阿部和広のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Scratchを開発したMITメディアラボの著者が、どんな想いでそれを創ったのかが綴られている本。
私が日頃子育てをする上で思っていることを書き表してくれた、この本に感謝します。スクラッチをやったことがないので、所々分かりにくい箇所がありますが、子供に創造力を持ち続けて欲しい親であれば読む価値はあると思います。
プログラミングを学ぶことは、コーディング自体を学ぶことに非ず!プログラミングというデジタルツールを通して、以下を学ぶのが大事なのだ。このことを子供に言い続けていきたい。
1.失敗してもいい(そもそも失敗なんてない)。思いついたらどんどんトライすべし。
2.仲間とともに共有し、自由に遊べ -
Posted by ブクログ
これは決してscratchやプログラミングの本ではなく、創造的な学びについての本。
ティンカリング、という言葉を初めて知ったけれど、LEGOや物語を作りながらどんどん改造していくところは、息子はティンカラーなのかなと。
もしそうだとすると(もちろんそうでなくても)子供に対して、私たち親が、息子の創造的な学びをどう伸ばしたりサポートできるか、日々の対応や環境選びなど、充分なリサーチの必要を痛感した。
あと、子供だけではなく、私自身も、職場の同僚や部下たちも、ケーススタディにない場面に遭遇したときに解決できる策を見出すための方向性、考え方のヒントとして、得られるものが多い本だった。 -
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Posted by ブクログ
TVゲームをやりたがる子どもに、プレイヤー側としてだけでなくクリエイター側の楽しさを知って欲しいと思い購入。自分も実際にScratchの可能性について知ることができた。学校の各教科に関連した演習が教材としてよく考えられており理解し易い。
子どもが一人で読んで理解できるかというと、やはりインストールの部分と、些細な解釈のズレでつまづいたときに答えられる大人は必要だろうと思う。しかしプログラミングの導入としては非常に優れている。
全くプログラミンの経験のないウチの小学生と幼稚園児の子どもも、お互いに教えあいながらすぐにゲーム作りに熱中し始めた。クリックする場所によってお化けが出てくるゲームや飛 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ大人がまじめに、子供が学ぶ時の方法を観察して、子供が楽しみながら学習する様を大人が学び、その子供たちに楽しく学べる場を大人が提供して、子供たちの創造性を育むことに取り組んでいる。
本書は、日本でも教育カリキュラムに取り入れられるプログラミング学習について、興味を持ったことと、子供たちにプログラミングを教えている現場の現状を知りたくて手に取った。
MITメディアラボの研究チームが、創造的な学び体験をサポートするためのオンライン講座を提供している。Learning Creative Learning. LCLというプログラム。
ブラジルやイタリアでも創造的な学び方が浸透しているようだ。
本書では、 -
Posted by ブクログ
フィールドにパーツを入れていくだけで,プログラムが出来上がり,それに従って,キャラクターや画面が変わるという,プログラム製作用プログラムのマニュアル本です。
2017年の夏,校内の夏休みの研究作品としては初めて,プログラミングが出品されました。パソコンではないと見えない「ファイル」が出品されたので,これはカルチャーショックです。小学生もここまできたか…という感じ。その子に教えてもらったのが,この本です。
わたしもやってみましたが,わりとたのしくできました。プログラムの基礎が学べそうな予感もしています。
壁にぶつかって困っているキャラクターに,新しい指令を入れると,ちゃんと逆方向に進んで -
Posted by ブクログ
Cultivating Creativity through 4P(Projects,Passion,Peers and Play)に集約される。例によって具体例で埋めるパターン。既存の学校制度に親和させる形式での導入は難しい。やるなら大学か?大学も意外に学生が忙しい(勉学という意味以外でも)。遊び心と十分な時間,取り組める空間と仲間,Planning<Tinkering,・・・。
ポートフォリオの考え方は参考になった。数値化できないものをの原則。心理学者や教育学者,哲学者の「遊び」に関する箴言もなかなか。
PISAの誤訳にクスリとさせられた。