伯方雪日のレビュー一覧

  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    がまくら市という架空の町を舞台に、様々な事件に遭遇する作品集です。
    5つのお話が収録されておりますが、どれもとても興味深い内容でした。

    1.弓投げの崖を見てはいけない
    5年目の結婚記念日のプレゼントを買いに行った帰りに若者たちの不注意で事故に遭い、しかも証拠を消す為に殺そうとするなんて…。
    犯人た...続きを読む
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    鎌倉に似た町を舞台にした短編集。
    色々な個性が楽しめて面白かった!
    道尾さん、伊坂さんはやって引き込まれるけど
    全部面白かった!
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    一つの舞台で共有して書くシェアードワールド。
    この作家さんが書いた人物が、この作家さんのところにも出てる!わー!っていうところにも興奮。
    好きな伊坂さんの作品はやっぱりよかったし、この作品読まなかったら知らなかったなっていう人もいたのでいい出会いでもあったり。
    読みやすかったのであっという間。
    忘れ...続きを読む
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    5人の作家による、不可能犯罪ばかり起こる蝦蟇倉市での事件を描いたミステリ小説。伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏目当てで借りたが、共通のテーマがあったおかげで他の作家さんとのリンクも楽しく、全編あっと言う間に面白く読めた。もちろんお勧めは「浜田青年ホントスカ」。伊坂節全開のおとぼけっぷりが愉快な作品。
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    不可能犯罪ばかり起きる架空の街
    「蝦蟇倉市」を舞台に、
    五人の人気作家が書き下ろした短編集。
    SFやファンタジーでは時々見受けられる
    「シェアードワールド」というものらしい。

    街のどこに何があって、市長はどんな人で、
    という設定は作家陣がアイディアを持ち寄ったとか。
    そのため作者が違っても、街の描...続きを読む
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    再読。前は文庫本じゃない方を読んだ。旅のお供として借りる。設定はうっすら覚えてるけど、結末とかは全然覚えてなかった。道尾秀介のは結末がはっきり分からなくて、前回もいらいらしたよな。よーく読めば分かるらしいけど。再度読み返す気力はない。伊坂幸太郎のはやっぱひょうひょうとしていい。他のやつもみんな面白か...続きを読む
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    字が小さくて読み応えあり。『弓投げの崖を見てはいけない』最後で車にはねられたのは誰か?自分の推理が合ってるかどうかが気になる。
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    蝦蟇倉市で不可能犯罪が起こるアンソロジー。

    伊坂さん道尾さん以外は初読なので
    らしさ はわかりませんが
    1冊としても十分楽しめました。
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    架空の都市を舞台にした連作短編集。
    章ごとに作者が違い、それぞれクセのある文章
    なのに、違和感なく1冊の中に納まっていました。

    道尾秀介さん:どちらにしてもバッドエンドな感じで、
    うわぁ!と思いましたが、実際に事件として起きる
    としたら、こういう風に解決しきる前にぷっつりと
    途切れる終わり方をして...続きを読む
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    がまくら市という架空都市の舞台を各作家たちがシェアして描かれた作品集

    伊坂さん目当てで購入して読んだ。
    想像以上におもしろかった。

    道尾秀介さんの作品が最初でよかったと思う。
    多視点で描かれていてミステリーとして楽しめたし、
    伏線や環境設定も詳しく描かれていたので、その後の
    ほかの作家の作品への...続きを読む
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    架空の町、蝦蟇倉市を舞台にしたアンソロジー。バラバラに書かれたものではなくて、登場人物が重なっていたり、ある作品の事件が別の作品の裏で起こっていたり、作品ごとがゆるく繋がっているのが面白かったです。
  • 誰もわたしを倒せない
    4+ 

    第三話の話。
    いやあ、すっかり騙された。最近は叙述トリック不感症を自認するほどやられない体質になっていて、残念だなあ、寂しいなあとつくづく思っていたところ。第1話、第2話と読んで、完全に油断していたので気持ちいいぐらいスカッと騙された。いやあ爽快だわ。私がプロレス好きだから、というわけでは...続きを読む
  • 誰もわたしを倒せない
    プロレスとバーリ・トゥードをテーマにした連作ミステリー。

    どんでん返しがとにかく秀逸です。4つの短編が収録されていますが、いずれも終盤であっと声をあげること請け合い。特に第三話は秀逸。見事にひっかかりました。

    トリックとテーマがよく絡んでおり、謎解き派の方にもプロレス好きの方にもお薦めの一作とい...続きを読む
  • 誰もわたしを倒せない
    プロレスや格闘技の世界を舞台とした本格ミステリ連作短編集。

    本格ミステリは色々な世界に溶け込み、その世界を本格ミステリとして再構築してしまう力をもっています。しかしもちろんのこと相性というものがあります。まるで相容れないと思われた世界が、本格ミステリと融合した時の美しさは得も言えません。
    そう、プ...続きを読む
  • 誰もわたしを倒せない
    プロレスとミステリが高次元で融合した傑作。題材がプロレスなればこそ成立するトリックってあるんだなぁとついつい感心。本書を200パーセント堪能するにはまずプロレスファンになることから始めないと。厄介ですね。
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    いつ買ったか忘れるほど前から積んでいました。浜田青年、こんなところにイタンスカ。不可能犯罪ばかりが起こる蝦蟇倉市を舞台にした短編集で、伊坂幸太郎の『ジャイロスコープ』に収録されていた「浜田青年ホントスカ」を改めて読む。

    複数の作家による連作というわけでもないから、この短編集に臨む作家5人の姿勢いろ...続きを読む
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    不可能犯罪の名所、架空の都市、蝦蟇倉(がまくら)市を舞台にした、5人の作家の連作ミステリ。それぞれが少しずつ重なりあっており、人間関係も楽しめる。それぞれの作家の作風はそれなりに違うはずだが、違和感なくマッチしている。全部で11人の連作らしく、地図に記載があるが、出てきていない場所も多い。、しかし、...続きを読む
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    「がまくら市」という架空の市で起こる数々の事件(「不可能犯罪」と呼ばれる)を、5人の作家が描いたアンソロジー。そしてそれは少しずつ繋がっている、というところが面白い。
    やはり、伊坂さんの章が特に面白かったな。最後までまんまと罠にはまってしまった。
    福田栄一さんの「大黒天」の物語の運びもよかったな。こ...続きを読む
  • 誰もわたしを倒せない
    何かでおすすめの本だったので購入。まぁ楽しめましたし、ちょっとしてどんでん返しもあったりして、楽しめることは楽しめるのだけど、それほど格闘技やプロレスに思いがないので、まぁまぁ。という感じでした。
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    ほとんど読まないアンソロジー。
    ふだん読まない作家の作品を読めるのが、いい。

    作家や登場人物よりもさらに、
    蝦蟇倉市に愛着がわいた。
    実在して、ほんとうに登場人物たちが
    暮らしているみたい。
    それぞれの話のなかに、別の作品の登場人物が
    さらりと出てくる、その感じは、現実社会みたい。