堀井和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
堀井さんの本の中で一番自然体な文章。
堀井さんと言えば、ヨーロッパな感じなんだけれど、これは基本ご主人の実家秋田をはじめとする東北の衣食住のシンプルな美しさを集めている。
しかし、表紙の秋田のかごやら民芸品がなんとも欧州。なんともフランス。なんとも北欧でおしゃれ。
白い雪が田んぼの上にふりつもっている風景すら、どこか遠い国の童話の世界のようにうつる。
モロコシとかキンマンというお菓子も、写真で見ると、ウェハースやマカロンに見えてきそうだから不思議だ。
駅前のまんじゅうとスタンドのコーヒーが、パリの街角でカフェオレ飲んでいるような感じなのは、どちらも異邦人の美意識がそこに共通している。
くたびれ -
Posted by ブクログ
読書録「ある日のメニュー」3
著者 堀井和子
出版 筑摩書房
p75より引用
“季節季節に自然に育ったもののとりたてが、
しかも新鮮なものが山盛りで安く手に入る、
そんな野菜環境のいいところに住みたいもの
です。”
目次から抜粋引用
“塩/塩できまる
太白ごま油/煮物の味、家庭の味
山菜とみそ/秋田の味
米/やっぱり好きなご飯のメニュー
パン/マンハッタンで懐かしいパンと”
料理スタイリストである著者による、日々
の食事を記したレシピとエッセイ集。
過去他社刊行作、加筆文庫版。
主菜からデザートまで、ちぎり絵イラスト
と共に書かれています。
上記の引用は、著者の野菜の思