高橋昇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1977年、70日間のブラジル・フィッシングの旅。文章も、写真についたキャプションも、いきのよい魚のように踊る。もとは「月刊PLAYBOY」連載。読者ウケするツボをこころえた、臨場感あふれるルポルタージュ。
章扉には、いろんな形の多彩なルアー3個4個。その上に章のタイトル。8つの章、順にあげると、神の小さな土地、死はわが職業、八月の光、心は淋しき狩人、河を渡って木立の中へ、水と原生林のはざまで、タイム・マシン、愉しみと日々。それぞれ、コールドウェル、メルル、フォークナー、マッカラーズ、ヘミングウェイ、シュヴァイツァー、ウエルズ、プルーストの作品名。形式は定番だが、しっかり決まるのが開高健のダンディズム。
旅の最後は次のように締めくくられる。「暗くなりかけた木立のなかをゆっくり歩く。土が匂い、葉が匂う、これからさき、前途には、故国があるだけである。知りぬいたものが待っているだけである。」「膨張、展開、奇異、驚愕の、傷もなければ黴もない日々はすでに過ぎ去ってしまった。手錠つきの脱走は終った。羊群声なく牧舎に帰る。」ああ、恐妻の待っている日常へ。別のアマゾネスへ。 -
Posted by ブクログ
ちょっと趣味に走らせてください。私は歌舞伎を観るのが大好きでして、学生時代はそれこそ毎週のように歌舞伎座に足を運び、幕見席から舞台を見下ろしていたものです。因みにお気に入りは下手側の席でした。只単に出入りしやすいからってだけなんですけど。
それはさておき。私の贔屓の役者なんと言っても女形の中村福助丈。華やかだし色気もあるしなにより演技が好み!「高嶺の花」というよりは、「あーこーいう女いるいるー」って演技をする女形さんだと思うのです。それが歌舞伎役者として良いのかどうかは観る人によって好き嫌い別れるのでしょうが、私は大好き。笑いのセンスも抜群だと思うし、この人の演技は同性(?)としてもすごく共感できるんです。彼の出演しているお芝居は、東京の劇場に関してはここ5年くらいは9割観てるかな。地方はまだ行ったことないので、そのうち是非馳せ参じたいものです。実は他の役者さんでは地方遠征したことがあるのですが・・・。
まぁそんなわけで憧れの福助さんの写真集です。本人のコメントもかわいらしくて面白いし、こういう文庫型の写真集ってお手軽で良いですよねー。☆が四つなのは、やっぱり贔屓目で見ると「もっと良い写真あるんじゃないの?」ってのと、実はこれが一番なんですがそろそろ大きい写真集だしてよっていう。そこなんです。児太郎時代以来出ていないのです!ファンは大きい写真をうっとり眺めたいんです。どうですかねぇ?
というわけです。最後になりましたがこの本の見所を一つ。福助の血液型解釈が面白すぎます。乙女だ・・・。 -
Posted by ブクログ
ステイホームの影響か、春先にランキング入りしていて、ずっと読む機会を伺っていた作品。
奥付見たら、自分が生まれるよりも前に出版されていて、ひぇーと声を漏らした。
私はインドア派なので、きっと世界のあれやこれやを見に行こうという気力がないままに、一生を終えるだろうなと思っている。
でも、自分にこんな面白い話をしてくれる人がいたら、寅さんよろしく、旅の帰還を待ち遠しくしているんだろうなぁと感じた。
概ね釣りの話がメインテーマにも思うのだけど、魚がキレイに骨だけになってるって、こういうことかとピラーニャの食い跡の写真に衝撃。
よく、こんなのいる中で水浴びとかするわー。
身体痒くなったり、2mのミミズいたり、河の水飲んでマイルドみたいに思ったり。
一種の英雄譚と化している。
でも、続編あるくらいだから、気に入ったんだろうなあ。