武田尚子のレビュー一覧

  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
    もうすぐバレンタインデイ
    目もくらむようなチョコが宝石のように並ぶ

    特に食べたいと思わないチョコレートだが
    昭和二十年代の子供の時は憧れだった
    板チョコですら

    原産地中米では、飲み物、薬、貨幣であったそうな
    様々な歴史を経て(植民地の人々や黒人奴隷などの悲劇を含めて)世界中に広まっていった
    砂糖...続きを読む
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
     カカオ発祥から現在に至るまでの流れを記した一冊である。

     紀元前からカカオの役割や使い方等から始まる。そして貿易と関わりながら「チョコレート」が発達してゆく。

     カカオやココア、チョコレートの変遷を通じて世界史についても学ぶことができた。時代や環境に応じて食べ物も形を変えていく、そう思えた一冊...続きを読む
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
    カカオ豆、ココア、チョコレートにまつわる歴史。カカオ豆が通貨の代わりだったり、ココア、チョコレートが宗教と密接だったり、薬として用いられたり、製造過程が変化していき、人々への浸透の仕方も変化していった変遷が興味深かった。カカオ豆は、長い年月を経て、さりげなく人々の生活のそばにあった。
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
    ●カカオ豆からどうやってチョコレートが作られるか、ヨーロッパで普及していくまでの歴史等、チョコレートの知られざる歴史について書かれた本。
  • ミルクと日本人 近代社会の「元気の源」
    日本における牛乳の歴史を書いた本。日本での牛乳活用は奈良・平安時代に作られていた「蘇」が最初だが、これは途絶えてしまったので、実質的には開国後からとなる。日本における牛乳の歴史を見ると、文化や産業がどのように発達していくかを見ることができて面白い。

    牛乳の特徴的なところは、その栄養価の高さから福祉...続きを読む
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
     「○○の世界史」シリーズ。一つの物にフォーカスして見ることで、単なる事項羅列、年号暗記だった歴史が物語になる。チョコレートに関しては、砂糖と同様に大航海時代から大きな変化が生じる。面白いのはカトリック圏とプロテスタント圏とでチョコレート(ココア)の生産体制、消費スタイルが異なる方向に進んでいったこ...続きを読む
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
    コンパクトによくまとまっている。ただ、多少はイギリスの歴史が分かっていないとつらいかも。
    カカオ、ココア、チョコレートを縦軸に、植民地経済、世界システムが形成され、工業国家、福祉国家に変遷していく様子がよく分かった。
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
    表題通り、中南米のカカオ豆が、大航海時代にヨーロッパに渡りココアになり、産業革命によってチョコレートとして展開していく流れが良く分かりますね。
    筆者の専門分野かと思われますが、途中からイギリスの産業革命の工場の話に流れてしまい、何の本だか、って印象もして、近代チョコレートの話が少し物足りない感じもあ...続きを読む
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
    タイトルのおもしろさに惹かれて手に取ってみた。チョコレート好きなのも理由の一つかも。現在のチョコレートになるまでの過程を、様々な歴史的背景と交えて知ることができた。チョコレートがこんなにも歴史と深く結び付いているとは思いもよらなかった。
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
    なぜか意外と知っていたチョコレートの歴史。とは言えもちろん、初めて知ることもちらほら。
    お茶とコーヒーとチョコレートってほぼ同時期にヨーロッパに入って来たんだけど、他の2つよりはいまいち席巻しなかったんだよね。そのあたりの関係も整理できて、ちょいとすっきり。

    最近『〇〇の世界史』を何冊か読んで、歴...続きを読む
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
    後半は20世紀前半の福祉中心の話とキットカットの話になる。高級チョコより、労働生産物としてイギリスのチョコ史を見れて面白い。ただ、チョコの世界史というかイギリス史なのは留意点、
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
    褐色のダイヤ、カカオ。薬品か食品かでカトリック内で論争も。貨幣価値としては、同時代の砂糖やコーヒーとはどう違うのか。とりあえず第2章まで。