ラリー遠田のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第一世代、「テレビ芸」の発明。第二世代、その確立。第三世代、「芸」から「笑い」へ。笑いの自由化。第四・第五世代、量産される「テレビ芸」への適応。第六世代、テレビでの限界。そして第七世代、テレビからの解放。
よくある恣意的な世代論の一つ、と切って捨てればそれまでだが、大略を掴むのにはちょうどよかった。芸人とテレビの関係を中心に「芸」「素人」など軸となるテーマがきちんと据えられており、また世代論による説明にも概ね筋が通っていると感じた。
特に第一から第三世代までは記述も厚く、レジェンド芸人たちの若かりし日の話は興味深い。各世代2組ずつを取り上げている、つまりタモリ、ウッチャンナンチャンが除かれ -
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愛がない。
筆者と同年代の、お笑い好きの私としては、少年、青年時代のお笑い番組評にノスタルジーを感じながら、特に好きだっためちゃイケを振り替えりながらお笑いの時代を考察したかったのだが正直期待はずれでした。
中身も知っている話ばかり、簡単にいえば「浅い」。そして、批評は結構だが根底にある「愛」がない。愛がないからみなさん、めちゃイケを表題に持っていきながら中身が薄すぎる。筆者を通してわかったのはダウンタウンにたいする「愛」だけ。
大局的にお笑いを語れてない。例えば、筆者はアメトーク、水曜日のダウンタウン、ゴッドタンはお笑い好きに評価の高い番組が流行り、めちゃイケのように王道番組は衰退したというが、ならばな