売野機子のレビュー一覧

  • 薔薇だって書けるよ─売野機子作品集─

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    「ダサい」が気持ちいい。遅れてきた本命。楽園で活躍するBL作家売野機子(ウリノキコ)のデビュー短編集。帯には「彼女は漫画を見つけ、世界は売野機子を見つけた。」という上條淳士のコメントが。読み終えて納得だ。舞台は様々だが、テーマは一貫して恋愛。男女モノもあれば、そうでないものもある。基本的には、「喪失」を描く作家さんだと認識した。ヒロインは物語の中で何かを失い、そしてそこから何かを探し、見つけていく。これらの短編は、いずれもそのどこかの過程を切り取ったものだ。おそらく売野さん自身が、90年代になにかを忘れてきて、憧憬をむけているのだろう。講評としてまず言いたいのは、全体にビジュアルのセンスがない、ということ。舞台が現代でない場合が多いこともあるだろうが、服装や、髪型、その他もろもろの造形が、野暮ったく、垢抜けない。ところどころにあらわれるカッコつけた台詞も「90年代のオシャレ感」を踏襲したもので、端的に言うと、ダサい。だが、それがいい。本作には、連作3つを含む、7つの短編が収録されているが、最初の表題作「薔薇だって書けるよ」がダントツで質が高い。それこそ、異次元といっていい怪作だ。売れない物書きが、身寄りと常識のない可憐な少女・点子にプロポーズしてからのお話。「点子はとりわけ 駆け上がるのが得意だった」から始まる冒険的なストーリーテリングは、常道を大きく外れていながら、すんなり入ってくる。読んでいてすごく不思議な気分になる。またなによりキャラクターが魅力的だ。女性作家で女性キャラクターをこんなにかわいく描く人は稀ではないか、と思った。一方で、他の作品は比較的平凡な物語構成。もちろん随所に上手さは見せるが、やはり自分が「描きたい」だけの作品になっているように思える。BL界にはまだこういう才能がたくさんいて、しのぎを削っていると思うと、わくわくしてくる。これからに期待。

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    2012年01月09日
  • ありす、宇宙までも 1

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    目指せ!日本人初女性宇宙飛行士コマンダー

    朝日田ありすは、容姿端麗で人気者。
    彼女は幼い頃
    両親からバイリンガル教育を受けていたが、
    その死によって結果的に
    どちらの言語も拙くなり、
    日々の授業についていくことができない。

    そんな中ありすが出会ったのは、
    孤高の天才・犬星くんで…?

    「分かったんだ。朝日田のそれ。セミリンガル。」
    「おれが君を賢くする。」

    両親がいる天国に近づくために、
    一人の少女が日本人初の
    女性宇宙飛行士船長に
    なるまでの物語。

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    2026年09月05日
  • ありす、宇宙までも 6

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    引き続きって感じの内容。
    二つ目のプログラムはありすが勝ったのちょっと無理やり感あったけど、会見でのありすはかっこよかった。ああいうのってどれだけ自分の知識をひけらかせるかじゃなくてどれだけ人の心を動かせるかなんだなと。
    ありすみたいにエネルギーに溢れている子って現実にもいるけど本当に尊敬する
    次からは舞台が学校になるから濃い人間ドラマ見れそうで楽しみ

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    2026年02月27日
  • ありす、宇宙までも 1

    ネタバレ 無料版購入済み

    セミリンガルについては知っていたけど、そうなってしまった子供は想像以上に苦しむことになるんだな、と感じた。
    それでも犬星くんと出会い、希望を見出したありすちゃん。
    「生まれ直さなくても、いいってこと……?」
    この言葉に胸が詰まった。

    #泣ける #切ない #感動する

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    2025年09月26日
  • ありす、宇宙までも 2

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    昼休憩の時間に読み切ってしまった2巻。
    ありすと犬星くんの二人で、どこまでもいく物語はこれからである。楽しみだ。

    --

    自分で引いた世界の境界線を、今更覆されるとは思わなかった。

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    2025年08月24日
  • ありす、宇宙までも 4

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    ネタバレ

    最近この手のテーマの漫画が増えてきたような…
    この漫画の主人公は「セミリンガル」が特徴。
    他の漫画では「ASD」が特徴の主人公の話があったり
    差別や不寛容など現代が抱える問題にフォーカスしているような感じの。
    社会性の強い漫画が、増えてきたなと。
    ちょっと食傷気味が拭えない…

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    2025年07月06日
  • ありす、宇宙までも 1

    無料版購入済み

    セミリンガル

    セミリンガル状態の上両親が事故死してしまい…
    これ両親が亡くならなかったらちゃんとバイリンガルになれていたんだろうか。

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    2025年07月03日
  • ありす、宇宙までも 1

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    2025年漫画大賞受賞、タイトルから宇宙飛行士の話?SFかな?程度の情報しかない状態で読んだけどおもしろかった。
    (宇宙飛行士を目指していく話だった)

    可哀想すぎず前向きな描き方に好感がもてる。

    「セミリンガル」という言葉は知らなかった。
    生い立ちによる差の話。
    ありすはきっと真っ直ぐ成長していくだろう、と思える一方で犬星くんはどんな大人になっていくのかな。

    絵柄が古いのは少し気になる。
    ありすが宇宙飛行士になりたい理由がまだ描かれてないのも気になる。

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    2025年04月26日
  • ありす、宇宙までも 1

    無料版購入済み

    うーん…

    マンガ大賞2025を受賞した作品という事で、世間では評価されているんだろうけど…、どうなのコレ?

    まず冒頭。
    「夢を達成した瞬間の未来」のシーンなんだろうけど、すごい違和感。
    「これだけお綺麗だと女優という選択肢もあったのかなと」
    「やはり家庭との両立が気になるところですが」
    この2つの言い方、今でも完全にアウトでしょう。
    ましてや近未来の話なら、あり得ないと思う。

    ISSの船長って、ISSは現在のところ2030年には運用停止になる予定。
    将来の話では、ISSはもう無いんじゃないの?

    この時点で、「ひょっとして、子供時代は過去の話?」と思ったけど、巻の中ほどで「アルテミス世代」や「2022年現在で12歳、26歳で宇宙飛行士に応募する」とある。
    となると、やっぱり違和感しかない。

    しかもこのシーン、「月・ISS・火星に、まずは女性宇宙飛行士が行く計画」とあるけど、ISSに関しては既に2001年以降何人もの女性宇宙飛行士が滞在しており、表現がおかしい。
    また、中学生相手のシビアなテストと言うのもちょっとどうかと思う。
    このあたり、非常にリアルに描いている「宇宙兄弟」と比べるとかなり煮詰めが甘いように感じる。
    (その宇宙兄弟ですら、ブギーを始めとしておそらく詳しい人にはたくさんの「ありえない」が存在しているんだろうけど)

    「子供に宇宙飛行士への道と言う夢を抱いて欲しい」
    「子供のうちはどんな人でも努力すればまだまだチャンスがあるという事をわかって欲しい」
    これが本作のテーマなんだろうけど、逆に大賞を取ったのはそれ、つまりは「大人側の意図」なんじゃないかと思えてしまう。

    クセの強い絵と相まって、個人的には本作がそこまで素晴らしい作品とは思えませんでした。

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    2025年03月31日
  • 女子の業(ごう)特集~試し読み無料パック

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    一話

    色々な作品の1話が読めるパック。
    「荒ぶる季節の乙女たちよ」はちょっとタイトル負けしてるって感じかなぁ。
    抜群に面白いのは「波よ聞いてくれ」。

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    2024年10月01日
  • インターネット・ラヴ!【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    ひょんなことからSNSで繋がった男性に恋をした男性の話。
    日本と韓国、SNSで5年つながっていたにもかかわらず、特に進展はなし。推しからDMが来る急展開。そこから推しが自分に会いに日本に来たという本当にあったら幸せでぶっ倒れそうな口実。
    なんやねんこれ!夢物語やないかい!って読みながら思ってしまった。
    けれども、読み進めると天馬の苦しさが胸にじんわり支配してくるんですよ。
    ウノくんの友人が、どう見てもゲイじゃん!相手はデートだと思ってるよって言ってきたけどだからなんだよ!!
    ゲイで何が悪い!好きな気持ちは性別関係ないやろ!ばーか!って心の中であっかんべーしときました。ごめんな友だち。考え方アップデートして戻ってきな。
    自分は性別よりもネトストの方に注力して読んでしまったために、そちらの方にホラーを感じてしまったけど、もうBLも百合もそういう言葉さえもなくして、ただの恋愛漫画でよくない?という個人の感想をここで述べておきます。
    もちろんこの作品だけではなくて、すべてにおいてですが。
    人を好きになること、その相手と幸せになろうとすることは誰でも平等に叶える権利はある。
    いい加減同性婚認めてくれよな。

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    2024年04月28日
  • 女子の業(ごう)特集~試し読み無料パック

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    いくつかの作品が入っています。私はお気に入りを2つ見つけました。新たな漫画を探している人におすすめです。

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    2024年03月09日
  • インターネット・ラヴ!【電子限定特典付】

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    絵柄が商業BLの雰囲気にあまりない感じで新鮮、その絵柄だからこそ、韓国の男の子の雰囲気にマッチしていてお洒落だと思った。ファンが推しに会う系の話はよくあるけど、今作は主人公(推しを見てる側)の推しがフォロワー100人に満たない一般人の男の子(しかも韓国住み)だから目新しい。ノスタルジーな空気で何か大きなことが起きなさそう感じだけど、推しに会えるイベント発生らへんからグッと惹き込まれる展開があって面白かった。

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    2023年10月18日
  • インターネット・ラヴ!【電子限定特典付】

    匿名

    無料版購入済み

    これってラブかな~?
    ネットストーカーで、ただSNS見てるだけで勘違いしてるだけの話?
    どうなるのか続きは気になる感じだけど...
    ちょっと絵柄が独特です。

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    2023年10月06日
  • 売野機子短篇劇場

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    分かりづらいけど

    分かりずらい、理解しにくい、けど興味をそそる作品の描き方をする作家さんです。これが通常運転なのかどうかは、まだ判断しかねますが
    でも絵が画として上手く、演出の仕方や画力も高いと思います。あとがきも読んでみて、もう一度読んでみたいと思います。

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    2021年12月01日
  • 【無料】ウィングス35周年記念 ウィングス・コミックスSELECTION

     

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    良かった

    雑誌『ウィングス』は2017年8月号で創刊35周年を迎えた。人気作から創刊~1980年代連載開始の名作まで、無料試し読み。

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    2021年07月31日
  • 売野機子短篇劇場

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    前の短編の方が好みでした

    この短編集は、同人誌的な作品を集めたものでしょうか。今までの短編集の方が洗練されていて好みでした。タイトル通り、ファン向けという感じ。

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    2021年02月02日
  • 薔薇だって書けるよ─売野機子作品集─

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    "「でも君の気を引こうとして…そいで あんな事言ったんだ…
    離婚 するかい?」
    「しないわ
    でも八朔さん もひとつ嘘あるわね」
    「……………」
    「覚えてる?
    ヤギのエサみたいなラブレター
    "僕らふたり一緒になっても
    毎朝君に夢のようなプロポーズを捧ぐだろうーー"」
    「わーーっ や やめてくれ」"[薔薇だって書けるよ]

    「薔薇だって書けるよ」
    「オリジン・オブ・マイ・ラブ '98」
    「日曜日に自殺」
    「オリジン・オブ・マイ・ラヴ '09」
    「遠い日のBOY」
    「オリジン・オブ・マイ・ラヴ」
    「晴田の犯行」

    「薔薇だって書けるよ」が一番好き。

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    2018年06月24日
  • MAMA 6巻(完)

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    完結後、しばらくしてから一気読み。2巻まではすごく好みで面白くて、続きが待ちきれないほど楽しみだったけど、だんだんトーンダウンしちゃったかな? 結局、天使の歌声の昇天はなんだったんだ? が もやっと残るけど、この物語の本質は少年達の死生観じゃなく、彼ら1人1人の群像劇で、それぞれのカルマの昇華みたいな所…平たく言って、成長を描いたお話でした。確かに、懐かしの少女マンガ(三原順 辺り)に近いものを感じたし、好みな設定だったし。だからこそ、なんか惜しかったな!

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    2016年07月09日
  • MAMA 6巻(完)

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    最後のほう、もうよく分からなかった。テーマというか、天使になる条件とか考えていたラストとか、作者の中では1巻の頃と同じだったのかな?スッキリしないなぁ

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    2016年07月06日