あらすじ
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昭和の光と影をかつてない目線で追体験!
12歳の目線で描く「リアルな昭和」
年表/各種データ報道写真300枚
産経新聞好評連載 遂に書籍化
昭和へタイムトラベル
もしあの時代に12歳の子供として自分が生きていたら
本書は、昭和元年からの100年間を架空の少年少女たちの「12歳の目線」で描くという、かつてない歴史物語です。もちろん、その年の歴史的ニュースはすべて事実であり、当時の市井の人々の日記や文集、新聞記事、新聞投稿などを参考にしながら、時代考証や世相、時代の雰囲気なども徹底して取材し、「リアルな昭和」を再現しました。 大きな戦争を経験した「昭和」という時代を振り返るとき、ともすれば自虐的な視点になりかねません。ただ、どんな時代にも光と影があります。本書は「もしあの時代に子供として自分が生きていたら」という目線で昭和を描いた初の書かもしれません。 さらにこの物語は性質上、登場人物たちはその後の未来を知りません。私たちはいつも歴史を後から振り返って考えがちです。時には現在の視点から過去を断罪してしまうこともあります。しかし、その時代を現実として生きていた人々から見れば、それぞれの選択は最善だと考えていたのではないでしょうか。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これは多くの大人が読むべき、読んだ方がいい本。
この本で語られることは全て過去のことで、その上に私たちの生活があるという事実。
昭和元年に12歳前後だった世代は7人に一人が戦争で亡くなっており、帰って来た人たちもみな傷を負っていたことがよく分かる。
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戦争は大昔のこと、日本は平和
そんな風に思って生きてきた
確かに「戦争」からは遠ざかったかもしれない
でも毎年たくさんの痛ましい事故や事件が起きていて、今の安全はその犠牲を通して先人たちが作り上げてきたものだと強く思った。
戦争に行った人たち、帰ってきた人たち、空襲で亡くなった人、疎開した人
一人一人違う人生が当然あって、無念のうちに無くなった人達が大勢いた。
その人生に触れることが出来るような構成になっていて、昭和を知るための入口として最適な一冊。