柴田翔のレビュー一覧

  • されど われらが日々──

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    時代感じることは否めないが、バイブルとなり得る要素を大いに秘めた作品。捉え方次第。若者におすすめの書。歳を重ねた今、過去の自分に投影できる部分もあり熱くなった。空虚の国では生者と死者との関係はないのである。そこでは生者は死物のように生き、死んで本当に死物になる。そしてそれをできるだけ目覚めさせないですむように粧われた静謐な場を日常的に仮構しようとするのだ。果たして自分はどうだろうか。

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    2018年03月23日
  • ファウスト(上)

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    有名な「ファウスト」を初読み。
    戯曲形式なので読みにくいかと思ったら、それほどでもありませんでした。
    その土地や時代、キリスト教の基礎知識がないとちゃんとはわからないのでしょうが、それでも魅力ある作品で、思いのほか面白かったです。いろんな作品の題材に使われるわけですね。

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    2013年08月08日
  • 親和力

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    「恋愛小説とやらを読んでみたい」という動機で手にして、読んで、「これ以上恋愛小説は読まなくていいや」と思った。古いお話だなぁ、という印象。そいでゲーテがそんなに得意じゃないことを思い出した。

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    2011年08月02日
  • されど われらが日々──

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    (30年ぶりの再読)
    持ちえていなかった何かを手にするために、生きたといえる日々を持つことのために、惰性と決別することを選んだ青春の物語。

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    2012年01月17日
  • されど われらが日々──

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     映画で見たいなーなんて思って読んでいたら、映画化もしていたみたい。是非見てみたいのだけれど、DVDでは出ていないっぽい?


    【目次】
    されどわれらが日々――
     序章
     第一の章
     第二の章
     第三の章
     第四の章
     第五の章
     第六の章
     終章
    ロクタル管の話
    解説 野崎守英
    本文庫版のテキストについて

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    2010年04月19日
  • 親和力

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    なかなか手に入らないゲーテの一冊。お取り寄せすべき。
    親和力とは化学用語。二種類の化合物を1つのフラスコに入れたとき、より結びつきやすいもの同士が結びつき、別の物質に変わってしまう。
    人間もまた然り。

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    2009年10月04日
  • されど われらが日々──

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    急に思い立って読んだ。今こういう大学生はまずいない。当時の学生と今の学生とどちらが幸せだろう。当時と今と時代の閉塞感はどちらが強いだろう。

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    2009年10月04日
  • ファウスト(上)

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    手塚治虫から導かれるように辿る。悪魔メフィストーフェレスと、ファウスト博士の精神の冒険の軌跡。壮大なラストシーンはもともとどちらかといえば仏教的な磁場を持っていた僕を、全く無縁のキリスト教へと、いやがうえにも関心を高めさせるものとしてココロ揺さぶられないわけにはゆかなかった。僕にとっては現在進行中の、破滅と再生の物語。

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    2009年10月04日
  • されど われらが日々──

    購入済み

    されどわれが日々

    学校の課題図書だったので読みました。登場人物たちの価値観が現代とはかなり違うので違和感がある場面も多々ありました。血のメーデー事件などの出来事も描かれており1950年代はどのような社会情勢だったのか知るのには良いと思います。

    #ドロドロ #深い

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    2021年07月17日