井上悠宇のレビュー一覧

  • 誰も死なないミステリーを君に

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    ネタバレ

    高校唯一の居場所の屋上で佐藤はお嬢さま学校の制服を着た、志緒に出会う。
    志緒は人と視線を合わせると、相手の顔に死線が見えた。死線の現れた人間は間もなく死ぬ。
    大学生になった佐藤と志緒。彼らは、これまで、たくさんの人から死線を消してきた。
    そんな中、大学で見かけた死線の出た人々。
    2人は彼らの死を回避するために動き出す。

    クリスティの名作をなぞる様に進むお話。
    話があちこち飛ぶ様で落ち着かなく、2人の思わせぶりな会話も深読みすべきなのかモゾモゾしてしまう。
    ミステリ部分はともかく、最後に明かされる佐藤の恩人「ノンシュガー」と志緒の仕掛けにはニヤリとした。

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    2021年10月08日
  • 誰も死なないミステリーを君に 眠り姫と五人の容疑者

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    犯人を指摘することではなく、被害者を出さないことを目的とする特殊設定のミステリ。事件の発生も防げない奴が、名探偵なんて名乗るな、的な言い方は刺さるものがある。とは言えプロットのメインは暴行事件の犯人当て。ここの部分は普通にパズラーだけど、ちょっと渋いか。それと普通ならもつれるそうなところが、あっさり行く感じで、少し淡泊かも知れない。そうは言っても、ラストの至福感は普通、ミステリでは味わえないもの。

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    2021年09月19日
  • 誰も死なないミステリーを君に

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    ネタバレ

    設定が面白い。序盤から中盤はとてもよかった。ただ、後半の無人島の設定やそこへ連れて行くための強引さが少し気になったのと、ややトーンダウンしてしまった感があるが、読みやすかったので★3つ

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    2021年08月10日
  • きみの分解パラドックス

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    ミステリ。学園。
    個人的な印象は、《涼宮ハルヒ》シリーズの舞台設定で、ファンタジー・SF要素を抜いて、ミステリに振った感じ。
    破天荒なヒロインのインパクトが強い。ノートの内容、可愛かったです。
    ミスリードを誘うような、思わせぶりな描写がいくつか見られたが、あまり好みではないです。それをやるなら、直後に種明かしをせず、しっかり伏線を張って、物語の終盤で驚かせてください。

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    2021年07月10日
  • 僕の目に映るきみと謎は

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    霊や呪いが存在する世界で、謎→オカルトを推理し解き明かすことで除霊を行う探偵が登場する。
    これまでも魔女が実在する世界の「やさしい魔女の救い方」や、「誰も死なないミステリーを君に」等、新鮮な視点でのミステリーが面白かったので読んでみた。正直なかなか辛いかなー、いろんな意味で、と言うのが感想でした。
    結構怖かったしなあ。

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    2020年11月23日
  • 僕の目に映るきみと謎は

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    向こうの世界が見える学生が、呪い殺されたと思われる事件に挑む。
    まぁ、こうなると何でもありになりそうだけど、ミステリとしての謎解きは面白い。

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    2020年11月19日
  • 誰も死なないミステリーを君に

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    とても読みやすくて一気読みしてしまいました。ライトな雰囲気でしたがちゃんと仕掛けも用意されていて、終盤は前のページを見返したりすることが多かったです。
    続編も出ている見たいですので、そのうち読もうかな。

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    2020年05月06日
  • 誰も死なないミステリーを君に

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    ほんのみせコトノハさんにて選書していただいた作品。初悠宇。何となく期待していなかったけど、可もなく不可もなく——すぐ忘れてしまうような…タイトル通りの物語。星三つ。最後まで砂糖、塩そしてノンシュガーの意味には気付きませんでした…(^^;

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    2019年11月23日
  • 誰も死なないミステリーを君に 2

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    こんな普通のミステリだったっけ?
    特に誰も死なないとしてタイトルにつけるほどの事ではなくなったかのような話

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    2019年10月05日
  • 誰も死なないミステリーを君に

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    ネタバレ

    最初のはなしがよかったので、短編をいくつか読みたかったなー
    メインのはなしに入ってから色々強引なかんじが否めない…

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    2019年09月17日
  • きみの分解パラドックス

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    ライト文芸らしく、モノをバラバラにすることに異常な執着を見せるヒロイン・天使玲夏のキャラクターは抜群に立っており、そんな彼女を抑制しつつ、時に後始末に奔走する主人公との関係性も危うい均衡を保っていて非常に良い。物事をバラバラにする彼女の対比として、主人公の謎を解く行為をバラバラになったものを再度組み立てる=真実を再構築するという見立ても中々のもの。文章は読みやすいながらもいささか淡々とし過ぎているきらいがあり、悪く言えば起伏がない。ただ、異常な彼女の観察日記という体でも読めるため、読み飽きることはなく、普通の人間の視点であるためリーダビリティは高い。しかし個人的には「クビキリサイクル」のいーち

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    2019年05月29日