鈴井貴之のレビュー一覧
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「水曜どうでしょう」ファンとしては、鈴井貴之さんと言えば「ミスター」の呼び名が自然と湧いて来ます。
しかしこう呼んで良いものかと立ち止まってしまいます。
この呼び名も、かつてはミスターをコンプレックスで悩ませ……やはりこう呼んでしまうので、ここでは無理せず行きます……焦らせていたのではと考えてしまいます。
森の中で一緒に暮らす犬はもちろん、動物たち、そして自然との、自分以外に人間がいない生活。
インフラも心許無い、都心とは異なる日々。
全てが自分に委ねられている暮らしは、ミスターにとって常に自己検証、自己否定の繰り返しだったろうと思います。
その環境でミスターと共に在るのが、主人公のゴールデ -
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伝説の深夜番組「水曜どうでしょう」の聖地をめぐる旅。大泉洋以外の3人の旅だが、それがまた良い。 1回目はのめり気味に文章を読み、2回目は写真をじっくり見て、3回目は写真を見ながら文章をじっくり読んだ。
北海道テレビ制作の「水曜どうでしょう」という伝説の番組がある。大泉洋と彼が所属する事務所社長(現在は会長)兼タレントの鈴井貴之(ミスター)、北海道テレビのディレクターの藤村忠寿(藤やん)と嬉野雅道(嬉しー)の4人が出演する旅番組だ。旅番組といっても、情緒あふれる感じのものではなく、4人のドタバタとしたトークで構成されている。当時、大泉洋は20代。他の3人も30代と若く、若者らしいはちゃめ -
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ネタバレCREATIVE OFFICE CUEの現会長にして水曜どうでしょうの
ミスター、生涯現役を宣言して今も最前線で活躍中の鈴井貴之の作品。
体裁は小説を中心に前後をエッセイで挟んだ異色作。なんでも、
「小説家と呼ばれるのが恥ずかしい」という実に鈴井さんらしい理由
でこの形態に落ち着いた模様。
小説部分の完成度は非常に高い気が。
暗さと倦怠感が全篇に溢れるちょっとしたイヤミス。気分はどんより
してしまうのだけど、時折剥き身の刃物のような鋭い描写や台詞が
登場してくる。その対比が実に見事で、見てはいけないモノを長時間
物陰から見つめているような緊張感が持続する。このあたりがきっと
鈴井貴之の「狂