大塚公子のレビュー一覧

  • 死刑執行人の苦悩
    死刑には反対です。
    死刑賛成派や遺族の気持ちももっともだと思うけど、
    まずこの本を読んで欲しいと思います。
  • 死刑執行人の苦悩
    何の恨みもない人を殺す仕事に就いている人の苦しみ。
    死刑廃止の是非を語るにはこういった点にも目を向けなければ。
  • 死刑執行人の苦悩
    国家公務員。ある日辞令が降りて、配属される。執行人は、死刑囚と同じように、当日の朝まで執行することを知らされない。その日は、他の仕事をする必要はなく、手当てをもらって帰る。日本の死刑の執行方法は絞首刑。首に縄を付ける場所がうまくないと、30分以上経っても死ねないこともある。なかなか死なない場合、執行...続きを読む
  • 死刑囚の最後の瞬間
    大塚公子さんを知ったのはこの本から。
    大罪を犯した人はどのように死んでいくのか知りたかった。
    最後まで冷酷無比なのか。
    最後は改心しているのか。
    己の罪とはいえ自分が死ぬことに対して怯えて喚くのか。
    この本で人間の本質を垣間見た気がします。
  • 死刑囚の最後の瞬間
    死刑問題に今日にがあるころに購入。
    死刑囚がどのように人生を終えるのかを取材。当時、一気に読み終えた記憶がある。
  • 死刑執行人の苦悩
    死刑を執行する人の苦労など考えたこともなかったが、これは大変なことだ。考えさせられる。
    この本を読むと死刑は絶対に無くさなければならない、と思う。
    しかし、自分の大切な人が殺されたなら、犯人を死刑にしてほしいと思わずに自分がいられるかは自信がない。
    が、この非文化的な裁きについて、もっともっと考える...続きを読む
  • 死刑執行人の苦悩
     人を殺すのには理由がある。
     死刑囚となったからには、怨恨、飢え、欲望のままになど、何らかの理由で人を殺めている。(冤罪の場合もあるのだが)

     しかしながら、死刑囚の執行をする死刑執行人には人を殺す理由はない。ただ、規則に従い、人を殺さざるを得ない。
     死刑執行をして初めて一人前といわれる世界で...続きを読む
  • 死刑執行人の苦悩
     死刑執行人実態ルポ。読むと死刑制度に対する観方が変わる。それ以前に、今の世の中死刑についてはそれほど考えない人が大半かもしれない。凶悪犯罪がクローズアップされ、そこに死刑廃止論者の弁護士が登場すると、それを「非難」するカタチで死刑制度について少しだけ考える。そして事件がメディアからフェードアウトす...続きを読む
  • 死刑囚の最後の瞬間
    死刑執行までの死刑囚の様子をうかがい知ることができた。

    死刑判決を受けるほどの罪を犯した人間が
    刑務所内で人間らしい扱いを受け、また教誨師と話す機会を持ち
    ほとんどの死刑囚が改心し感謝の言葉を述べ
    あの世で被害者に詫びると言い旅立って行くと言う。

    罪を犯す前に とどまることはできないのであろうか...続きを読む
  • 死刑執行人の苦悩
    犯罪者ひとりを絞首台に乗せること、死刑が執行されることには、誰でも関心を持つが、じゃあ、誰が死刑囚を「手にかける」かまでは考えないことが殆どなんだと、これを読んで感じた。

    「死刑は国家による殺人」を理由に死刑廃止を声高に叫ぶ廃止論者ではなく、「もうひとを殺したくない」と言う死刑執行官のほうがよほど...続きを読む
  • 死刑執行人の苦悩
    人の命は地球より重い。

    被害者、加害者ではなく死刑を執行しなければならない
    刑務官の立場から死刑というものの現状を書いたものです。

    仕事であっても人の命を奪うという行為は
    計り知れない精神的苦痛を与えます。

    人を殺したくて刑務官の仕事につく人なんているとは思いません。

    本書には死...続きを読む
  • 死刑執行人の苦悩
    覚えてる度:★★★☆☆

    うろ覚えで書きます。
    著者が実際に死刑執行人をやっていた人たちに取材をし、その苦悩を一冊の本にしたのがこれ。

    死刑囚はいつ自分が死刑になるか前日?まで知らされないらしいのですが、
    これが実際かなりきついらしい。いつ死ぬかわからない恐怖に怯え続ける毎日。

    あと、いざ死刑が...続きを読む
  • 死刑執行人の苦悩
    高校生の頃、父親にすすめられて読みました。
    それから何度も読んだ。
    初めて読んだときは、この本にかなり影響を受けて死刑反対だと強く感じました。
    でも、今は何ともいえません。

    確かに死刑を執行するという事は、一生を変える事かもしれないが、
    業務に死刑執行が含まれる事を知っていて刑務官になるわけで。。...続きを読む
  • 死刑執行人の苦悩
    死刑制度にかかわらず世の中の色々な面を考えるきっかけを与えてくれた本。
    基本的に私は死刑賛成派ですが・・。  
  • 死刑囚の最後の瞬間
    大久保清の最後とかも載っていてかなり興味深かったですよ。んー。
    mitiも死刑反対だけれども、あんまりにも死刑囚を庇護した感じが、不快だったわー。
    愛する人が、もしくは自分が殺されてみろっちうのよねぇ。わー。難し。
  • 死刑囚の最後の瞬間

    興味深っかたです。

    他の媒体記事で知り得ていた情報が多々有り、内容が少しもの足りなく感じた。
    ですが、昔の死刑囚の話があり、この本で事件を知る事が出来た。
  • 死刑囚の最後の瞬間
    実際、死刑というのがどのようなプロセスで行なわれていて、死刑囚がどのように扱われているのかなど、まったく知らないことが多い。
    死刑囚は刑務所ではなく拘置所にいるなんて、読むまで知らなかったし。まあ言われてみれば確かにその通りだけど。

    死刑廃止論者の著者らしく、死刑囚(=犯罪者)への愛情ともとれそ...続きを読む
  • 死刑執行人の苦悩
    死刑賛成、反対を考える時、加害者や被害者、その家族のことは思っても、執行人の人のことは思ったことがなかった。どれだけの苦悩を抱えているのか考えることができた。少し古い本だったので、今はどういう状況になっているか気になる。
  • 死刑囚の最後の瞬間
    興味深く読めた部分も多かったが、筆者が廃止論に傾きすぎているのが、この手の本としては失敗。
    ルポルタージュやその類に私情はいらない。

    反対に考えると、筆者が死刑囚に踏み込みすぎている分だけ、その被害者関係者が読めば、死刑が救いだったと思わせられる内容に仕上がっているとも言える。
    そして、見方を変え...続きを読む
  • 死刑囚の最後の瞬間
    死刑囚が最後を迎える時、現実を受け入れ足を進める者、それができなく一人で立つことすらできなくなる者、いろいろあるのだなと思いました。
    死刑制度については様々な意見があることでしょうが、これほど死を意識して向かっていくこともないと思います。人の命を粗末にしたものはやはり死をもって償うことが必要なのでし...続きを読む