かわいい表紙につられて購入。
内容は期待以上によく、
目の前の問題を解決しようとする主人公に
対して、目先の問題を解決するだけでは
真の解決にはならないと諭すお目付け役との
やりとりが、あるあるであっても心惹かれます。
そして解決した後でも、ある人にとっては
よい結果をもたらしたとしても、別の人にとっては
よい結果ではなかった、ということもあると
主人公は知ることで心の成長をしていく。
光国の身分がわかった後の人々の変化は
当然のこととはいえ、これこそ本人にしかわからない
辛い瞬間ではないかと思いながら読みました。