森内俊之のレビュー一覧
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森内十八世名人も超一流ではあるが、凡人の自分にとっては羽生十九世名人よりも近い存在だろう。
最近の羽生さんの著作は、「場」や「空気」について語ることが多く一種神がかっている。
それに比べると森内さんは人間らしい。Posted by ブクログ -
羽生世代の間違いなくトップを争って戦ってきたプロ棋士の半生記。
そのトップ棋士からみても圧倒的な力で棋界に君臨する羽生さん。
その背中を同世代として追い続け、捕まえようと懸命に追いかける半生。
見開き1ページの文中に何度も羽生さんの名前が登場し、羽生さんに憧れて、崇拝しつつも戦い続ける姿がなん...続きを読む -
プロ棋士が書いた本はこれまで何冊も読み、それぞれに教えられる点があったが、森内さんのこの「覆す力」は本当に掛け値なしに面白い!森内さんのまじめで、まっすぐで、それでいてひょうひょうとしておちゃめなキャラクターが存分に現れていて、将棋を指すことはなくてもプロ棋士のキャラだけで将棋を見ている筆者のような...続きを読むPosted by ブクログ
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非常に面白かった。筆者の森内俊之名人は口数が少なく、一般書にて考えを知ることができるのはとても良かった。
渡辺二冠の著書からみても、こちらから見ても羽生善治三冠は特別なものであることが理解できた。
同じ土俵に立つ人間が評価するものは、外野からの凄みとはまた別の言いようのない高揚感を持った評価にな...続きを読むPosted by ブクログ -
元名人で永世名人の資格を持つ森内俊之が分析する藤井聡太論。
これまで様々な棋士が藤井聡太を分析したが、実際の棋譜を用いて分析していたので説得力があった。
また羽生九段との比較論も面白かった。Posted by ブクログ -
同世代の羽生さんとは、常に圧倒的な実力差を感じながらも、その対戦自体を楽しんでいる森内さん。
勝負の世界ではあるけど、根本にあるのは、将棋が好きってこと。だから探求し続けられる。
羽生さんとは違くてもいい。
名人になれなくてもいい。
そう開き直ると、実力を発揮できる。
プロでも手を間違う。間違わ...続きを読むPosted by ブクログ -
将棋棋士と言えば、羽生善治先生くらいしか知らないという方も多いでしょう。
この本の著者・森内俊之先生は、羽生先生と同年代で、小学生の頃からのライバルなのです!
40代になって竜王・名人というタイトルを手にした著者の勝負哲学は、合理的かつクール。
ドラマチックな逆転の好手に対しても、「プロ棋士の対局...続きを読むPosted by ブクログ -
将棋は全然知らないのだけど、面白く読み進められ少し知識がついた。森内さんもなんとなーーく顔を知ってる?という程度でなぜこの本を読もうと思ったかは既に謎。私は深く考えるの苦手だから将棋も出来ないんだろうなぁ~(´・ω・`)Posted by ブクログ
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少し前に、森内俊之が会社の同期の中高生時代の同級生ということを知り、それもきっかけとなって読んでみました。
羽生善治の本を読んだ時には、「キレ」のようなものを感じましたが、森内俊之は、ひたすら謙虚で、この本からは、「キレ」のようなものはほとんど感じませんでした。
きっと、まったくタイプが違うん...続きを読むPosted by ブクログ -
第18代永世名人でもある森内俊之の一冊。
彼が俗に言う羽生世代という同世代の強豪ライバルに中でもまれ、そして苦悩しつつもトップ棋士に上り詰める様子がよくわかった。Posted by ブクログ -
一読して森内名人の円熟した人間性を感じました。謙虚に将棋に取り組み、敬い、親しんできた人生なのだな、というのを感じます。
将棋は完全な個人戦。
「勝負をひっくり返す妙手はないが勝負をひっくり返すミスや悪手はある」
「ミスは一回までなら取り返しがつくが二回やると取り戻せない」
「負けて...続きを読むPosted by ブクログ -
○棋士の森内氏の作品。
○著者自身の将棋歴を振り返りつつ、各対局においてどのような心境でいたのか、どのような訓練をしたのか、ライバルに対してどのような思いを持っていたのかなど、著者の思いや経験をまとめた作品。
○みじかに天才と呼ばれる人がいるなかで、どのようにモチベーションを保ち、そして、ライバルを...続きを読むPosted by ブクログ -
非常に面白く読めました。
森内と羽生は同じ年。90年代中頃には7冠までなった羽生を目指し、いかにモチベーションを上げ、永世名人になったのか、その理由がわかる気がする。
特に、佐伯先生、吉田先生に敗れた際のエピソード。非常に印象的でした。
また、カレーライスを二日目の昼食で食べる理由、島研でのエピ...続きを読むPosted by ブクログ -
正直いってあまり一般受けしないような内容に感じました。将棋のことにある程度興味がある方でないと楽しめないかも。結局のところ、自分の特性を知り、地道に積み重ねていく、ということでしょうか。Posted by ブクログ
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勝負の世界に生きる人たちの考え方や習慣に興味を持って、羽生さんの「迷いながら、強くなる」の直後に読みました。私が完璧主義で打たれ弱い人間なので、厳しい状況でも前に進み続けるためのヒントが得られれば、というのがこの本を手に取った動機のひとつです。
自分を知って、受け入れ、自分に合った努力していくこと...続きを読むPosted by ブクログ -
共感・参考になる点もある一方、勝負の世界での緊迫感・心理など、まず一般の人が経験することが無いような点も書かれている。
カレーの話、やりきれない思いから千駄ヶ谷から横浜の自宅まで走ったエピソードが森内さんらしく印象的。Posted by ブクログ -
今の時代の棋士の方はどの人も、羽生さんを意識の外には置けないんだな、ということが改めて感じられました。
それにしても森内さん、対局に敗れた後、横浜の自宅まで30km近くを走って帰ったというエピソードには驚きました・・すごい体力・・。Posted by ブクログ -
羽生さんとの関わり方が中心になってくるか。終生のライバルというより、良い棋譜が残せる仲間、らしい。等身大の言葉で語っている感じが好感を持てる。天才型の棋士ではないと自らいい、将棋における得手、不得手の考え方はおもしろかった。必ずしも順風とは言えない将棋人生は名人の森内さんしか知らない身としては意外な...続きを読むPosted by ブクログ