はしもとしんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ古本屋で買いました!
ぼくらのシリーズが有名なので、特に評価が良かった本作を選んでみました。
物語の展開が早く、絵をついているので読みやすかったです。
でも、今年で30になる私には少々子供っぽい内容でした。。笑
そもそも大人が読む本ではないのかもしれませんが、内容が無理がある箇所が所々あり、ちょっとそれはないでしょーっていうシーンになると、現実に戻される感じがしました。
せっかくいい設定なのに、所々の無理のある内容をもう少し作り込めばとても良い物語になると思います。
落とし穴で撃退するっていう中学生の考えを、いい大人が実行するって笑
ちょっと考えていたのと違っていたので、私個人の意見です。 -
Posted by ブクログ
子どもの目線を取り戻すべしという意味で大人が読む分には悪くない話だと思う。でも、子どもにとっては大人になるということに希望が持てなくならないかと心配になる。
描かれているような嫌らしくてつまらない大人がいるのは事実かもしれないけど、真っ直ぐ楽しく生きている大人がいるのも事実。
それに、人は子どもと大人とに二分できるものではない。少なくとも自分は今もうすぐ四十の中年だけど良くも悪くも未熟で青臭くて生きるのに必死だし、なにより我が子と過ごすことでかけがえのない充実感を得ている。
そんな姿勢をこれからも自分が持ち続けることを誓って、ぜひ我が子にも読んでほしいなと思った。 -
Posted by ブクログ
子ども向けの話なので読みやすいけれど、ちょっとこの展開はうまくいきすぎじゃないかい?とツッコミを入れながら読んでしまう。
まずは青春18きっぷが懐かしい。今もあるらしいけど、学生の頃これを使って旅行をしたなあと思い出がよみがえる。行き先を決めないミステリー旅行に高校生の男女16人が行って、いろんなアクシデントに巻き込まれるというお話。政治がらみの裏情報が書いてある手帳なんてものを持っていたら、現実には子どもでも容赦なく誘拐されたり傷つけられたりするだろうから気をつけないとね。
金沢兼六園での悪人との鬼ごっこも一歩間違えたら大変なことになるよーと大人はついハラハラするのでした。 -
Posted by ブクログ
日本でのジュブナイル的な物語の草分け的な小説の漫画化。
スタンド・バイ・ミーとかグーニーズみたいなものか。
まぁ、前者ほど露悪的には書かれてないので、割りと気楽に読める。
だが、作劇にあたって、原作よりライトに書こうとしたのが裏目に出たのか、動機となる大人への不満とか鬱屈した感情の発露とかが、あまりに軽くあっさりと描かれ過ぎて、ただ単に「大人をなめてる」だけなように読み取られやすい作りになっているような気がする。
原作では、大人への隷属とか体罰による傷害、将来不安とか、子供をなめてる大人へのささやかな復讐心とか、それなりに書いてた。
それに相原が解放区構想を思い付いたのは、両親が学生運動に