森内俊之のレビュー一覧

  • 覆す力(小学館新書)

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    覆す力とは自分を見つめる力

    森内九段は自分の特性を受け入れたことで、何かが変わり始めたと感じているようです。
    勝負の世界では心技体のバランスと負けを次に活かすことが大事だと思いました。
    ミスは誰にでもあり、それを受け入れて成長する姿勢が重要だという点に感銘を受けました。
    小学生の頃からライバルの羽生さんについては、彼の強さに対する恐怖心と楽しさが交差しているのが面白いです。

    #アツい #エモい #タメになる

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    2024年06月19日
  • 覆す力(小学館新書)

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    森内十八世名人も超一流ではあるが、凡人の自分にとっては羽生十九世名人よりも近い存在だろう。
    最近の羽生さんの著作は、「場」や「空気」について語ることが多く一種神がかっている。
    それに比べると森内さんは人間らしい。

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    2016年11月05日
  • 覆す力(小学館新書)

    購入済み

    苦しい。が、そこがいい

    羽生世代の間違いなくトップを争って戦ってきたプロ棋士の半生記。
    そのトップ棋士からみても圧倒的な力で棋界に君臨する羽生さん。
    その背中を同世代として追い続け、捕まえようと懸命に追いかける半生。
    見開き1ページの文中に何度も羽生さんの名前が登場し、羽生さんに憧れて、崇拝しつつも戦い続ける姿がなんだか少し苦しい。

    永世名人の資格を羽生さんよりも早く手に入れた実積を持ちながらも、自身を選ばれし者でないと言う森内さんの文章は、なんだか四方八方をなにかに囲まれながら進んできたような不自由さを感じた。
    でもそこが、リアルで、なんというか圧倒的にいい。

    ビジネス書や自己啓発的な面白さを求

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    2016年06月21日
  • 覆す力(小学館新書)

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    プロ棋士が書いた本はこれまで何冊も読み、それぞれに教えられる点があったが、森内さんのこの「覆す力」は本当に掛け値なしに面白い!森内さんのまじめで、まっすぐで、それでいてひょうひょうとしておちゃめなキャラクターが存分に現れていて、将棋を指すことはなくてもプロ棋士のキャラだけで将棋を見ている筆者のようなタイプにも全く抵抗なく飛ばす箇所もなく読むことができた。森内さんの将棋への向き合い方、考え方には将棋とは異なる仕事にも通じる普遍性、強さがある。電王戦などで最近の将棋(人間対コンピュータなど)に関心がある人には必見の書。

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    2014年03月26日
  • 覆す力(小学館新書)

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    非常に面白かった。筆者の森内俊之名人は口数が少なく、一般書にて考えを知ることができるのはとても良かった。

    渡辺二冠の著書からみても、こちらから見ても羽生善治三冠は特別なものであることが理解できた。

    同じ土俵に立つ人間が評価するものは、外野からの凄みとはまた別の言いようのない高揚感を持った評価になる。

    面白かった。

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    2014年02月09日
  • 超進化論 藤井聡太 将棋AI時代の「最強」とは何か

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     人間の知能を超えたシンギュラリティ時代に、ニンゲンはすることがなくなるなどという話がある。

     将棋の世界では、2013年、人工知能AIと対戦する「電王戦」で現役のプロ棋士が初めて負けた。その時から、人工知能に勝つことは困難になり、将棋シンギュラリティ時代となった。将棋は、人間対人間の勝負として行われている。そこに目覚ましく登場したのが、藤井聡太だった。将棋ブームが巻き起こった。人工知能は、正解に限りなく近い答えを瞬時に示してくれる先生となった。将棋の有効局面数は、10の68乗から69乗とされている。人間はとても、覚え切れるものではない。

     人工知能が浸透することで、対局中の形成判断もリア

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    2025年03月23日
  • 超進化論 藤井聡太 将棋AI時代の「最強」とは何か

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    元名人で永世名人の資格を持つ森内俊之が分析する藤井聡太論。

    これまで様々な棋士が藤井聡太を分析したが、実際の棋譜を用いて分析していたので説得力があった。
    また羽生九段との比較論も面白かった。

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    2023年12月05日
  • 覆す力(小学館新書)

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    同世代の羽生さんとは、常に圧倒的な実力差を感じながらも、その対戦自体を楽しんでいる森内さん。

    勝負の世界ではあるけど、根本にあるのは、将棋が好きってこと。だから探求し続けられる。
    羽生さんとは違くてもいい。
    名人になれなくてもいい。
    そう開き直ると、実力を発揮できる。

    プロでも手を間違う。間違わない方が難しいと知った。
    精神的、身体的な揺れが、指し手を誤る。
    これからAIは人間に勝つ。そして負けなくなるかもしれない。だからこそ、人間同士の対局が面白いと気づいた。

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    2017年12月31日
  • 覆す力(小学館新書)

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    ネタバレ

    将棋棋士と言えば、羽生善治先生くらいしか知らないという方も多いでしょう。
    この本の著者・森内俊之先生は、羽生先生と同年代で、小学生の頃からのライバルなのです!

    40代になって竜王・名人というタイトルを手にした著者の勝負哲学は、合理的かつクール。
    ドラマチックな逆転の好手に対しても、「プロ棋士の対局で驚くような逆転が生まれるのは、相手が致命的なミスをしたときだけだ」とバッサリ(笑)
    (タイトル戦二日目の昼食にカレーを食べる理由も解説されてます!)

    その一方で、ライバルの羽生先生への思いは強い。本当に強い(笑)
    数えてはいませんが、平均すれば見開きに1回くらいのペースで「羽生さん」と言ってるん

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    2017年03月02日
  • 覆す力(小学館新書)

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    将棋は全然知らないのだけど、面白く読み進められ少し知識がついた。森内さんもなんとなーーく顔を知ってる?という程度でなぜこの本を読もうと思ったかは既に謎。私は深く考えるの苦手だから将棋も出来ないんだろうなぁ~(´・ω・`)

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    2016年10月21日
  • 覆す力(小学館新書)

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    少し前に、森内俊之が会社の同期の中高生時代の同級生ということを知り、それもきっかけとなって読んでみました。

    羽生善治の本を読んだ時には、「キレ」のようなものを感じましたが、森内俊之は、ひたすら謙虚で、この本からは、「キレ」のようなものはほとんど感じませんでした。
    きっと、まったくタイプが違うんでしょうね。

    将棋などで、強い者どうしが対戦するとき、同じ場面では同じように考えるものだと思っていたのですが、まったくそうではないのですね。
    言われてみれば納得ですが、新鮮な驚きもありました。

    ちなみに、タイトルの『覆す力』は、あまり中身と関係ないですね。
    強引に結び付けられないわけでは

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    2015年06月20日
  • 覆す力(小学館新書)

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    第18代永世名人でもある森内俊之の一冊。

    彼が俗に言う羽生世代という同世代の強豪ライバルに中でもまれ、そして苦悩しつつもトップ棋士に上り詰める様子がよくわかった。

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    2017年10月29日
  • 覆す力(小学館新書)

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    ネタバレ

    一読して森内名人の円熟した人間性を感じました。謙虚に将棋に取り組み、敬い、親しんできた人生なのだな、というのを感じます。

    将棋は完全な個人戦。

    「勝負をひっくり返す妙手はないが勝負をひっくり返すミスや悪手はある」

    「ミスは一回までなら取り返しがつくが二回やると取り戻せない」

    「負けてもいい。負けるときは次につながる負け方をするべき」

    羽生世代といわれる名人。羽生名人の強さ、棋風についても触れられていて、「これといった印象的な手はないのだがいつのまにか自由自在に局面をあやつられ、最後に負けてしまう」「羽生名人がミスをしても、実は何か意図があるんじゃないかと深読みしてこちらが自

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    2015年06月04日
  • 覆す力(小学館新書)

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    ○棋士の森内氏の作品。
    ○著者自身の将棋歴を振り返りつつ、各対局においてどのような心境でいたのか、どのような訓練をしたのか、ライバルに対してどのような思いを持っていたのかなど、著者の思いや経験をまとめた作品。
    ○みじかに天才と呼ばれる人がいるなかで、どのようにモチベーションを保ち、そして、ライバルを乗り越えていったのかという点は、将棋の世界とは別の部分でもたいへんに参考になる。面白かった。

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    2014年08月22日
  • 覆す力(小学館新書)

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    非常に面白く読めました。

    森内と羽生は同じ年。90年代中頃には7冠までなった羽生を目指し、いかにモチベーションを上げ、永世名人になったのか、その理由がわかる気がする。

    特に、佐伯先生、吉田先生に敗れた際のエピソード。非常に印象的でした。
    また、カレーライスを二日目の昼食で食べる理由、島研でのエピソードなども、またしかり。

    自分も、来年の大会まで、もう少し精進しなければ。

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    2014年06月29日
  • 覆す力(小学館新書)

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    正直いってあまり一般受けしないような内容に感じました。将棋のことにある程度興味がある方でないと楽しめないかも。結局のところ、自分の特性を知り、地道に積み重ねていく、ということでしょうか。

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    2014年04月26日
  • 覆す力(小学館新書)

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    20140302 勝つためにどうするか、自分の性格や経験からわかりやすく説明されている。色々な面で参考になると思う。

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    2014年03月02日
  • 覆す力(小学館新書)

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    勝負の世界に生きる人たちの考え方や習慣に興味を持って、羽生さんの「迷いながら、強くなる」の直後に読みました。私が完璧主義で打たれ弱い人間なので、厳しい状況でも前に進み続けるためのヒントが得られれば、というのがこの本を手に取った動機のひとつです。

    自分を知って、受け入れ、自分に合った努力していくことで道が開けた、というのが本書の一番のメッセージだった気がします。そのためにはやはり余裕や自信は大事だな、と思いました。成功7割、失敗3割という言葉が出てきましたが、失敗との付き合い方、成功体験の作り方を私なりに考えていきたいです。

    「ビジネスに役立つ勝負哲学!」というあおりから想像していたよりも自

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    2015年06月27日
  • 覆す力(小学館新書)

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    共感・参考になる点もある一方、勝負の世界での緊迫感・心理など、まず一般の人が経験することが無いような点も書かれている。
    カレーの話、やりきれない思いから千駄ヶ谷から横浜の自宅まで走ったエピソードが森内さんらしく印象的。

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    2015年02月08日
  • 覆す力(小学館新書)

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    ネタバレ

    今の時代の棋士の方はどの人も、羽生さんを意識の外には置けないんだな、ということが改めて感じられました。

    それにしても森内さん、対局に敗れた後、横浜の自宅まで30km近くを走って帰ったというエピソードには驚きました・・すごい体力・・。

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    2014年06月01日