産経新聞社のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これからも忘れてはいけない、いや忘れる事の出来ない東日本大震災。語るには、語るべき事が多すぎる大震災。この本は被災者の人間ドラマを描いたルポルタージュ。決して悲しみばかりの話ではないとはあるが、涙が止まらない。『お礼をしてもらいたくって助けたんじゃない。』とお年寄りを救った少年、『泣くのは後で言い』と公に生きる町長、娘を迎えに行きながら津波に飲みこまれた母を待つ幼い娘、家族を失いながらも被災者にエールを送る市職員、『日本の救世主になってください。』と送りだすハイパーレスキュー隊の妻・・・等々。自然は残酷だが、自然に生かされている現実。一日も早く復興し、普通の日常に戻れますように・・・。