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大器晩成の竜王名人が明かす半生と勝負哲学。
小学六年生で、羽生善治(現・三冠)、佐藤康光(現・九段)らとともに奨励会に入会。16歳でプロ棋士昇格、25歳での名人位挑戦は、棋士として順調な経歴と言えた。しかし、名人戦の相手・羽生善治はそのとき七冠王になっていた!
実績で水を空けられた相手に、何を考え、どう戦ったか。雌伏のときに思索を深め、研鑽を続けた著者は、30代以降、雄飛のときを迎える。30代で初めて名人となり、羽生より早く永世名人の称号を得て、40代で渡辺明から竜王位を奪取。若手が有利と言われる竜王位を40代で奪取したのは、史上初の快挙だった。現在は竜王・名人という、棋界の2大タイトルを保持する著者が明らかにする、半生と勝負哲学。世評を覆し、差を覆す秘訣は、己を知ることと、敗北に謙虚に学ぶことにあった!
Posted by ブクログ 2014年03月26日
プロ棋士が書いた本はこれまで何冊も読み、それぞれに教えられる点があったが、森内さんのこの「覆す力」は本当に掛け値なしに面白い!森内さんのまじめで、まっすぐで、それでいてひょうひょうとしておちゃめなキャラクターが存分に現れていて、将棋を指すことはなくてもプロ棋士のキャラだけで将棋を見ている筆者のような...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月09日
非常に面白かった。筆者の森内俊之名人は口数が少なく、一般書にて考えを知ることができるのはとても良かった。
渡辺二冠の著書からみても、こちらから見ても羽生善治三冠は特別なものであることが理解できた。
同じ土俵に立つ人間が評価するものは、外野からの凄みとはまた別の言いようのない高揚感を持った評価にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月31日
同世代の羽生さんとは、常に圧倒的な実力差を感じながらも、その対戦自体を楽しんでいる森内さん。
勝負の世界ではあるけど、根本にあるのは、将棋が好きってこと。だから探求し続けられる。
羽生さんとは違くてもいい。
名人になれなくてもいい。
そう開き直ると、実力を発揮できる。
プロでも手を間違う。間違わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月20日
少し前に、森内俊之が会社の同期の中高生時代の同級生ということを知り、それもきっかけとなって読んでみました。
羽生善治の本を読んだ時には、「キレ」のようなものを感じましたが、森内俊之は、ひたすら謙虚で、この本からは、「キレ」のようなものはほとんど感じませんでした。
きっと、まったくタイプが違うん...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月22日
○棋士の森内氏の作品。
○著者自身の将棋歴を振り返りつつ、各対局においてどのような心境でいたのか、どのような訓練をしたのか、ライバルに対してどのような思いを持っていたのかなど、著者の思いや経験をまとめた作品。
○みじかに天才と呼ばれる人がいるなかで、どのようにモチベーションを保ち、そして、ライバルを...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月29日
非常に面白く読めました。
森内と羽生は同じ年。90年代中頃には7冠までなった羽生を目指し、いかにモチベーションを上げ、永世名人になったのか、その理由がわかる気がする。
特に、佐伯先生、吉田先生に敗れた際のエピソード。非常に印象的でした。
また、カレーライスを二日目の昼食で食べる理由、島研でのエピ...続きを読む
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