大木康のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
立身出世という言葉は、今の時代にはあまりフィットしなくなっているかもしれない。
少なくとも日本では、貧富の差は少なくなって、貧しい中から努力や運に恵まれて見出されて政治の中心に…といったことは聞かなくなっている。
ただ、そんな志は今の世でもとても大切だと思う。
「自分が世界を変えてやる」
そう思って日々を過ごすこと。
そういう人がいれば、周りを動かし、世の中は変わっていく。
『史記』に出てくる人物たちは、皆それぞれに方向性は違えど覚悟が決まっている。
簡単に自分の命を投げ打って、自分の信じる人やことに力を尽くす。
今は命を投げ打つことはないが、自分の信じる道をひたすら全力で進むことは、見習わなければいけない。
本書で語られる『史記』の中でよく見られるのは、名を残す人は「誰かに見出される」こと。
見出されるには、色々なやり方がある。
ただ、努力を重ねていたり、才能があったり、色々やり方はあれど、共通するのは、他人からの評判だ。
今の世でも、「あの人はしっかり働く」「あの人は裏では手を抜いている」と、人の声によって印象が大きく変わることは変わらない。
むしろ、SNSや転職サイトがあることで、そんな「他人からの評価」の影響力は増しているかもしれない。
良い評価を得られるように行動を積み重ねていけば、誰かに見出され、さらに自分でも想像していないところへ行けるかもしれない。
大志を抱き、愚直に努力を続けることで、世界から見出される。
そんなことを本書を読み考える。
そして、私もそうあれるように努めていきたい。