奈良康明のレビュー一覧

  • 仏教の形成と展開

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    ネタバレ

    私達が当たり前だと思って享受していた〈仏教学〉が日本の仏教思想や文化とは全く無関係に生まれたものだった。

    この本を読めば〈仏教学〉というものがどんな流れで生まれてきたのか、そしてそれがどのように日本にもたらされ、適用されることになったのかがよくわかります。

    日本仏教に対する批判で多いのは「原始仏教と比べればなんと日本仏教は堕落しているのか」というものなのですが、こうした批判がなぜ生まれてきたのかも考えることになります。そして同時にこの批判の問題点についても私達読者は気づくことになるでしょう。

    仏教という宗教実践を伴う生活とは無関係に、文献によって研究を進めた西洋の仏教学。人々の生活実践や

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    2024年08月22日
  • 文明・文化の交差点

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    日本人の視座では発祥の地(インド)、伝来元(中国)しか意識されないが、インドから中国への単なる通路と思っていいた中央アジアが大きな影響を与えていることが本書で認識できた。経由地に時代を超えて根付いてた宗教(ゾロアスターい教、マニ教、キリスト教)、風俗と混交し、教義と瞑想に基づくインド仏教から庶民的で実践的な宗教(大乗仏教)に変遷していったことは目から鱗であった。

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    2025年08月16日
  • 寝る前に読むブッダのことば

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    ネタバレ

    奈良康明さんのブッダの本は以前に一冊読んだことがあり、優しい語り口調が印象的でした。この本は表題通り、「寝る前に」読んで気持ちを清らかにしたくなる本です。

    ブッダの言葉をどう現代生活にあてはめていくか。

    様々な著者が書いているけれど、
    「感謝して」
    「欲や毒はなるべく減らして」
    にこにこして生きていく、ことかな、と。

    ブッダの言葉はすごく優しい。
    100回失敗しても、一回良きことができれば救われる、とある。

    手塚治虫のブッダの中で印象的だった「すべての生きるもの」はつながっている絵。人間も虫も植物も動物も。(虫はそれでも殺してしまう・・・)誰がえらくて、誰が幸せ、というわけではない、と

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    2011年05月28日
  • 寝る前に読むブッダのことば

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    ▼ 100文字感想 ▼ 
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    上司に怒られた人、部下を信頼できない人、営業で嘘
    をついてしまった人、カッとなりやすい人、家族とのコミュ
    ニケーションをもちたい人、がんばっても結果が出ない
    人、不満がある人、失敗した人、「今」を生きたい人へ。


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    ▼ 5つの共感ポイント ▼ 
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    2009年10月04日
  • 出社前に読むブッダのことば

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    ▼ 100文字感想 ▼ 
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    朝起きると「あぁ、あと十分いや五分でいいから寝たい」
    と思いつつ、出社すると上司の顔色を伺い、後輩に神経
    を遣う。心のどこかで「今の自分を変えたい、自己実現し
    たい」と願うサラリーマンの方、生きるヒントが満載です。


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    ▼ 5つの共感ポイント ▼ 
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    2009年10月04日
  • 別れの前に読むブッダのことば

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    ▼ 100文字感想 ▼ 
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    サラリーマンのための、ブッダのことば三部作のひとつ。
    本書のテーマは「別れ」。サラリーマンが一度は経験した
    ことがあるであろう、家庭や職場の出来事が豊富に紹介
    されている。ブッダってこんなに身近なものなのですね。


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    ▼ 5つの共感ポイント ▼ 
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    2009年10月04日