旦部幸博のレビュー一覧

  • 珈琲の世界史

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    序盤「世界史むずかしい……」とめげそうになったけど、近世に入ってからの部分は面白く読めた。
    基本はやっぱり侵略と植民地ありきの歴史ではあるけど、生産国側もただ搾取されるだけじゃなくちゃんと儲けるための考えを巡らせていたんだなぁ。

    スリランカのコーヒー産業のエピソードが、特に印象に残った。
    ラクで都合のいい説を信じて病害を防ぎきれずに壊滅、今の世の中では決して他人事ではないですよねー……。
    それで農地が空いたからこそ多種多様で美味しいスリランカ紅茶が生産されてる今があるっていうのは歴史の妙だなぁと思いつつ、当時スリランカで作られてたコーヒーってどれだけ美味しかったんだろうって想像を巡らせるのも

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    2022年08月19日
  • コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか

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    理系の単語に慣れてない私にとってはしばしび理解に苦しむところがあったが、いままで飲むだけでしかなかったコーヒーがどのようなプロセスを通じてその段階に至っているかを理解できて面白かった。
    おいしさはには情報も関与してあると書いてあったが、おそらく本当だろうなと思った。

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    2022年05月10日
  • コーヒー おいしさの方程式

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    コーヒーをロジカルに理解していく本です。
    思ったよりも科学に基づいた本で、驚きつつも、化学畑で生きていたわたしには想像より面白く感じました。
    一方で、科学が苦手な方はややとっつきにくいかもしれません。

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    2022年04月14日
  • コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか

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    生粋の化学者の興味に従う内容。
    余すところ無く、コーヒーに関するアレコレを記載。

    ストーリー性は薄いため、読み続けるのに努力を要する。
    辞典的に使うには良し。

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    2022年03月03日
  • コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか

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    コーヒーを様々な角度から科学的に見るブルーバックスらしい本。
    コーヒーを飲むとトイレに行きたくなるメカニズムがよく分かっていないというのは意外だった。

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    2021年12月01日
  • コーヒー おいしさの方程式

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    毎日コーヒーを飲んで1日がスタートするので
    そんな自分にとっては大事な本。コーヒーって奥深いなって思いました。

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    2021年09月17日
  • コーヒー おいしさの方程式

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    ネタバレ

     自家焙煎の第一人者と科学者のタッグが面白い。
     スペシャルティコーヒーが出てきてからの「アフター」の思考、知識を、理路整然と説明してくれていて良い。

     田口氏が長年の経験と現場の実践で体得した知識で語れば、それを旦部氏が科学的根拠を付して解説する。豆選びから、焙煎、抽出まで、それこそ種子からカップまで、各工程の押さえておくべきロードマップを丁寧に説明してくれている。
     日本人が、なぜ深煎りを好むか、“炭火”という言葉に弱いがその実態は?! と言った味わい方、楽しみ方の特徴についても、きっちり根拠に基づいて語っている点が非常に良い。

     自分で、ゆっくりコーヒーを点てる日が来たら、改めて各章

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    2021年09月12日
  • 珈琲の世界史

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    コーヒーの起源からその伝播の歴史、国ごとの特徴、コーヒーの品種、生産地の推移などが分かりやすくまとめられている。
    起源の話では、コーヒー・ルンバという曲が「昔アラブの偉いお坊さんが~♪」と歌っていたなあ、なんて思い出した。
    「ネルドリップ」とか「スペシャルティコーヒー」とか、聞いたことはあるけどよく知らなかった言葉が理解できて良かった。

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    2021年01月03日
  • 珈琲の世界史

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    珈琲の在り方が歴史の中で様々に変化しているのが知れて良かった。
    日本で発祥した時はキャバレー的な所でお酒と一緒に振る舞われていたことは意外だった。

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    2020年05月26日
  • 珈琲の世界史

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    コーヒーが誕生して世界中に広まっていくまでの歴史を記した一冊。エチオピアの山中にあったコーヒーの木が周辺に伝播していくところからコーヒーの歴史はスタート。世界中に広まっていく過程では宗教や戦争の影響が色濃くみられる、特にナポレオンとコーヒーの関係が深いことには感銘を受けた。そのほかコーヒーの日本史も紹介されており、最初は「焦げ臭い」ということで敬遠されていたようだが、明治維新あたりから受け入れられて、日本独自の純喫茶文化を構築するまでに至る過程は面白かった。

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    2020年05月08日
  • 珈琲の世界史

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    コーヒー好きなので、簡単に歴史を知りたくなって読んだ。
    オスマン帝国からコーヒーが伝わり、ヨーロッパ人がコーヒーに魅了されていった様子、コーヒーが稀少価値が高かった時代にヨーロッパの人々がコーヒーやコーヒーの木を如何にして手に入れるか策略を巡らせていた描写は笑ってしまった。
    ブルーボトルコーヒーの名称のもとになった逸話やなぜ薄めて飲むアメリカンコーヒーが生まれたのかなどコーヒーのあれこれが詰め込まれていて読んでいてわくわくする本だった。
    とにかくコーヒーが好きで仕方ない人にはおすすめ。

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    2020年04月19日
  • コーヒー おいしさの方程式

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    コーヒーの魅力的な味と香りはどこから来るのか。コーヒーの魅力を実践と理論の両面から解き明かす。コーヒーの成分の話、品種の話、栽培、精製、そして焙煎、抽出の話と、種子からカップに至るまでの工程が網羅されている。焙煎や抽出に科学の光を当て、抽出器具の違いや抽出温度による違いが味と香りにどんな変化を齎すのか科学的に検証する。コーヒーについての書物としては最先端をいくエポックメイクな本。

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    2015年06月05日
  • コーヒー おいしさの方程式

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    スペシャルティコーヒー、自家焙煎といえばこの方、カフェバッハの田口氏が、長年の経験とカンから推測したこと、感じていることを、科学者である旦部氏のデータで確認していく、といった内容です。専門書ではないけれど、コーヒーの味や香りについて「よい」「わるい」を科学的に解明していくので、理屈を知りたい人には向いています。美味しさやマズさは個人の趣味にもよるとのことで、「家でコーヒーをおいしく淹れたい」ぐらいの人(私です)は、もうちょっとノウハウなり、豆の選び方なりが簡単に書かれた本を探すほうが良いと思いました。

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    2014年02月20日