村岡恵理のレビュー一覧

  • アンのゆりかご―村岡花子の生涯―

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    花子は外国で暮らしたこともないのに
    将来あの『赤毛のアン』を訳し、日本の女の子たちをとりこにし
    翻訳家になって村岡花子女史として活躍した人が
    どのようにして英語に堪能になったか

    ひとこと言えば父親の教育方針がよかったのである
    しがない地方の商人であった父
    8人きょうだい、けして暮らしは楽ではない
    父親が彼女の利発さを見抜き、父親の期待、夢があっても

    明治36年(1903年)当時
    カナダ系メソジスト派の東洋英和女学校の編入させるなど
    なまなかなことでは実現できない
    お金持ちや華族のお嬢様ならいざ知らず

    しかし、クリスチャンであり、社会主義者でもあった父は奔走し
    10歳で給費生(奨学

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    2020年07月19日
  • アンのゆりかご―村岡花子の生涯―

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    翻訳家、作家としてだけでなく、出版、ラジオ放送などにも携わり、教育、政治、社会運動にも活躍された方とは初めて知りました。非常に純粋、情熱的な少女時代の理想を、人生の荒波に揉まれても手放そうとせず、貫いた人という印象。同時代の女流作家や女性活動家たちとの交流も興味深く、面白く読みました。

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    2016年04月16日
  • アンのゆりかご―村岡花子の生涯―

    Posted by ブクログ

    NHK連続テレビ小説にもなった「赤毛のアン」シリーズの訳者である村岡花子の生涯を孫が書いたもの。書きぶりとしては、よくもまあ見ていたかのように書けるなあと思いもするが、そこは身内だからあまり気にしなくていいのかな。また一方では、よくもまあ身内のことを讃えられるものだなあとも思ったりもするが、ヘンにお行儀よくならず、また生涯を順に書いているだけにもかかわらず、面白いしテンポよく読めるなかなかよくできた本。
    村岡花子というと、もの静かに翻訳だけやっていたかのような気がしていたけれど、実は社会運動家的な活動や女流文学者としての活動もしていたのだと知った。以前、『男女という制度』(斎藤美奈子編、岩波書

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    2015年10月11日