チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石

チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石

858円 (税込)

4pt

カカオは原産地の中米では飲み物であると同時に薬品であり、貨幣にもなった。ヨーロッパに到来したときも、この珍貴な実の食用について激論が交わされたが、一九世紀にはココアパウダーや固形チョコレートが発明・改良され、爆発的に普及する。イギリスの小さな食料品店だったロウントリー家もまた、近代的なチョコレート工場を作り、キットカットを開発、世界に販路を拡大するが…。ヨーロッパ近代を支えたお菓子の通史。

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チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    チョコレートの原料はカカオ豆です。
    中南米では昔から薬として摂取されていたそうです。
    それが、ココアとしてヨーロッパに伝わり、チョコレートができました。
    キットカットのロウントリー社の歴史が書かれていて、この会社は社員のための学校や住宅街などを作ったりととても誠実な経営をしていたようです。
    その誠実

    0
    2024年12月10日

    Posted by ブクログ

    イギリスにおけるチョコレート産業の成立と展開をロウントリー社のキットカットから見ていく一冊。

    中米のカカオ生産の歴史から始まりヨーロッパへの伝来の過程も追いかけているので、この一冊でカカオとチョコレートの世界的展開を概観できる。
    歴史や流通・経済・産業・労働者の話が中心になってくるけど、会社の名前

    0
    2021年07月01日

    Posted by ブクログ

    チョコレートというものが、アステカからマヤにかけて生まれ、ヨーロッパの植民地であったことから、スペイン、ポルトガルに広まり、フランスのルイ14世がスペインのハプスブルク家のマリーテレーズと結婚して、ココアがフランスに広まり、イギリス、オランダがやがて独占して、世界に広まっていったことが面白かったです

    0
    2016年05月28日

    Posted by ブクログ

    自分の興味あるところとそうでないところで面白さが全然違ったけど、特にキットカットのところがやっぱり面白かったな、読む手がスイスイ進んだ。
    と思ったら作者もここは力を入れたところらしい。伝わりました!

    0
    2025年07月09日

    Posted by ブクログ

    4章以降くらいから特に面白かった。単なる嗜好品ではないチョコの側面を知れた。正直言って、かつて先住民や黒人をこき使って生産されていた歴史があるから、現代に至るまでも大なり小なり似たようなものだと読む前は思っていた。

    しかし、この本を読んで認識が変わった。
    クエーカー教徒の自己規律的な精神がチョコレ

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    武田尚子氏が2010年に刊行した歴史書。

    『砂糖の世界史』や『茶の世界史』と同様にチョコレート(カカオ)というモノからみた歴史書である。

    チョコレートも砂糖も茶もやはり大航海時代から世界に広まり、各時代や地域によってさまざまな使われ方をしてきた。

    物流からの経済史からの視点や労働者からみた歴史

    0
    2023年09月24日

    Posted by ブクログ

    ホットココアをお供に読みました。キットカットも用意しておけばよかった。

    著者と目次からなんとなく察していましたが、世界史と銘打つにはロウントリー社とイギリスに特化しすぎな感。それで一冊書いても面白い本になったのではと思います。
    世界史部分を知りたいだけなら、終章の綺麗な要約を先に読めばいいかもです

    0
    2021年02月06日

    Posted by ブクログ

    カカオ原産地中南米、スペイン侵攻により現地人が減少した為黒人奴隷が過酷な労働を担うことに。初めてココアを作った蘭バンホーテン、スイスでミルクチョコレート作りに成功したネスレ、キットカット大成功の英国などプロテスタント諸国。ココアとチョコレートの甘いだけではないちょっとビターな歴史。チョコレートを食

    0
    2020年10月20日

    Posted by ブクログ

    チョコレート・ココアの歴史がよく分かる名著。ただし、後半はチョコ産業を通した社会構造の変化に重きを置き過ぎてて、チョコマニアとしてはもっとチョコに特化して欲しかった。

    0
    2018年06月05日

    Posted by ブクログ

    19世紀までは、(チョコレートの原料である)カカオはとても希少価値が高く、「薬」として摂取されていた。20世紀になって量産体制が整ってから「スイーツ」としてのチョコレート・カカオが普及したそうです。
    書籍の後半の主役は英ロウントリー社のKit Kat。戦時下では、十分な材料が確保できなかったために、

    0
    2018年05月26日

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