【感想・ネタバレ】ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)のレビュー

あらすじ

面白エピソード満載の本書。しかし、惑わされてはいけない。いたずら好きのファインマンは、この本で読者を試しているかも知れないのだ。何事も疑うことを忘れちゃいけないよ。確かなことなど、この世に何ひとつないのだから、と。疑うことにかけては天下一品。魔術師的天才と呼ばれた人を、疑いながら読め。解説=江沢洋

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Posted by ブクログ

ファインマン。何をやった人かって聞かれてもぱっとは浮かばないし本のタイトルも正直意味不明だし、、、しかしこの本自体はとても人気があるようでそれならいつかは読もうと長いこと放置していました。そんな事もすっかり忘れてた昨年(2024年)に、やっと日本でも公開された映画「オッペンハイマー」を見た訳なんですが(2回も)、その中でボンゴ叩いていたのがこのファインマンでした。ノーベル賞も取ったすごい物理学者なのに扱いそれだけ?って逆に興味が沸き、この本のことを思い出して購入しました。文庫なのにそこそこ高いですね。
さて内容は物理学者のお堅いお話ではなくファインマンのぶっとびエピソードばっかりです。ファインマンは興味を持ったらとことん追求する性格で、ボンゴだけじゃなく語学や絵画や非科学的なこと、金庫破りまでなんでも本気で取り組みます。その情熱がすごい。マンハッタン計画の話ももちろんありますし、他の物理学者との話も出てきますが、終始、研究と女の子が大好きなただのおっさんって感じで、時々出てくる科学的な話とのギャップがすごいです。訳者の大貫昌子さんによる後書きも素晴らしいです。

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2025年07月05日

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