高橋昇のレビュー一覧

  • 【電子特別版】オーパ!

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    1977年、70日間のブラジル・フィッシングの旅。文章も、写真についたキャプションも、いきのよい魚のように踊る。もとは「月刊PLAYBOY」連載。読者ウケするツボをこころえた、臨場感あふれるルポルタージュ。
    章扉には、いろんな形の多彩なルアー3個4個。その上に章のタイトル。8つの章、順にあげると、神の小さな土地、死はわが職業、八月の光、心は淋しき狩人、河を渡って木立の中へ、水と原生林のはざまで、タイム・マシン、愉しみと日々。それぞれ、コールドウェル、メルル、フォークナー、マッカラーズ、ヘミングウェイ、シュヴァイツァー、ウエルズ、プルーストの作品名。形式は定番だが、しっかり決まるのが開高健のダン

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    2025年05月02日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    一大ドラマ。
    旅行して、そこで暮らし、そこの飯を食べる。それだけで十分。
    本当に幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。
    その時の記憶を文字とともに残す。

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    2021年04月26日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    開高健によるブラジル釣行の一部始終。
    これ一冊でブラジルに行った気分になれる優れもの。グルメ書物としても素晴らしいものがある。

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    2013年10月13日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    ブラジルの首都がブラジリア?
    リオデジャネイロじゃないのかよ〜
    二メートルのミミズの話しより驚いた。

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    2011年07月02日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    開高 健 という小説家は、俺にとって特別だ。

    子供の頃、釣りが大好きだった俺。
    父さんの本棚にあった「オーパ!」をよく眺めていたっけ。
    そのころは文章は読まず、写真を眺めていた。

    その後、大学生になった時に本屋でこの「オーパ!」を見つけて
    懐かしくって思わず手に取った。
    そして、初めてその文章も読んだ。

    一瞬で引き込まれて開高健にはまった。

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    2009年10月07日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    連載のために用意された旅行がベースとなっているため熱量はあまり感じないが、それでも十分に面白い。著者が限られた期間での旅行だと認めた上で書いているので、嫌味がないところもいい。活き活きと釣りを楽しむ一方、ブラジルの首都の成り立ちを冷静な目線で論じるところもあって全く侮れない。

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    2020年12月20日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    世代の違いなのか、上手く言えませんが、沢木耕太郎の方が文体含めてスッと入ってくるのは否定できないけれども、まぁ何と言うか生命を感じるという意味ではこっちの方に分があるかな。
    釣りが本題だったのかもしれないけれども、それはたまたまの手段で、まさに全てに「喰らいつく」感じ。写真がその猥雑さというか、生命力をさらに際立たせて、とにかく凄いの一言。
    有名な本なんでしょうが、一読の価値ありです。ってほんと、当方レベルが言う話ではないんでしょうが。

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    2020年05月13日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    開高健がブラジルで釣りをする本。表紙でもお分かりかとおもいますが、ピラーニャの恐ろしさを改めて知りました。それと、釣りは楽しそうだと素直に思いました。

    作者については、今あまり見ないとてもおしゃれな言葉遣いをする方だと思う。雲塊とか。
    当時のブラジルの様子も分かりますが、今またどうなっているのか、確認するためには自分で行ってみるしかないでしょうか?

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    2014年03月17日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    ネタバレ

    菊谷匡祐の解説によると、この作家はテーマを展開していくプロセスの文章表現に非常な情熱を注ぐからで、言葉が言葉と連結し、重層的に重なり合い、おそろしく密度の濃い文体ができあがります。
    そんな感じでブラジルフィッシング70日間の旅を描く!

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    2012年11月25日
  • 中村福助(小学館文庫)

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    お美しく、そして舞台では結構ぶっとんだコメディエンヌっぷりも見せてくれる、歌舞伎俳優・中村福助丈の写真集。

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    2010年09月26日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    言わずと知れたサントリーの元広報部出身の冒険小説家であり高い教養も備えた文化人、開高健の壮絶フィッシング旅行記。単なる釣りの話だけでなく、その当時の少しレトロになったうんちくなども満載で、そのセンスの良さには脱帽です。

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    2009年10月04日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    釣りはあまりしたことがないし、食に特にこだわる方でもない私が、ちょっと興味を持ってしまうような、文中にもあるが、いい年した大人をそそのかす、ワクワク、ムズムズさせてくれる。旅先に持っていきたい1冊。

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    2009年10月04日
  • 中村福助(小学館文庫)

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    ちょっと趣味に走らせてください。私は歌舞伎を観るのが大好きでして、学生時代はそれこそ毎週のように歌舞伎座に足を運び、幕見席から舞台を見下ろしていたものです。因みにお気に入りは下手側の席でした。只単に出入りしやすいからってだけなんですけど。

    それはさておき。私の贔屓の役者なんと言っても女形の中村福助丈。華やかだし色気もあるしなにより演技が好み!「高嶺の花」というよりは、「あーこーいう女いるいるー」って演技をする女形さんだと思うのです。それが歌舞伎役者として良いのかどうかは観る人によって好き嫌い別れるのでしょうが、私は大好き。笑いのセンスも抜群だと思うし、この人の演技は同性(?)としてもすごく共

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    2009年10月04日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    作者の出発地点である1978年の日本が既に私の知らない世界なので、異世界から異世界人が別の異世界に行く冒険記として面白かった。異国情緒をもはや掻き立てなくなったものがあったり、逆にもう身近に感じられなくなったものがあったり…

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    2024年12月25日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    PLAY BOYで連載されていたためか写真の多い釣り紀行。開高健が書いているので、当然ながら活き活きとした臨場感で、自分もそこにいてその風景を見てきたかのような錯覚に陥る。”深夜特急”や"日本の川を旅する"を読んだときのように、あー旅に出たいと思わなかったのは多分に年をとってしまったせいかと自嘲的に思う。今の僕と同年代の頃にこんな旅をこんなに楽しそうにする作者を尊敬と憧憬の眼差しで、あるいは嫉妬に駆られた目で見てしまう。続編読むかなぁ、読んじゃうかなぁ。

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    2020年07月26日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    初開高健。面白い。軽妙なテーマと雰囲気、しかし密度の濃い硬骨な文体が妙にマッチしている。

    作品のせいではないが文章と写真の構成が悪く読みづらい。また高橋曻氏の写真は迫力があり素晴らしいのだが気色の悪いエグい写真も多く、ライトな内容の本の割には喫茶店や電車など人混みのなかでは読みづらい。

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    2018年11月04日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    豪華絢爛な文章の旅行記です。あまりにも豪華な文章は合わないという個人的趣向がはっきりわかった本です。写真が沢山でそれを眺めている方が好きでした。

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    2018年03月27日
  • 【電子特別版】オーパ!

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    プロローグが秀逸だった。時折垣間見える日常へ戻ることへの憂鬱さが印象的だった。自由に生きているように見える人なのに。

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    2012年06月02日