からぶれずに一つの世界を描き切っているのは,流石としか言いようが無い.

    ラノベ作家って10年後も予想してプロット立ててるものなんだろうか?

    極地に浮かぶ大気制御衛星や遮光性気体,技術の進歩が早すぎることなど
    ちょっと頭の中に引っかかっていたけど,ラノベだからしょうがないと思っていた伏線すら妥協せずに回収していくのは見事.

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    2012年06月03日
  • ウィザーズ・ブレインVIII 落日の都<中>

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    真昼は絶対サクラにしたことの意味が分かっているに1票!

    前半はさまざまな関係者の思いが分かって切なかったし、
    後半は調印式の展開が熱かった。

    サクラ可愛くなったなぁ(・∀・)

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    2011年02月11日
  • ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<下>

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    本巻では作品中最も積極的(?)な女子アリスさんが登場します。
    彼女とアルは勿論、彼等の傍にいた健三とエリザがすごい好きでした。
    特にエリザ!今回のエピソードで一気に好感度上がりました。
    ラストでは真昼に「おいこら!」って言いたくなるような事がありましたが
    それでもはらはらしながら楽しく読むことができました。
    かつて世界と戦っていた三人の研究者(二人は戦うつもりはなかったかもしれないけど)の軌跡に少し涙が出そうになりました。
    セラの母親について住人と話してる時にはもろ涙出そうでしたけど!
    ファンメイとセラでは考え方が違ってて、その対比が面白かったです。
    ディーのために悩むセラも必見。

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    2010年05月06日
  • ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<下>

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    いままで気になっていた伏線が一部回収されたものの、また新たな謎が・・・。
    このシリーズも最近の話を忘れかけていたので、再会の天地から読みなおしました。
    過去の話で活躍したキャラクターたちが一堂に集まって新たな人間関係が出来ていくのは読んでて楽しいですね。

    天才の在り方。ウッディン、健三、エリザ、それぞれのスタンス。
    本人の資質と感情は別物なんだよなあ・・・。

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    2009年10月07日
  • ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<下>

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    シリーズ7作目、下巻。
    7作目が完結。

    『情報制御理論』の発表や『魔法士』の誕生といった歴史が明らかになってスッキリ。
    ですが、新たな謎も・・・
    また次巻を待つ日々が続くのか・・・OTL

    ウィッテンが主軸と言えるので、ヘイズやファンメイとのエピソードも出てきて嬉しかった。
    2作目での『失敗作』というセリフの裏にこんな思惑があったとは・・・ぉお!!(゚ロ゚屮)屮
    (2作目を読んだとき、このセリフでウィッテンの印象は悪かった^_^;)

    全部ではないですが、秘密が明かされた今もう一度シリーズを読み返したいなぁ〜
    それで次巻までの間をつなげていきたいなって思ってます。
    …予告通りに4ヵ月後に次巻

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    2009年10月07日
  • ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<上>

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    シリーズ7作目。
    前作から1ヶ月後、北極が舞台。
    北極上空に展開するシンガポール自治軍と接触を図る、サクラたち『賢人会議』
    シンガポール軍に牽制するため北極上空へ出撃する、エドやファンメイたち『シティ・ロンドン』軍。
    『賢人会議』を追い、『シティ・ロンドン』に合流した鎌とフィア。
    そして、大気制御衛星の謎を追い北極を訪れたヘイズとクレア。
    『魔法士』誕生の秘密が今明らかになる――

    待ちに待った新刊です><
    早く読みたいけど、読んでしまうと次が待ちきれないし・・・って思いながらじっくり読みました。
    エドとファンメイの復活に歓喜し、ヘイズとクレアの二人にニヤニヤし、魔法士誕生の秘密にワクワクしま

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    2009年10月07日
  • 魔剣少女の星探し 十七【セプテンデキム】

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    何だか凄い世界観、というより闘争に次ぐ闘争といった印象の作品だね
    そもそも作品背景が凄いね。魔剣戦争が2000年も続いた世界であり、その戦争前にも魔物と人類が闘った時代もある。それだけの闘争を経ながら、リットが生きる現代は平和が訪れている。それは争いを当然としていた時代に生まれた者達からすれば慣れない時代だろうね
    というか、平和になったのがたった1年前である為か、リットを始めクララもソフィアも戦争時代を前提とした考え方が根底にあるね。その意味では彼女らの在り方は少々荒っぽいとまで言えるのだけど、それは結果的に魔物が再臨する騒動に対して迅速な対応を可能としているね


    リットは一本気質というか行

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    2025年09月16日
  • ウィザーズ・ブレインIX 破滅の星〈下〉

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    ネタバレ

    9年ぶりからの2ヶ月連続刊行は心の整理が追いつかないんよ(笑)

    中巻の惨状からどうなるかと戦々恐々としていましたが、本当に予想外の着地点に到達したなと。
    今作も読むのが大変(褒め言葉)

    残虐非道を甘んじて受け止め、冷静にことを進めるシティ
    ブレーンを無くし、進退極まる賢人会議
    人間と魔法士の共存を諦めない機構
    三者三様の思惑に突破口はあるのか。

    個人的に読んでる中で強く想起したのは、今は亡きアニルの言葉
    「最終的に人を動かすのは、理を超えたその先にあるもの」
    彼は本当に良い言葉と行動を残してくれたと、しみじみと感じた。

    次がラストエピソードのようで、一体どんな結末になるのか楽しみ。

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    2023年05月19日
  • ウィザーズ・ブレインIX 破滅の星〈中〉

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    ネタバレ

    (約9年ぶりに続編ということで1巻から読み直しました(笑))

    8巻での事件で賢人会議・シティ共に選択の余地がなくなり、坂を転がる落ちるように事態は深刻に凄惨になっていく。

    各陣営の頭脳派たちが「仕方ない」「他に手段がない」と志を折っていく中での主要人物たちの行動・信念に感情が揺さぶられる。

    戦力的に圧倒的に不利なシティの戦略・戦術の冷徹さ。
    切り札を守るために戦術的ゴリ押しができる賢人会議。

    正直、「もうこれどうしようもないじゃん……」といった感想しか出てきません。
    下巻でもっと悲惨になるのか、果たして……

    余談ですが、読んでいて十二国記(特に白銀のオカ 玄の月)を彷彿させられました

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    2023年05月19日
  • ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<下>

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    とうとうここまで揃えちゃったな~

    月夜はどれくらい頭が良いんだろう?
    真昼ほどじゃないけどかなり…って感じなのかなぁ

    人から人外のものが生まれたらどうなるんだろう
    今の世の中だってわからない
    宇宙人みたいなものなのかな

    見てるものが同じで感じることも同じなのに
    なんで人はこんなにすれ違うんだろう
    どうして平和な世の中じゃ満足できないんだろう
    難しいな

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    2015年08月18日
  • ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<中>

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    ファンメイは良い子だなぁ
    自分より他人を優先して
    どんなに酷い態度を取られてもその人のことを考えちゃって

    でもファンメイも最初からこうだった訳じゃないよね
    セラみたいに自分が良ければ良いって思ってたときもあった
    成長したんだね

    セラがなかなか成長しない
    ずっと自分のことばかり
    仕方ないのかな?
    ディーくんが可哀想だな

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    2015年08月18日
  • ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<上>

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    みんなの考えが交錯しだす巻

    真昼とさ、アニルとさ、シスターの力を合わせればこの世界は良くなったんじゃないかなって思ってしまうよね
    みんなが出会うのが早ければ

    真昼が遅かったのかな
    動くのが

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    2015年06月27日
  • ウィザーズ・ブレインIX 破滅の星<上>

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    シティ連合と全面対決することになった賢人会議。
    シティを襲撃する賢人会議、賢人会議の本拠地をつきとめ総攻撃を加えるマサチューセッツ、モスクワ、ベルリン、そしてシンガポール。
    本拠地を爆発させ南極大陸に転移した賢人会議は一気に衛星への転送装置を目指す。
    サクラ、フィアを人質に取られた天樹錬、イルはまとめて衛星に転送され、サクラを通して13年前の真実を知る。
    太陽光発電プラントの同調暴走による爆発の危険性。
    そしてサクラは大気制御衛星から世界に向けて人類を殲滅する宣言を行う。

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    2015年02月14日
  • ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<下>

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     大気制御衛星の中で明かされる「魔法士誕生の物語」。
     魔法士の生みの親である科学者たち、アルフレッド・ウィッテン、エリザベート・ザイン、天樹健三と、最初の魔法士「アリス」の過ごした時間が、記録から紐解かれていきます。

     魔法士という未知の存在へ下した人類の決断。
     人類とは恐怖を前にかくも安易に暴力へ走るものなのかと、フィクションなのを忘れて絶望的な気分になってしまった……。
     そして、ウィッテンとアリスが切なすぎて涙……。

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    2014年09月28日
  • ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<中>

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     久しぶりの祐一大活躍回。その名も「世界再生機構」。土壇場で作ったハリボテ組織だけど、シティ、賢人会議に続く第三の勢力として続いていけばいい。

     大気制御衛星への転送システムまさかの稼働で、現場が混沌としていく中、各地のブレインが有志で集まって、外から極秘裏に事態を抑えようとする構図がもろに好みでした!

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    2014年09月28日