【感想・ネタバレ】とんねるずと『めちゃイケ』の終わり 〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論のレビュー

あらすじ

とんねるずの危機、ナイナイの苦悩、ダウンタウンの奮闘……

テレビを変えるキーマンの発想に迫る画期的論考

テレビバラエティの遺伝子は消えない
◎「保毛尾田保毛男騒動」が浮き彫りにしたこと
◎フジテレビが凋落した「六つの理由」
◎お笑いBIG3、それぞれの「終活」
◎松本人志が『ワイドナショー』に出演する意味
◎有吉弘行とマツコ・デラックスの「テレビへの違和感」
◎インターネットはテレビを滅ぼさない

■インターネット時代に生き残る笑いとは
なぜ、『みなさん』『めちゃイケ』の時代は終わったのか。なぜ、フジテレビは低迷しているのか。なぜ、ダウンタウンはひとり勝ちしているのか。なぜ、『アメトーーク!』『ゴッドタン』『水曜日のダウンタウン』はウケているのか。なぜ、視聴者は有吉弘行とマツコ・デラックスから目を離せないのか。なぜ、大物芸人はネットで番組を始めるのか。平成が終わろうとしている現在、テレビ業界とお笑い界で巻き起こっている地殻変動を、膨大な資料をもとに徹底分析する。

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Posted by ブクログ

現代のお笑いがボケ重視からツッコミ重視のものになっているという視点はインターネットの台頭によるSNSでの誹謗中傷文化とも重なる部分があるのではないかと思った。視聴者目線に従った結果、どんどん表現の幅を狭めてしまっている現状も感じられたので、番組表に少しでも挑戦的な番組が並んできたらいいなと一視聴者として思った。

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2020年09月28日

Posted by ブクログ

「めちゃイケ」も「みなさんのおかげです」も
ほとんど観ていない者からすると、この本で
言いたいことは最終章に集約されていると見て
とれます。

それはマツコデラックスと有吉の躍進です。
今や彼らをテレビで見ない日はないです。
何が受けているのか。今までの芸人やコメン
テーターと何が違うのか。

「テレビ」とはひと昔のように違う世界の人達
を観る、というスタンスではなく日常の延長
として皆とらえているのだな。ということが
理解できる一冊です。

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2020年02月17日

Posted by ブクログ

40前後のTV批評好きにとって、ナンシー関の名前が出されるともうそれだけで胸アツになってしまう。当たり前の事なんだけどね。

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2019年06月08日

Posted by ブクログ

「アメトーーク」や「水曜日のダウンタウン」などの番組がなぜ人気かというのを、的確に分析しているのが面白かったです。

テレビはどうなっていくんだろう。

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2018年12月31日

yo

ネタバレ 購入済み

愛がない。

筆者と同年代の、お笑い好きの私としては、少年、青年時代のお笑い番組評にノスタルジーを感じながら、特に好きだっためちゃイケを振り替えりながらお笑いの時代を考察したかったのだが正直期待はずれでした。
中身も知っている話ばかり、簡単にいえば「浅い」。そして、批評は結構だが根底にある「愛」がない。愛がないからみなさん、めちゃイケを表題に持っていきながら中身が薄すぎる。筆者を通してわかったのはダウンタウンにたいする「愛」だけ。
大局的にお笑いを語れてない。例えば、筆者はアメトーク、水曜日のダウンタウン、ゴッドタンはお笑い好きに評価の高い番組が流行り、めちゃイケのように王道番組は衰退したというが、ならばなぜイッテQはなぜお化け番組に成長したのか
自分の趣味嗜好にあった番組だけを評価しているに過ぎないと感じた。
同世代のテレビ評論家のテレビのスキマさんの方がよっぽどバラエティーテレビに関する「愛」と深みを感じる評論家であり、購入して損をしたという感は否めない。正直怒りまで感じた。

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2019年08月01日

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