あらすじ
面白エピソード満載の本書。しかし、惑わされてはいけない。いたずら好きのファインマンは、この本で読者を試しているかも知れないのだ。何事も疑うことを忘れちゃいけないよ。確かなことなど、この世に何ひとつないのだから、と。疑うことにかけては天下一品。魔術師的天才と呼ばれた人を、疑いながら読め。解説=江沢洋
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Posted by ブクログ
面白い。
時代的背景もあるのかもしれないけど、ファインマンが意外に美人好きだという事が良くわかりますw。自分のエッセーに、自分が美女と戯れた的な話をそんなに書くか?w。まぁ、それがあるからこそ、マンハッタン計画に携わり、その後、ノーベル物理学賞も受賞した物理学者の人間味が良くわかるという事なんでしょうけどね。
本書の最後に、CalTechの1974年の卒業式で式辞として語った言葉が綴られています。『カーゴ・カルト・サイエンス』というタイトルなのですが、科学を学ぶ大学であるからこそ、科学に対して真摯に取り組むべきであるという事柄を言っています。これは、今も通用する普遍的な話ですね。
本書を通じて思ったのは、“好奇心”というのは大事だという事。ファインマンは、子どもの頃から好奇心が豊富だったようですが、物事を知りたいという事が、その後の彼の科学者としての人生に影響を与えたのは間違いないと思います。その好奇心が高じて、物理学以外の広い分野(芸術や考古学など)についても、広い見識を持ったようです。
面白かったです。
Posted by ブクログ
ファインマン先生の自伝。
後半は戦争も終わった1949年頃~の話。
このころからファインマン先生はブラジルへ度々出向くようになる。
そこではもちろん物理学の教師としても働くが、その傍らでサンバにドはまりする。
他の章をみてもそうだが、彼は決して職業や社会的階層で人を判断することはなく、自分が知らないこと、できないことが出来る人を見ては素直に頭を垂れている。
この姿は真に学ぶべきものだと改めて思う。
どの話も面白かったが、女遊びの話、サンバやドラムなど音楽の話やオカルト話が多く、もうちょっと科学の純粋な喜びを語ってほしかったと思ったので☆4つ。
日本の話もちょっと出てきてうれしかったです。
特に印象深かったのは以下。
・科学を学ぶことが肩書や箔を付けるためであっては決していけない。
・驚異の心を忘れることなかれ。
・科学に対しても自分に対しても誠実であれ
・他人の目を気にするな
Posted by ブクログ
ファインマン。何をやった人かって聞かれてもぱっとは浮かばないし本のタイトルも正直意味不明だし、、、しかしこの本自体はとても人気があるようでそれならいつかは読もうと長いこと放置していました。そんな事もすっかり忘れてた昨年(2024年)に、やっと日本でも公開された映画「オッペンハイマー」を見た訳なんですが(2回も)、その中でボンゴ叩いていたのがこのファインマンでした。ノーベル賞も取ったすごい物理学者なのに扱いそれだけ?って逆に興味が沸き、この本のことを思い出して購入しました。文庫なのにそこそこ高いですね。
さて内容は物理学者のお堅いお話ではなくファインマンのぶっとびエピソードばっかりです。ファインマンは興味を持ったらとことん追求する性格で、ボンゴだけじゃなく語学や絵画や非科学的なこと、金庫破りまでなんでも本気で取り組みます。その情熱がすごい。マンハッタン計画の話ももちろんありますし、他の物理学者との話も出てきますが、終始、研究と女の子が大好きなただのおっさんって感じで、時々出てくる科学的な話とのギャップがすごいです。訳者の大貫昌子さんによる後書きも素晴らしいです。