チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石

チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石

ビジネス・実用
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カカオは原産地の中米では飲み物であると同時に薬品であり、貨幣にもなった。ヨーロッパに到来したときも、この珍貴な実の食用について激論が交わされたが、一九世紀にはココアパウダーや固形チョコレートが発明・改良され、爆発的に普及する。イギリスの小さな食料品店だったロウントリー家もまた、近代的なチョコレート工場を作り、キットカットを開発、世界に販路を拡大するが…。ヨーロッパ近代を支えたお菓子の通史。

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チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ロウントリー家とクエーカーにとても興味が湧いた。ぜひ私もシーボームのようになりたい。また、クエーカーの自律、時間、自己研鑽を大切にするという考え方は、分かっていながらもなかなかできていないので、私もぜひ心に留めておきたい。

    0
    2026年06月18日

    Posted by ブクログ

    チョコレートの原料はカカオ豆です。
    中南米では昔から薬として摂取されていたそうです。
    それが、ココアとしてヨーロッパに伝わり、チョコレートができました。
    キットカットのロウントリー社の歴史が書かれていて、この会社は社員のための学校や住宅街などを作ったりととても誠実な経営をしていたようです。
    その誠実さの表れが、キットカットの包装紙に、今は戦時下なので、キットカット本来の原料では作れないけど、できるだけ近い味にしてあります、というような但し書きが書かれていたそうです。
    この話を読んで、前よりももっとキットカットが好きになりました。
    Have a Break, Have a KitKat!

    0
    2024年12月10日

    Posted by ブクログ

    イギリスにおけるチョコレート産業の成立と展開をロウントリー社のキットカットから見ていく一冊。

    中米のカカオ生産の歴史から始まりヨーロッパへの伝来の過程も追いかけているので、この一冊でカカオとチョコレートの世界的展開を概観できる。
    歴史や流通・経済・産業・労働者の話が中心になってくるけど、会社の名前も商品の名前も身近なものが多いので、内容も入ってきやすい。

    ロウントリー社の資料を使っているから当然とはいえ、労働者問題や販売戦略等々、卓越した企業であったことがよくわかった。

    0
    2021年07月01日

    Posted by ブクログ

    カカオ豆から始まり、植生や古代の活用方法、チョコレートの誕生はもちろん、宗教やビジネスの近代化、商戦など、世界史にこだわらない多方面の話題が散りばめられており、各所で物足りなさを感じるくらい、どの話題をとっても興味の尽きない一冊でした。
    これはこれで、コンパクトにまとまっており読みやすいのですが、各所を肉付けした強化版があればぜひ読みたいところです。

    個人的には、クエーカー教を中心に業界が発展していく様と、冒頭のカカオ豆の品種の話が特に印象に残りました。

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

     チョコレートの世界史という表題に嘘偽りなく、地理的、時制的にも丁寧な解説がされていて大変面白かった。
     その一方で、話題の中心は近代史になっていて、重商主義をメインに据えた経済史という感じもする。チョコレート工場の成り立ちや、労働者の権利、時代背景に翻弄されるチョコレートという世界商品の位置づけなどが興味深い。同じ世界商品として、ほぼほぼセットで存在する砂糖、似た効能を持つが故に履歴が似ている珈琲、酒・アルコール、特にアルコールの持つ負の面を補う代替えとして期待されていたことなどは、なるほどと腑に落ちる部分もあった。
     また、そうした背景を知っていると『チャーリーとチョコレート工場』という作品を、素朴な娯楽作品として受け取れない部分が生じる。ある種のグロテスクさを感じてしまうのは、繊細が過ぎるかもしれない。
     青いパッケージのキットカットの逸話には、著者の偽らざる本音が覗き見える。
     反戦新書として読むのも、また面白いと思った。

    0
    2026年03月25日

    Posted by ブクログ

    チョコレートの世界史というタイトルではあるが、読み終えた感想としては”キットカットの世界史”とも言えると感じた。

    確か”コーヒーが廻り 世界史が廻る”(臼井隆一郎著)にもあったが、世界中で航海されるようになり、植民地化やインディオや黒人の奴隷化などを経て、時代と共に様々なものが変容していくのは常なのだろう。

    貿易、労働環境、業界再編、そしてクエーカーなど宗教の視点も触れてあるため、読み応えのある一冊であった。

    0
    2025年12月28日

    Posted by ブクログ

    自分の興味あるところとそうでないところで面白さが全然違ったけど、特にキットカットのところがやっぱり面白かったな、読む手がスイスイ進んだ。
    と思ったら作者もここは力を入れたところらしい。伝わりました!

    0
    2025年07月09日

    Posted by ブクログ

    4章以降くらいから特に面白かった。単なる嗜好品ではないチョコの側面を知れた。正直言って、かつて先住民や黒人をこき使って生産されていた歴史があるから、現代に至るまでも大なり小なり似たようなものだと読む前は思っていた。

    しかし、この本を読んで認識が変わった。
    クエーカー教徒の自己規律的な精神がチョコレートの発展に寄与したことや、キリスト教圏内において少数派の信者達の相互扶助の精神が、労働者の福祉や、社会への福祉に貢献したという事実はとても興味深かった。

    キットカットの歴史は筆者が語りたかったことであろうと推測されるが筆が乗っていて楽しかった。ぜひ読んでほしい。読んだ後は何気なく食べているチョコレートの奥行きを感じることができるようになっていると思う。

    あと個人的な感想としては、熱帯付近で育つカカオが、熱帯付近というよりは涼しい気候向きのチョコに加工されるのも面白い。

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    武田尚子氏が2010年に刊行した歴史書。

    『砂糖の世界史』や『茶の世界史』と同様にチョコレート(カカオ)というモノからみた歴史書である。

    チョコレートも砂糖も茶もやはり大航海時代から世界に広まり、各時代や地域によってさまざまな使われ方をしてきた。

    物流からの経済史からの視点や労働者からみた歴史などチョコレートに秘められた歴史は奥深く面白いです。

    0
    2023年09月24日

    Posted by ブクログ

    ホットココアをお供に読みました。キットカットも用意しておけばよかった。

    著者と目次からなんとなく察していましたが、世界史と銘打つにはロウントリー社とイギリスに特化しすぎな感。それで一冊書いても面白い本になったのではと思います。
    世界史部分を知りたいだけなら、終章の綺麗な要約を先に読めばいいかもです。

    0
    2021年02月06日

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