村岡恵理のレビュー一覧
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生き方に矛盾を持ちながらも
自己を信じて生き生きと
そんな花子だったからこそ
アンを大事にして 世に送り出してあげれたんでしょうねPosted by ブクログ -
赤毛のアンの翻訳家である村岡花子の生涯の伝記。10年間ミッション・スクールで英語を鍛えられた花子は子供のお話を書きながら、西洋の少年少女家庭小説の翻訳にいそしむ。綺羅星のごとくの有名人との交流をもっていたのだな。テレビ・ドラマとの違いを見るのも面白い。Posted by ブクログ
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カナダ人小説家モンゴメリによる「赤毛のアン」の翻訳者、村岡花子の生涯を描いた本である。以前から読みたいと思っていた。
時代は大正から戦後までである。花子はクリスチャンの父親の意向で、カナダ人女性宣教師たちが運営する東洋英和女学院に入学し、8年間の寄宿生活を送る。そこで学んだ英語とカナダの文化の知識を...続きを読むPosted by ブクログ -
「赤毛のアン」は、いかにしてうまれたか。
時代へ必死で抗う女性の力、偉大なり。
連ドラつながりですが、村岡花子さんも広岡浅子さんとの交流があったとのこと。あささん、本当にバイタリティに溢れた女性だったんだな。Posted by ブクログ -
同僚に借りた本。
赤毛のアンの映画は学生時代 録画して何度も観た洋画のひとつ。
戦時中に文学誌においてこぞって軍国主義を主張していたのにはこんな背景があったとは驚き。 そして今 当たり前にある女性の地位や参政権など、 この時代の女性や海外の人々の協力と努力あってこそのことであると改めて理解し、感謝。...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の祖母である村岡花子さんの足跡を知りたいとの思いからかとてもあたたく読みやすかった。村岡花子さんはじめここに登場する様々な人たちの思いと足跡があって今があるのだと思うと感慨深い。上品な言葉使いも心地よさを感じる一因かもと感じた。「非凡に通じる洗練された平凡」いいな。Posted by ブクログ
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たくさんの子どもたちへ、物語は続いていく。
ようやく読んだ。村岡花子の生涯だけでなく、その時代の雰囲気や女性の姿もわかる一冊。女子高校生におすすめしたい。英語の力(そしてもちろん国語の力)や、我が子だけでなく日本の子どもみんな(もちろん世界の子どもたちにも)のためなど、時代が変わっても変わらない「...続きを読むPosted by ブクログ -
「花子とアン」が放送されていたある日、母が、朝ドラを見ていると、中学生時代の私を思い出す、と言ってきた。
なるほど、田舎から華族のお嬢様が通う学校に編入し、馴れない英語に悪戦苦闘する花子の様子は、確かに、医者、大学教授、社長や老舗の娘や帰国子女が多い女子校に、中小企業に勤める父を持つ女の子が入学し...続きを読むPosted by ブクログ -
ドラマの「花子とアン」はそれほど好きではなかったが、「赤毛のアン」が大好きだったので読んでみた。読んでみてますますドラマの方に不満を持った。実際の村岡花子は単に夢見がちの少女ではなく、社会に目を向け女性や子供達の社会的、文化的境遇を向上させようとする強い意志を持った本当の社会人であった。多くの知識人...続きを読むPosted by ブクログ
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京都駅ビル美術館「わたせせいぞう展」で買ってきた
ストーリーは「アンのゆりかご」の方がよほど心打つけれど、これは大人の絵本として楽しめる
絵がやさしくて幸せにしてくれる
朝ドラで人気なんですね、私はみていないのだけれど
《 曲がり角 不思議な出会い 待ってるね 》Posted by ブクログ -
翻訳家・児童文学作家村岡花子の伝記。
なるほどこれは朝ドラになるわ。
花子がその英語力を培った東洋英和女学校時代の描写が楽しい。「燁さま」として登場する柳原白蓮が魅力的。
花子は社会主義者の父のもとに生まれ、女学校時代を除いて(その女学校での教育自体が父の思想方針によるものではあるが)社会活動を...続きを読むPosted by ブクログ -
「赤毛のアン」を日本語に翻訳した村岡花子さんの一生をお孫さんがまとめたもの。2014年上半期の朝ドラ「花子とアン」の原案。2021年1月からNHK総合で再放送中。朝ドラは結構設定変えてるし、登場人物も違ってるので、ドラマから入ると少し違和感あるが、それでも村岡さんってすごい方だったのはよく分かる。こ...続きを読むPosted by ブクログ
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花子は外国で暮らしたこともないのに
将来あの『赤毛のアン』を訳し、日本の女の子たちをとりこにし
翻訳家になって村岡花子女史として活躍した人が
どのようにして英語に堪能になったか
ひとこと言えば父親の教育方針がよかったのである
しがない地方の商人であった父
8人きょうだい、けして暮らしは楽ではな...続きを読むPosted by ブクログ -
翻訳家、作家としてだけでなく、出版、ラジオ放送などにも携わり、教育、政治、社会運動にも活躍された方とは初めて知りました。非常に純粋、情熱的な少女時代の理想を、人生の荒波に揉まれても手放そうとせず、貫いた人という印象。同時代の女流作家や女性活動家たちとの交流も興味深く、面白く読みました。Posted by ブクログ
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NHK連続テレビ小説にもなった「赤毛のアン」シリーズの訳者である村岡花子の生涯を孫が書いたもの。書きぶりとしては、よくもまあ見ていたかのように書けるなあと思いもするが、そこは身内だからあまり気にしなくていいのかな。また一方では、よくもまあ身内のことを讃えられるものだなあとも思ったりもするが、ヘンにお...続きを読むPosted by ブクログ
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『赤毛のアン』翻訳者・村岡花子の伝記。
NHKの朝ドラでやっていた「花子とアン」は、ドラマとしてエンターテイメントを重視したものなので、あれこれ違うとつつくのは不粋というもの。
でも、花子は本当に多くの本を読んで育ち(学校で認められたことを蔵書)、成人になってからも、多くの著名人たちとの交流が...続きを読むPosted by ブクログ