【感想・ネタバレ】文明・文化の交差点のレビュー

あらすじ

20世紀初頭、ヨーロッパや日本の探検家により幕が開いた中央アジア仏教の歴史。しかし、多民族による歴史と言語と文化をもつこの地ならではの複雑な事情が、仏教研究の大きな前進を阻んできました。現在も中央アジアの各地では積極的な発掘が行なわれており、近年、さまざまな分野の専門家による共同研究が進んだことにより、新たな仏教の歴史が複合的に解明されつつあります。その中央アジア仏教研究の最新の成果を紹介します。

【執筆者】
山田明爾、橘堂晃一、松田和信、吉田 豊、宮治 昭、蓮池利隆、山部能宜、沖本克己、川崎ミチコ、濱田瑞美、坪内栄夫、大西磨希子、冨谷 至、池田 巧、上山大峻、松原 朗

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Posted by ブクログ

日本人の視座では発祥の地(インド)、伝来元(中国)しか意識されないが、インドから中国への単なる通路と思っていいた中央アジアが大きな影響を与えていることが本書で認識できた。経由地に時代を超えて根付いてた宗教(ゾロアスターい教、マニ教、キリスト教)、風俗と混交し、教義と瞑想に基づくインド仏教から庶民的で実践的な宗教(大乗仏教)に変遷していったことは目から鱗であった。

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2025年08月16日

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