大村はまのレビュー一覧

  • 教えることの復権

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    大村はまに関する著書は何冊か読んできたが、何度読んでも大村はまの言葉には身につまされる。
    本書も何度も繰り返し読みたくなる金言、また私もやってみたいと思える実践がたくさん。
    例えば、目標を具体化し、その評価を毎回の授業のたびにしていたというエピソードや、中学生を大人にするために話は必ず一度で聞くようにさせたこと、掲示物はこまめに張り替えていたことなどが印象に残っている。
    どれも奇をてらった取り組みではなく、むしろ当たり前にやらなくてはいけないことなのかもしれない。
    しかし、実際にこれらを継続的に行うには教師の覚悟が必要である。
    大村はまの言葉からその覚悟と教師としての矜持を感じた。
    72歳まで

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    2021年08月04日
  • 教えることの復権

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     確かめておく必要があること。
     ①専門家としての教師は、授業づくりの手間暇を楽しむこ
      とができる。
     ②「教える」ということは、=「説明すること」ではな
      い。ここの誤解が解消されないと、一方的な講演型の授
      業になってしまう。「教える」ことには、学習者を思考
      に導くということが、含まれている。

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    2020年05月18日
  • 教えることの復権

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    ネタバレ

    教えることの専門職としての教師の役割についてはっとさせられた。自分がはっきり言葉にできないまま今まで来てしまったのを大村はま先生と刈谷夫妻が引き出してくれた。
    「社会人でも勉強はできるが、学ぶことだけを専門にしている時間は生徒、学生でいる間だけ。学校という場があって、教える専門職の教師があって、その中で学ぶことのを専門としている時期の子どもがる。社会の中で特別な場である。」本当にそう思う。

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    2018年04月07日
  • 教えることの復権

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    本当に、本当に、よい本に出会った。
    ここまで心を揺さぶられたのは、どれくらいぶりだろう?
    読み進めるたび、涙腺が緩むような感動があった。新しい冒険に向かう朝のような興奮があった。埋れていた大切な思い出をふと思い出したときのような発見があった。

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    2012年02月10日
  • 教えることの復権

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    [ 内容 ]
    今、日本の教育界では、子どもの自主性を大切にしようと、「教える」ことよりも「学ぶ」ことに重点を置きはじめたように見える。
    これまでの「詰め込み」への反動であろう。
    だが一方で、教師の役割を軽視しすぎてはいないだろうか?
    本書では、教師が「教えるということ」をもう一度正面から見つめ直し、今もっとも必要なことは何かということを、すぐれた教師とその教え子、教育社会学者の間で徹底的に考える。

    [ 目次 ]
    序章 「大村はま国語教室」への扉
    第1章 言葉・文化を学ぶことの価値観
    第2章 大村はま国語教室の実践(生徒の目から見た単元学習の実際 単元学習の本質とは)
    第3章 教えるということ

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    2014年10月27日
  • 教えることの復権

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    小学生のとき、いざ、自由にやりなさいと言われて、何から手をつけていいかさっぱりわからず、それまで自分で考えることをしないでただ先生の好みそうなものを形だけ整えて提出していただけだったことに気づいて、愕然としたのを覚えている。自分がいかに空っぽな人間であるか思い知らされ、その後も長々と苦悩した。
    でもそれは一概に、私個人の能力だけの問題ではなかったのかもしれない。教わっていないのだから、やり方がわからなくてもよかったのだ。この本を読んで少し救われた。

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    2009年11月17日
  • 教えることの復権

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    大村はま先生のご冥福を、つつしんでお祈り申し上げます。
    この本は何回も読みました。
    EBMの勉強会をしながら、ポジティブフィードバックだとか、批判のサンドイッチだとかいろんな方法にトライしていたときにこの本を紹介されたのです。
    自分は、目先の教育技術だけをみていて、なぜそうすることが必要なのか、をすっかり忘れていました。

    大村先生が、生徒一人一人に合った本を選んで渡してあげたという逸話を読んで、僕はしばらくフリーズして身動きも出来なかったのを覚えています。
    教育者でなくても、読むべしです。

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    2009年10月04日
  • 教えることの復権

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    21/7/7 95
    掲示板は一日で剥がす>ともかく一度と言うことはいいことだと思うわ。そういうふうにして教室にはピリッとしたところが何処かにないと

    なんとなく分かるをはっきりと分かるに

    常に二つを比べる>カードの振り分け作業>「ことば」の使われ方を分ける

    地道な作業の積み重ねが一番大事

    教師のもっともいい姿は、新鮮だということと謙虚だ度言うことですよ。

    人と比較してみていれば、子供は必ずそれが分かる。伝わってしまいます。そして子供はそういう目で見られることが大嫌いなものです。

    書くことも同じですよ。上手も下手もない。役に立つかどうかでもない。自分の心を文字と言うものを使ってそのまま

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    2011年07月01日
  • 教えることの復権

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    教師の私ができることは
    「自分で考え、意見を言い、話し合いのできる」
    人間が育つ手助けをすること。

    それが民主的な社会に貢献すること。

    と、この本で思いをまた新たにしました。

    (本書166pより)
    決して授業をそのままコピーするわけではないし、
    といって一般化・抽象化した分析を学術的に示すのではなくて、
    両者をつなぐような中間物を作る。

    ことに成功している本です。

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    2009年10月04日
  • 教えることの復権

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    担任に貸して頂いた一冊。
    私も大村氏の授業を受けてみたかった。
    どんなに充実した授業だったろうか。
    うらやましい、と思ってしまった。

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    2010年06月12日
  • 教えることの復権

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    「教えることの復権」という難しいタイトルだが、中身は対談になっていてしかも難しい言葉は何一つ使われていないのでとても読みやすい。しかし、本の内容が本当にすばらしい。ゆとり教育について様々騒がれているがこれほど問題点を明確にあげている本はなかなかないだろう。教師を目指す人は絶対に読まなければいけない本だ。

    これはすごい本に出会ってしまったかもしれない…

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    2009年10月07日
  • 教えることの復権

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    国語教師として50年以上実践的指導に携わった大村はま。
    その大村はまと、教え子の苅谷夏子の対談を中心に、大村の国語指導のあり方について読みやすい形でまとめてある本。
    学校教育という形では、他の教師がまねをして実践することがなかなか困難な方法論だと思うが、家庭教師の枠組みの中で、取り入れられるべきところはいくつもあるのではないだろうか。

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    2009年10月04日
  • 教えることの復権

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    教育とは何か,教師とはなんたるか。
    はま先生のような実践ができるようになりたいと思った。
    教えない教師にならないよう,使命感を持って教職に就きたい。

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    2009年10月04日
  • 教えることの復権

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    彼女以上の情熱を持ち、実戦を続け、構造的な理論を持っていた国語教師はそれまでにいなかったし、きっとこれからも現れないだろう。

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    2009年10月04日
  • 教えることの復権

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    大村はま先生の言葉は一つ一つにパワーがあり、たくさん学ぶところがありました。
    これまでの本と比べて「近頃の若者は…」という感じが強い印象もありました。話し言葉が混在しているからかもしれません。
    現在の「総合的な学習の時間」に対しての否定的な考えについてもすごく納得しました。

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    2021年08月13日
  • 教えることの復権

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     いきつけの料理屋がある。使用されるのは大将自らが収穫した旬の野菜。大将はこちらが好きな料理を熟知してくれていて,新しいおすすめをさり気なく紹介してくれる。常に新しいメニューが登場し,頻繁に通っても飽きることがない。自然と饗されるその一皿に,人知れぬ苦労があることを大将の所作から感じられる。さらに,遠方から来店した客への心配りも忘れない。客に美味しい物を提供したいという大将の心が,痛いほど感じられる。

     本書を読んで,そのように相手に心を尽くすことの共通点を感じられた。
    「教えることの復権」と題された本書。教育社会学者である刈谷剛彦らが,国語教育の大家である大村はまの指導法と対談をもとに,教

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    2014年08月27日
  • 教えることの復権

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    「自ら学ぶ」という現在の教育界のブームに流されず、教師の役割としての「教えること」を大切にしようという著書。
    児童・生徒の学びの裏側には、教師の周到な準備を要することを大村はまの実践を踏まえながら主張する。

    ○キーワード
    ・徹底したリアリズム
    ・てびき
    ・なぜ教えるのですか?
    ・考えることを教える

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    2011年12月20日
  • 教えることの復権

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    インタビューで少し流れがわかりにくいところもあるが,どういった価値観を大切にしているのかがよくわかる本。

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    2011年08月14日
  • 教えることの復権

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    本質を語っている本だと思う。本気で教えるということは、このくらいエネルギーを使うことなんだと教えてくれた。

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    2010年11月08日
  • 教えることの復権

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    なぜ教えるのか?
    この解答を対談形式で第4章までまとめられている。

    私の履歴書・絵本などの例は思わずなるほどなと思った。

    そして、教えることは社会的使命である。

    じゃあそれを使命と感じながら教えていくには、、
    私自身の言葉でいうと。
    「わくわくしながらやる」
    ということかなと思う。

    子どもたちはどう反応するのかな?
    わくわくしながら事前準備する。

    何事においてもそうだが、
    楽しくなければ何も続かない。

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    2009年12月24日