R.P.ファインマンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
天才物理学者と言われたファインマンの半生を自伝のエッセで本人が著している。
高校までは地元にいて、MITに入ったあとはプリンストンで博士を取り、コーネル、カリフォルニア工科大学で教授職を歴任しノーベル物理学賞を受賞した。
こう聞けば、天賦の才に恵まれた物理一筋の堅い人間というイメージが出来上がりそうなものだが、まあここまで破天荒な人間はあらゆる分野でもそうはいないというのがまず印象。
これほどの天才でありながらエリートや文化人を毛嫌いし、現場の職人をこれこそ男と崇拝する素朴さを持ち合わせている。
そしてクイズ、パズル、数学など頭を使うものが大好きで、本当に何でも好きに変えてしまうような逞しさ -
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Posted by ブクログ
ファインマン先生の自伝。
後半は戦争も終わった1949年頃~の話。
このころからファインマン先生はブラジルへ度々出向くようになる。
そこではもちろん物理学の教師としても働くが、その傍らでサンバにドはまりする。
他の章をみてもそうだが、彼は決して職業や社会的階層で人を判断することはなく、自分が知らないこと、できないことが出来る人を見ては素直に頭を垂れている。
この姿は真に学ぶべきものだと改めて思う。
どの話も面白かったが、女遊びの話、サンバやドラムなど音楽の話やオカルト話が多く、もうちょっと科学の純粋な喜びを語ってほしかったと思ったので☆4つ。
日本の話もちょっと出てきてうれしかったです。 -
Posted by ブクログ
ノーベル賞を受賞した物理学者のエッセイみたいな感じの一冊。 物理学とか数式を知らなくても読めますが、量子物理学とかファインマン氏の成果を理解していると一層楽しめるのではないかと思いました。偉い先生でも持論をぶつけ、実績を出しているうちに信頼を得て、するする偉くなっていきます。実績を出す人を上の偉い人が引き上げる様子を日本でももっと見たいと思いました。
一点注意!原爆の研究の場面が出てきます。血なまぐさい あるいは暴力的なシーンは全編を通してありませんが、苦手な方はご注意ください。
■ロスアラモスでの研究の先に
戦後、ニューヨークにて、ファインマン氏は橋を作っている様子を見て「作っても(爆弾で -
Posted by ブクログ
ファインマン。何をやった人かって聞かれてもぱっとは浮かばないし本のタイトルも正直意味不明だし、、、しかしこの本自体はとても人気があるようでそれならいつかは読もうと長いこと放置していました。そんな事もすっかり忘れてた昨年(2024年)に、やっと日本でも公開された映画「オッペンハイマー」を見た訳なんですが(2回も)、その中でボンゴ叩いていたのがこのファインマンでした。ノーベル賞も取ったすごい物理学者なのに扱いそれだけ?って逆に興味が沸き、この本のことを思い出して購入しました。文庫なのにそこそこ高いですね。
さて内容は物理学者のお堅いお話ではなくファインマンのぶっとびエピソードばっかりです。ファイン -
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Posted by ブクログ
昔、父の書棚にあって「なんの本だろうなー」と思っていた。その後、物理学の本を読んでいてファインマンが著名な物理学者だと知る。
ファインマンに勝手に若いイメージを抱いていて、アインシュタインとかフェルミとかボーアとか錚々たる物理学界の有名人がどんどん出てくるのが不思議。でもそうか同時代の人たちなのか。
「下から見たロスアラモス」でマンハッタン計画に関わっていた頃の話が書かれていて、現場はこんな感じだったのかと思う。そしてなんだか無邪気過ぎてかなり複雑な気持ちになる。
それにしても鼻持ちならないというか。でも憎めないというか。お腹いっぱい。下巻は読まないな(笑)