【感想・ネタバレ】お笑い世代論~ドリフから霜降り明星まで~のレビュー

あらすじ

霜降り明星のせいやが発した何気ない一言から、たちまち芸人の「第七世代」という言葉は一般的なものとなった。本書は、それ以前の世代とは誰のことなのか、どのような変遷を経て現在に至ったのか、「世代論」で戦後お笑い史を読みといていく。お笑いとは、時代の空気と流行に影響を受けるものであり、必ずや何らかの「世代」の傾向を刻印するものであることが一冊を通じて明らかになるだろう。これはもう一つの戦後史の姿である。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白かった。今までのお笑いの流れ。
世の中の変化とお笑いも一緒に変化?しているのがよくわかった。この本に出てきたお笑い芸人。ほとんど知っていてそれも面白く読めた一つかな。でも著者はよく調べたなあ!
仕事とはいえすごい!

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2023年01月17日

Posted by ブクログ

東大文学部で哲学を学び、お笑いに精通した著者が論じる「お笑いの歴史」。

テレビが始まった時代から、最近のお笑いまでを、その時代の流行とブレイクのきっかけとなったお笑いの発明とともに分析しているのが面白かった。

特に「芸はテレビに必要か」「テレビをいちばんと思うか」という視点(捉え方)が、時代によって違うのも読んでいてうなずけた。

著者も、自分も、いわゆる第6世代なので、この世代の分析もすごく身近に感じたし、他の分析本も読んでみたいと思った。

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2022年12月26日

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自分の知らなかったお笑いの歴史がしれて面白かった。もっと詳しく内容が多くても読みたいくらい興味深かった。

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2024年09月13日

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世代論にするとちょっと面白みが落ちる
面白い記述もたくさんあったけれども
やはりM1評などの方が面白いなラリー様

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2021年07月22日

Posted by ブクログ

お笑い芸人を現在ブームの第七世代まで7つの世代に分けて考察した一冊。入門書的な内容でお笑いに疎い人でも分かりやすい。逆にお笑い好きは第六世代の辺りをもっと厚く書いてほしいと思うかも。あと、個人的にはお笑い評論家を名乗る著者だからこそ「第七世代はつまらない」と言ってる自称お笑い通にリフレーミングを促すような内容を期待したいなと。

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2021年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
はじめに(附:お笑い芸人の世代区分年表)
第1章  第1世代(いかりや長介と欽ちゃんが「テレビ芸」を作った)
第2章  第2世代(「団塊世代」のたけし、「シラケ世代」のさんま)
第3章  第3世代(「新人類」としてのとんねるず、ダウンタウン)
第4章  第4世代・第5世代(スター不在の群雄割拠時代)
第5章  第6世代(テレビへの憧れと挫折)
第6章  第7世代(デジタルネイティブ世代が新時代を作る)

<内容>
テレビが始まってからの「お笑い」の歴史を綴ったもの。新書に合わせるためか、各世代の代表を2組ずつ紹介していく。さまざまなエピソードと分析は妥当なものだろう。そこに『日本初!たった1冊で誰とでもうまく付き合える世代論の教科書』を参考に、世代論とお笑いの世代を合わせて分析している。

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2021年04月26日

Posted by ブクログ

お笑いの歴史みたいな本。多くの芸人をそれぞれの世代ごとにうまく特徴に分けて区切った本。
世代ごとに分けられているのはよかったが、ところどころその世代特有の雰囲気、価値観が芸人の振る舞いにどう影響しているのか、という関係性が不透明なところがあった。のでもう少しそこを深掘りしてほしかった…

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2024年09月12日

Posted by ブクログ

 お笑い世代論。
 売れたにもかかわらず深く探求されていない芸人もいるが、ここまで幅広く扱うというのであればやむを得ないか。
 割と的確に分析されていると思うが、第三世代で最も人気があったのはウッチャンナンチャンというところなど(個人的にはどう考えても「夢で逢えたら」開始前でもダウンタウンだとおもうが)、ちょっと個人的な意識と違う部分もありし、なるほどね思うところも。

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2022年12月04日

Posted by ブクログ

第一世代、「テレビ芸」の発明。第二世代、その確立。第三世代、「芸」から「笑い」へ。笑いの自由化。第四・第五世代、量産される「テレビ芸」への適応。第六世代、テレビでの限界。そして第七世代、テレビからの解放。

よくある恣意的な世代論の一つ、と切って捨てればそれまでだが、大略を掴むのにはちょうどよかった。芸人とテレビの関係を中心に「芸」「素人」など軸となるテーマがきちんと据えられており、また世代論による説明にも概ね筋が通っていると感じた。

特に第一から第三世代までは記述も厚く、レジェンド芸人たちの若かりし日の話は興味深い。各世代2組ずつを取り上げている、つまりタモリ、ウッチャンナンチャンが除かれているのも、この本の主題からすれば一応納得はいく(それだけ大きな部分を捨象していることにはなるが)。

一方で第四世代以降の章は、仕方の無い部分はあるもののどうしても苦しい印象がある。特に第六世代の章でキングコングとオリラジを取り上げるのは、結論ありきとの誹りを免れないのではないか。いかにも収まりの良さそうな芸人を選び出してやれさとり世代はどうのと性格診断をするくらいなら、例えばバラエティ番組における非芸人タレントの台頭など、芸人を取り巻く環境的な側面から言えることは他にあったはずだ。

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2022年01月20日

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