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水曜どうでしょうのミスターであり、映画監督であり、はたまた会長である鈴井貴之が、 赤平の森の中でともに暮らすのは愛犬たち。 犬たちと都会にはない、様々な困難を乗り越えることは、 人間としての葛藤、コンプレックス、挫折、全てと向き合い、乗り越える道のりだった。 犬との生活とのなかで得た「人は変われる」という確かな想い。 犬がくれた貴重な時間、犬がいなければ見つからなかった自分。 現代社会を迷いながら生きる、すべての人の力になる一冊。
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Posted by ブクログ
「水曜どうでしょう」ファンとしては、鈴井貴之さんと言えば「ミスター」の呼び名が自然と湧いて来ます。 しかしこう呼んで良いものかと立ち止まってしまいます。 この呼び名も、かつてはミスターをコンプレックスで悩ませ……やはりこう呼んでしまうので、ここでは無理せず行きます……焦らせていたのではと考えてしまい...続きを読むます。 森の中で一緒に暮らす犬はもちろん、動物たち、そして自然との、自分以外に人間がいない生活。 インフラも心許無い、都心とは異なる日々。 全てが自分に委ねられている暮らしは、ミスターにとって常に自己検証、自己否定の繰り返しだったろうと思います。 その環境でミスターと共に在るのが、主人公のゴールデンレトリバー・ネイマールを始めとする面々なのでした。 森での生活で得たことが大きいと書かれていますが、その前から予兆(?)はあったのではないでしょうか。 過去の著書「ダメダメ人間」で、ミスターは擬人化した自分の自己嫌悪との対話をとおして、すでに成長(おこがましいですが…)していたのです。 その前段があったからこそ、大きく飛躍したのではないか…などと偉そうに思いました。 雪解けから春を迎える、その途中にある泥まみれの季節の部分が、とても印象に残りました。 汚いものから目を逸らしてはいけないし、そこにあることを自覚しなくては先に進めない。 どうしても自分はきれいでありたいと考えがちですが、しっかり見つめること、自己検証と自己否定、そして自己嫌悪を繰り返すしかないのだろうと改めて思いますし、僕が日々出来ていないと言うことです。 その結果、僕など何者でもないことに気付きますし、日々打ちのめされます。 しかし、何度でもスタートラインに立てると言うことでもあるのでしょう。 僕は言うまでもなくダメダメ人間ですが、本文にあるように「水曜同志でしょう」の末席で日々に臨めれば嬉しいです。
鈴井貴之さんがどうして森で生活するようになったのか、犬を飼うことの責任を語る。 ギラギラしていた頃を知っているからこそ、今、何を思っているのか、少しだけだけど知ることができた。
水曜どうでしょうでお馴染みミスターの最新エッセイ。森の中でのワンちゃんとの生活を通して、改めて気づいた人生訓が語られている。 なぜ自然嫌いのミスターが森の中での生活を始めたのか不思議だったが、「現状からの逃避」がきっかけだったのは意外だった。 森の中での生活は一度経験してみたいが、虫嫌いの私には難し...続きを読むそうだ。
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